コロンビアポーズの意味と元ネタ・コロンビアポーズの使い方
更新日:2024年07月02日
「コロンビアポーズ」が気になる
「コロンビアポーズ」はご存知でしょうか。コロンビアと言えば、連想するものがいくつかあるでしょう。サッカーやコーヒー、意外と空手などもコロンビアでは盛んです。しかし、残念ながら今回ご紹介する「コロンビアポーズ」とはそういったコロンビアという国をイメージさせるものではありません。
「コロンビアポーズ」とネットで検索してみると、驚くことに国名「コロンビア」の概要や地図とはまったく関係性のない画像が表示されることに驚くことでしょう。ぜひ検索してみてください。
コロンビアポーズの意味と元ネタ
いかがでしたでしょうか。「コロンビアポーズ」はみつけられましたか。検索結果を見ると、男の人がガッツポーズを決めている画像や芸術的な絵文字のようなものが出てきたことでしょう。これはどうみても、あのガッツ石松さんからうまれたという「ガッツポーズ」している画像なのですが、これが新たに生まれた「コロンビアポーズ」です。
どういった経緯で、「コロンビアポーズ」と呼ばれるようになったのか、何が違うのかを紐解いていきましょう。
コロンビアポーズの誕生
「コロンビアポーズ」はテレビ朝日系列の人気長寿番組で「パネルクイズ アタック25」から誕生しました。2006年10月1日放送回で、男性がクイズに正解し見事優勝をきめた際のとっさにでたポーズが元ネタになっています。たまたまその回答が「コロンビア」だったことから、「コロンビアポーズ」とよばれるようになりました。
これだけでは「コロンビアポーズ」と名付けられ、画像が切り取られることもなく知られることもなかったでしょう。ちょっとしたきっかけが「コロンビアポーズ」を有名にさせました。いったい何があったのでしょうか。
「パネルクイズ アタック25」について
コロンビアポーズを生んだ「アタック25」について触れておきましょう。正式名は「パネルクイズ アタック25」で、1975年からつづく全国ネットの超長寿番組です。ジャンルはクイズ番組で一般人が参加できる「視聴者参加型であること」が特徴です。
ルールは視聴者から選ばれた4人の出場者がパネルを選んではじめて問題が出題されます。正解するとそのパネルを獲得し、オセロのように獲得したパネル同士で挟むことができればさらに色を自分の色にかえることができ、もっとも色を占有したものが勝利となります。
番組開始より司会を務められた児玉清さんの看板番組でしたが、亡くなられたことにより司会者が代替わりしたことも大きなニュースになりました。番組内での「アタックチャンス」という掛け声は芸人(博多・花丸大輔など)の物まねネタになり大衆の心をつかむほど人気があります。ちなみに、現在は谷原章介さんが司会を引き継がれています。
なぜ広まったのか
なぜここまで広まってしまったかというと、優勝した回答者の男性が番組出演後に「カンニングした」とご自身のmixiの日記にかいてしまった事、またそのアドレスがネットにさらされてしまったことから注目をあびることになりました。
全国ネット・人気長寿番組に出演し「不正」をしていたなどという情報は大問題となり、一度ひろまってしまったものは収拾がつかなくなりました。話題はネットだけでなく、新聞やテレビで取り上げられ情報は広まりつづけました。
事実確認とその後
番組広報部が確認をとったところ「仲間内の受け狙いでカンニングと書いた」と釈明され事実とは異なると否定されました。この否定により、それ以上の追及はありません。
当時、彼の日記はだれでも見れる状態になっていたそうで、その日記が引き金となり彼の日記やプロフィールは某大手掲示板にコピーされ今でも当時の日記は検索すれば容易に探し出せる状態となっています。
アドレスがさらされてしまったのは、誰の仕業なのかはわかりません。追及してみると、要因には、正解率が低いにもかかわらず優勝したことが「運の強さで優勝をみちびいた」ととらえる人や、仲間の注目をさそう「受け狙い」をする放漫な態度が災いを引き起こしたのではないかとささやかれています。
あの時の堂々たるガッツポーズはかれの望むべき枠を超え大きな某巨大掲示板のネタ「コロンビアポーズ」として活きてしまいました。
進化するコロンビアポーズ
初回公開日:2018年05月09日
記載されている内容は2018年05月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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