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「酩酊」と「泥酔」の意味と使い方の違い|4段階の「酔い」とは

更新日:2024年07月23日

お酒にひどく酔った状態を「泥酔」と言いますが、似た言葉に「酩酊」があります。「酩酊」と「泥酔」にはどのような違いがあるのでしょうか?今回は「酩酊」と「泥酔」それぞれの意味や使い方の違い、また酔いの状態を4段階に分け表現した言葉を紹介していきます。

「酩酊」と「泥酔」の違いとは

「酩酊」と「泥酔」の違いは酔いの段階の違いであり、「酩酊」から「泥酔」へと進行します。また「酩酊」と「泥酔」はアルコール血中濃度にてそれぞれの状態が明確に定義されています。

さらに酔いの状態はアルコール血中濃度の数値により4段階で区別されています。それぞれの内容を確認していきましょう。

アルコール血中濃度での違い

「酩酊」状態は、血中のアルコール濃度が0.16~0.30%の状態を指します。この状態は、瓶ビール3~6本分(中ビン換算)に相当します。

「泥酔」状態は、血中のアルコール濃度が0.31~0.40%の状態を指します。この状態は瓶ビール7本から10本分(中ビンサイズ)に相当します。

4段階の「酔い」

アルコールを摂取したことによる酒酔いの状態は、段階的に「ほろよい」「酩酊」「泥酔」「昏睡」の4種類で分けられます。これらはお酒を楽しく味わえる状態(お酒の飲み始め)から命の危険がある状態まで表しています。

それぞれではどのような状態なのか、判断基準となるおおよそのお酒の摂取量を含めた例をご紹介します。普段の飲み会などで、自分や同席者が今はどの段階なのか、判断するうえでの参考にしてください。

お酒に酔う段階

出典: https://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/kids/library/page... |

ほろ酔い

お酒の量:ビール中瓶1~2本
・さわやかな気分になる
・皮膚が赤くなる
・陽気になる
・判断力が少し鈍る

「ほろ酔い」はお酒の飲み始めから少し経った状態です。良い気分になったり、陽気になるなどお酒を一番楽しめている状態と言えるでしょう。

酩酊

お酒の量:ビール中瓶3~6本
・千鳥足になる
・何度も同じことをしゃべる
・呼吸が速くなる
・吐き気が起こる

「酩酊」は楽しい状態を超え、俗に言う「飲みすぎ」に移行しているの状態です。動きが緩慢になったり、吐き気が起こるなど体調の面で明らかに悪影響を及ぼします。

泥酔

お酒の量:ビール中瓶7~10本
・まともに立てない
・記憶がはっきりしない
・ことばがめちゃくちゃになる

「泥酔」は「酩酊」をさらに越えた体調面での悪影響が出てきます。お酒を飲んでいる本人が、今どのような状態か自覚できているかもわからない程の酔いなので、周りの人が目を離せない域まで達しています。

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初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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