「大和撫子」の意味とは?語源・由来・使い方などもあわせて紹介
更新日:2024年08月31日
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
最後に、少し長い表現ですが、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」があります。大和撫子と同じく、日本女性の立ち居振る舞いや清楚な美しさを褒め称える言葉です。
立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)歩く姿は百合の花とは、芍薬も牡丹の花も美しく、百合は清楚な花であることから、美しい人の姿や立ち居振る舞いを花にたとえている言葉です。
芍薬は立って見るのが一番美しく、牡丹座って見るのが一番美しく、百合は歩きながら見るのが美しいといわれていることから、このような言葉が生まれました。大和撫子と同じような意味です。
ただ、容姿のみに対する言葉であることは注意が必要でしょう。
「大和撫子」の対義語
「大和撫子」の対義語は、「男の中の男」などです。「大和撫子」が、男性の後ろを歩くような控えめな女性を意味しているためです。そのように考えると、男性は「大和撫子」のような女性に支えられて生きているという解釈の仕方をすることもできます。
益荒男(ますらお)という言葉も「大和撫子」の対義語です。益荒男(ますらお)とは、いい男・立派な男性・勇気がある男性・強い男性を意味する言葉です。男の中の男という意味で、大和撫子の反対語です。語源は、かつて朝廷に仕えていた官僚の役職名です。
「大和撫子」の英語表現
「大和撫子」そのままの意味の英語表現はありません。単に「beauteiful」「pink」とも言い表されます。
英訳は「the flower of Japanese womanhood」「the ideal Japanese woman」となっています。
「大和撫子」の意味について理解しよう
「大和撫子」の意味や特徴についてご紹介しました。漠然としたイメージの大和撫子も、深く理解してみれば本当に魅力的な女性だということがわかります。
現代においても、皆に愛される女性というのは素敵です。ぜひ意味と特徴を理解し、現代版の大和撫子を目指しましょう。
いつの時代も、素敵な女性が必要とされます。外見・内面、両方の魅力を持つ、大和撫子のような女性を目指しましょう。周囲も自分自身も幸せにする存在はとても素敵です。
人は、自分自身を理解することで自信が持てるようになります。自信が出ると余裕が生まれます。余裕が生まれると周囲のことを考えて行動できるようになります。自然と周囲から感謝されるようになり、大和撫子のような素敵な女性になれます。
あなたが男性なら、大和撫子に釣り合う、頼もしい男性になってください。
初回公開日:2018年02月04日
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