「酩酊」と「泥酔」の意味と使い方の違い|4段階の「酔い」とは
更新日:2024年07月23日
「酩酊」と「泥酔」のそれぞれの意味
「酩酊」と「泥酔」はどちらも酔いの状態を表す言葉ですが、それぞれ具体的にどういった違いがあるのかご存知でしょうか。
「酩酊」と「泥酔」それぞれの意味や具体的な違い、また「酩酊」と「泥酔」以外の酔いの状態を表す言葉などをご紹介していきます。
「酩酊」とは
「酩酊」はお酒に酔った状態を表す言葉で、「ひどく酒に酔う」という意味を持つ「酩」と「酒に酔う」という意味を持つ「酊」を合わせた熟語です。「酩」「酊」どちらも酔うという意味を表している同義語になります。
ひどく酒に酔うこと。「度を過ごして酩酊する」
出典: https://kotobank.jp/word/%E9%85%A9%E9%85%8A-643125 |
「酩酊」の読み方
「酩酊」は「めいてい」と読みます。昔は「めいでい」と読むこともありました。
「酩」と「酊」、それぞれの言葉単体では普段目にすることも少なく、なじみの少ない漢字です。字を構成するつくりの部分である「名」と「丁」を音読みすると覚えるとよいでしょう。
「酩酊」とはどんな状態なのか
「泥酔」とは
次に「泥酔」について見ていきましょう。「泥酔」とは「正体をなくすほど、ひどく酔うこと」という意味です。1人で歩こうとしてもフラフラして千鳥足となったり、またはどの場で歩けなくなって座り込んだり、倒れこんだり、外や中に関係なく寝てしまったり、呂律が回らなかったり、意識がしっかりしていなかったりします。
正体をなくすほど、ひどく酔うこと。「泥酔するまで飲む」「泥酔状態」
出典: https://kotobank.jp/word/%E6%B3%A5%E9%85%94-574360 |
「泥酔」の読み方
「泥酔」は「でいすい」と読みます。「泥」と「酔」の字のいずれもを音読みで読む熟語です。
ただ、「泥」という字がついているだけに、「どろよい」という間違った読み方をしてしまう方も少なくありません。そのため、間違えてしまいそうな場合は、両方とも音読みで読むというポイントを心がけるようにしましょう。
「泥酔」とはどんな状態なのか
泥酔した人のおかれている状態を、専門用語で「泥酔状態」といいます。泥酔状態に陥った場合、まずは自力で満足に立って歩くことができず、他の人のサポートが不可欠となります。さらに意識もはっきりしない状態になるうえ、話す言葉も論理性を欠いたものとなります。
ちなみに、それ以上ひどくなると昏睡の状態にまでなり、最悪の場合死亡することもあります。
初回公開日:2018年01月27日
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