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「お世話様でした」の意味と使い方・敬語・目上の人への使い方

更新日:2024年04月12日

「お世話様でした」とはどのような意味なのでしょうか?また、ビジネスシーンで使っても良いのでしょうか?このページでは、「お世話様でした」の意味や使い方、敬語表現やシチュエーション別の使用方法などをご紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

どんな時に使う?「お世話様でした」の意味・使い方

日本語は、言葉の種類やバリエーションが幅広く、さまざまな種類やタイプの言葉を使って、文章を書いたり会話をしたりしています。辞書などに掲載されている正式な言葉の他にも、略語や横文字の言葉、造語などを使用するケースもあります。

正式な文章やスピーチなどでは、辞書に掲載されているような公の言葉を使用した方が確実だと言えるでしょう。しかし、日常的な会話や気心が知れた人とのコミュニケーションにおいては、辞書などに掲載されていない略語などの言葉を使用した方が、ナチュラルでスムーズなやり取りができる可能性もあります。

今回は、「お世話様でした」という挨拶をテーマにして、意味や使い方、敬語表現やさまざまなシチュエーションにおける使用方法などを考察・ご紹介していきます。

「お世話様でした」の意味・使い方

「お世話様でした」という言葉に対しては、音の響きからして、少々フランクであったり砕けていたりするイメージを持つ方も、少なくないでしょう。実際のところ、「お世話様でした」という言葉は、どのようなニュアンスが含まれており、どう使えば良いのか、気になるところです。

そこでまずは、「お世話様でした」というフレーズに含まれている、基本的な意味やニュアンス、一般的な使い方などについて考えていきましょう。

「お世話様でした」の意味

早速、「お世話様でした」というフレーズに含まれている、基本的な意味やニュアンスについて考察していきます。

「お世話様です」という言葉に関しては、「weblio辞書」にて、以下の引用のように解説しています。引用の内容から、「お世話様です」という言葉には、自分のために何かをしてもらった相手や、苦労や迷惑をかけた相手などへの、感謝の気持ちが含まれていることが読み取れます。また、正式な挨拶ではなく、略語や略式である可能性が高いとされています。

「お世話様でした」という言葉は、「お世話様です」の過去形であると言えるでしょう。ですから「お世話様でした」という言葉には、お世話になった相手への感謝を伝える意味があると言えそうです。

労力を割いて手伝ってもらったことや、日頃から何かと世話になっていることなどについて、お礼を述べる挨拶表現。どちらかというと略式の挨拶という意味合いが強い。

出典: https://www.weblio.jp/content/%E3%81%8A%E4%B8%96%E8%A9%B1... |

「お世話様でした」の使い方

「お世話様でした」というフレーズに含まれている意味やニュアンスを理解したところで、続いては基本的な使い方について考察していきます。「お世話様でした」を文章や会話で使う場合、どのように使えば良いのか考えてみましょう。

上記でもご紹介したとおり、「お世話様でした」という言葉には、お世話になった相手への感謝や労いの気持ちが含まれています。また、略式的な挨拶である可能性が高く、正式な挨拶というわけではありません。

上記のような背景から、「お世話様でした」という言葉は、気心が知れた相手や、立場が自分とあまり変わらない相手に、何かをしてもらった場合に使われることが多いと予想できます。

「お世話様でした」の敬語

何かをしてもらった人や、自分のために労力をさいてくれた相手に対して、感謝や労いの意味を伝えるフレーズである「お世話様でした」ですが、目上の人に対して使うことができる言葉なのかどうかも、知っておきたいところです。

そこで続いては、「お世話様でした」の敬語表現や、目上の人への使い方などについて考察していきます。

「お世話様でした」を目上の人に使うのは失礼

結論から申し上げると、「お世話様でした」という言い回しは、目上の人などに対して使用すると、失礼な印象を与える可能性があると言われています。

「NIKKEI STYLE」では、「お世話様でした」という言い回しについて、以下の引用のように解説しています。引用の内容から、「お世話様でした」というフレーズには、感謝の気持ちなどは含まれているものの、敬意を払っているとは言い難く、上司や目上の立場の人物に対して使うのには、フランクであり過ぎということが読み取れます。

そもそも、「お世話様でした」という言い回しを含め、略語や略式的な言い回しは、敬意が軽いと受け取られがちだと言われています。ですから、「お世話様でした」というフレーズも、上司や目上の人には、使用しないでおいた方が無難と言えるでしょう。

世話になった相手に感謝の意を表す言葉ではあるが敬意は軽いため、目上の行為に使うのは失礼になる。

出典: https://style.nikkei.com/article/DGXMZO76172660W4A820C100... |

目上の人への使い方

上記では、「お世話様でした」という言葉は、目上の人に対して使うと失礼だと受け取られる可能性があるとご紹介しました。そこで続いては、目上の人に対して、お世話になった感謝の気持ちを伝える場合、「お世話様でした」をどのように言い換えれば良いのか、敬語表現などについて考察していきます。

「お世話様でした」と同じような意味で、より丁寧な言い回しの1つとして、「お世話になりました」「大変お世話になっております」などの言い回しが挙げられます。

「お世話様でした」というフレーズは、何度かご紹介しているとおり、略語や略式と見なされるため、フランクなイメージになってしまいがちです。ですから、上司や目上の立場の人に対しては、「お世話になりました」などの、一般的かつ正式な挨拶を使用しておいた方が、無難だと考えられます。

「お世話様でした」は病院で使って良いのか?

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初回公開日:2018年02月13日

記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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