「アイコニック」の意味と使い方・語源・ファッション・スラング
更新日:2024年07月21日
「アイコニック」の意味と使い方は?
「アイコニック」の意味は?
「アイコニック」は、もともと英単語です。英語で「iconic」と書きます。意味は「肖像の」「偶の」「伝統的形式の」などです。インターネットが一般的になった現在では、アイコンと聞くとイメージが湧きやすくなりますが、アイコンと言われているものは、アイコニックとだいたいの意味は同じです。アイコンとアイコニックの違いは後ほど説明します。
アイコニックには、大まかにふたつの意味があり「肖像の」と「伝統形式の」です。まず肖像とは、「肖像画」と使われているように「人物の絵、写真、彫刻」のことです。このことから、人物を特定することのできる絵や写真のことをアイコニックと意味します。
次に伝統形式とは、「古くから伝わる習慣、しきたり」のことです。たとえば、日本でいうと、節分の豆まきやお盆のお墓まいりなど、他にもざまざまなことがありますが、これらは伝統形式という意味での日本のアイコニックになります。
「アイコニック」の使い方は?
「アイコニック」の意味が大まかにふたつあるので、それぞれの意味での使い方を紹介していきます。
肖像
肖像という意味でのアイコニックの使い方は、その肖像の人物の顔を見ただけで「この人は〇〇の人だ」と、特定のものが連想される使い方をします。たとえば、野口英世、樋口一葉、福沢諭吉などの画像を見せられたとき、名前はすぐに出てこなくても「お札に描かれている人」と一瞬でわかります。この3人の顔は、お金のアイコニックとして使われています。
他には、ケーキ屋さんの不二家にはペコちゃんがいますが、ペコちゃんは不二家のアイコニックです。ペコちゃんを見ればケーキやキャンディのミルキーが連想されるでしょう。
アイコニックの肖像は、その人物の顔を見ればある特定のものが連想されるように使います。なので、アイコニックとなる肖像を一度決めたら、末長くその道で使い続ける覚悟が必要でしょう。
しきたり
しきたりとしてのアイコニックの使い方は、まず、日本でいうと古くからの習慣としてある茶道、書道、柔道などの「道」の付くことがらなどです。これらを説明するときに「日本のお稽古のアイコニック」と使うことができます。さらに、お稽古や習い事などで「道」の付くものは、共通して礼儀作法に厳しい面があり、この礼儀作法が日本人のアイコニックになっています。
それは、「おじぎ」や胸の前で「手を合わせる」ことです。これらのジェスチャーは、外国人から見ても日本人とわかるくらい、アイコニックな習慣です。このように「誰のこと、何のこと」がわかるような特有の習慣このともアイコニックとして使うことができます。
他には、お花見、ひな祭りの飾り、鯉のぼりなども日本のアイコニックなしきたりとして使うことができるでしょう。
「アイコニック」の意味の語源は?
「アイコニック」の意味の語源は、ギリシャ語にあります。ギリシャ語の「eikon」という言葉で、「類似」の意味を持ちます。これが英語の「icon(アイコン)」となり使われるようになりました。
「アイコン」とは「アイコニック」を略した意味ではありません。アイコンは名詞で「肖像」「図像」「類似記号」などの意味があります。肖像そのものがアイコンです。アイコニックは形容詞で「肖像の」の意味です。肖像であるようすを表したいときに使います。
ファッションでの「アイコニック」の意味と使い方は?
ファッションでの「アイコニック」の意味
ファッションでの「アイコニック」の意味は、大きく分けて「ファッションの肖像」と「ファッションの習慣」という意味に分けることができます。
まず、ファッションの肖像とは、ファッションリーダーのような人のことで、その人の存在が、ある特定のファッションのジャンルを表すような意味です。なので、ファッションリーダーの顔自体がアイコニックという意味になります。
次にファッションの習慣とは、ファッションには時代によってトレンドがあります。そのトレンドが「今年のファッションのアイコニック」という意味になります。つまり、流行っているスタイル、流行っているファッションアイテムのことをアイコニックと意味します。
ファッションでの「アイコニック」の使い方は?
ファッションでの「アイコニック」の意味は、大きく分けてふたつに分けることができるので、それぞれの意味での使い方を説明していきます。
ファッションリーダー
初回公開日:2018年02月05日
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