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「怒涛」の意味や使い方は?類語や言い換え・英語表現もあわせて紹介

更新日:2024年11月08日

「怒涛」という言葉をご存じでしょうか。この記事では意味や言い換えなどの基本情報に加え、英語表現まで「怒涛」について幅広く紹介します。「怒涛」を熟知し、ビジネスや日常生活で当たり前に使用できるようになりたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

「怒涛」を含む言葉はネットで調べてもあまり出てきません。ここで紹介する「夏怒涛」や「疾風怒涛」は使う場面が限定される言葉ですが、この機会にぜひ理解していってください。

夏怒涛

「夏怒涛」は夏の季語として俳句で使用される言葉です。「なつどとう」と読みます。

「夏怒涛」は「炎天下、紺碧に輝く海から、白い波頭を立てて海岸に打ち寄せる波」という意味を持ちます。

「炎天下」から温度、「打ち寄せる波」から音が伝わるなど、「夏怒涛」という言葉一つで様々な情景が浮かびます。

夏怒濤
読み方:ナツドトウ(natsudotou)

炎天下、紺碧に輝く海から、白い波頭を立てて海岸に打ち寄せる波

季節 夏

分類 地理

出典: https://www.weblio.jp/content/%E5%A4%8F%E6%80%92%E6%B6%9B... |

疾風怒濤

18世紀後半に見られた革新的な文学運動「シュトゥルム・ウント・ドラング」が日本語で訳された言葉です。「しっぷうどとう」と読みます。

意味は、「強い風と荒波の様子」や「時代が大きく変わっていくこと」を指します。
上記の意味を持つことから、とても困難な様子を比喩的に表現するときにも使用されるのです。

また、「狂瀾怒涛」とも書くことができ、「疾風怒涛」と類似して世の中の情勢を言い表す言葉として使います。

「怒涛」の類語・言い換え表現

「怒涛」の類語・言い換えとして存在する言葉は、様々ですが基本的に「激しい」という意義を持っています。ここで詳しく見ていきましょう。

波乱

「波乱」の意味は「事態に変動が生じること」を指します。例文は「波乱の人生の幕開け」や「何の波乱も起きることなく試合は終わった」などです。また「波乱」は「波瀾」とも書くことができ、読み方や意味は全く同じです。

激動

「激動」の意味は「激しく揺れ動くこと」や「事態が激しく動くこと」を指し、特に社会情勢といった「~時代」「~期」として使われます。例文は「激動する社会情勢」や「国が内乱で激動する」などがあります。

激変

「激変」の意味は「事態が激しく変化すること」を指します。例文は「近年で状況は激変した」「ランニングによって体重が激変した」などです。また、「激変」は「劇変」とも表すことができ、意味や読み方は「激変」と同じです。

暴動

「暴動」の意味は「乱暴な行動」や「群衆が引き起こす騒動」のことを指し、具体的には一揆や打ちこわしなど、反乱のことを言います。例文は「暴動が起こった」や「暴動を煽る」などです。

「怒涛」の対義語

荒れ狂うイメージを持つ「怒涛」の対義語ですので、穏やかなイメージのある言葉が挙がります。その中でもこの記事では「安定」「安寧」「さざ波」について紹介します。

同じ対義語でも「安定」「安寧」の違いはよく分からないですよね。ここでは「安定」と「安寧」の違いを含めて紹介します。

次のページ:「怒涛」の英語表現

初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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