Search

検索したいワードを入力してください

「怒涛」の意味と使い方・由来・「怒濤」との違い・類義語

初回公開日:2018年01月27日

更新日:2020年07月22日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「怒涛」と「怒濤」はどちらが正しくてどちらが間違っているのか、どのように使い分ければ良いのか、そしてその意味を理解できていない方は多いでしょう。この記事では、「怒涛」と「怒濤」の意味や由来、その違いについて解説しています。ぜひご覧になってください。

「怒涛」の意味と使い方

「怒涛」とは、「荒れ狂う大波」や「激しく打ち寄せる大波」という意味です。「迫りくる緊迫したイメージ」が感じられる単語です。「怒涛」を使った表現に、「怒涛の日々」のように直訳的なフレーズや、「怒涛のように」「怒涛の勢いで」などのような比喩的表現があります。

怒涛の一週間

「怒涛の一週間」とは、「迫りくる緊迫した一週間」という意味です。勢いに圧倒されて、切羽詰まっている感じが伝わってきます。慌ただしく過ごした一週間は時間の感覚も薄れていきます。荒波に追い立てられるにようせわしなく過ぎていったことが想像される、たいへん緊迫した表現方法です。

「怒涛」の意味の由来

「怒涛」の由来については、特に故事などは見当たりません。そこで、「怒涛」という漢字の本来の意味を探っていきます。「怒涛」とは、「荒れ狂う波」や「激しく打ち寄せる波」という意味で、凄まじい勢いを表す単語です。

「怒涛」の「涛」とは、「大波」を表す漢字で「濤」とも書きます。「さんずい」と「長く繋がっているという意味の字」の組み合わせで、合わせて「大波」という解釈になります。

この「涛」という字に、「怒る」という漢字を組み合わせることで、「まるで怒っているかのような大波」という意味になります。

「怒涛」と「怒濤」の意味の違い

「怒涛」と「怒濤」の違いとは一体何なのでしょうか。ネットや紙媒体の辞書を用いて検索をかけても、「怒涛」の方は存在しない場合が多く、「怒涛」ではなく、「怒濤」の方がよくみなさんも見る機会が多いでしょう。

「では「怒涛」という漢字は存在しないのか」と言われれば、決してそうではありません。「怒涛」と「怒濤」、どちらも同じ読み方ですが、漢字が少し違います。もしも同じ意味であるのであればどちらを使うのが正しいのかと迷う方も少なくないはずです。

「怒涛」と「怒濤」、皆さんがしっくりくるのはどちらの「どとう」でしょうか。実はこのどちらがしっくりくるかこないかがとても重要なことです。

意味の違いはない

我々が馴染む深く感じることができるのは「怒濤」ではなく、「怒涛」でしょう。

しかし正式な字は実は「濤」の方であり、「涛」ではありません。「涛」はいわゆる略字と呼ばれています。

「怒涛」の意味の類語

「怒涛」の類語として存在する漢字は言葉は、さまざまですが基本的に「激しい」という意義を持っています。今回ご紹介するのは「波瀾」と「激動」の二つだけですが、そのほかにも「怒涛」の類語は数多く存在しています。

「暴動」や「激変」、「動乱」なども「怒涛」の類語に含まれます。もちろんこの記事でご紹介している類語以外にも「怒涛」と似た意味を持つ漢字はあります。詳しく知りたい方は「類語辞典」などを参考にすると良いでしょう。

仕事だけに限らず、趣味や創作活動にも類語の知識というのは非常に役立ちます。今回の「怒涛」と「怒濤」の違いのように自分が知らなかっただけで実は世間では当たり前になっている事柄は必ずあります。ぜひ参考にしてください。

「波瀾」

「怒涛」の類語の一つ目は「波瀾」です。意味は「事態に変動が生じること」を指します。例文は「波乱の人生の幕開け」や「何の波瀾も起きることなく試合は終わった」などです。また「波瀾」は「波乱」とも書くことができ、「怒涛」と同じく読み方や意味は全く同じです。

「激動」

「怒涛」の類語の二つ目は「激動」です。意味は「激しく揺れ動くこと」や「事態が激しく動くこと」を指し、特に社会情勢といった「~時代」「~期」として使われます。例文は「激動する社会情勢」や「激動する時代」などがあります。

使う機会が多くなればなるほど?

今回の「怒涛」や「怒濤」の意味だけに限らず、意味は同じでも漢字が2種類あるというケースが多々あります。例を挙げると「つかむ」がそれにあたります。正式に使用されるのが「摑む」に対し、我々が目にするのは「掴む」です。

「怒涛」の意味と同じく、旧字や新字体というわけではなく、「摑む」が正式に使用されていたのに対し、「掴む」がビジネスなどでよく用いられることから水準が変わっただけです。皆さんがよく使うパソコンやスマホでも最初に「つかむ」で変換したときにでてくる漢字は「掴む」の方でしょう。

我々が普段使っていない漢字でも使われる機会が多くなれば、意味は同じでも知らず知らずのうちに漢字が変更されている場合があります。また、変更された際にどちらが間違っているか正しいかではなく、どちらが多く利用されているかを基準としています。

Latests