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2018年04月05日

「懸念事項」の意味と使い方・「懸案事項」との違い・類語

懸念事項は、私たちの生活において馴染みのない言葉です。しかしビジネスにおいては、よく用いる言葉であるため、間違った表現をしないようにしましょう。今回は、懸念事項の意味や使い方をはじめ、類義語や対義語についても解説していきます。

「懸念事項」の意味と使い方・例文は?

懸念事項は、私たちの生活ではなかなか馴染みのない言葉です。しかしビジネスにおいては使われる機会が多いので、使い間違えがないようにしっかりと意味を把握しておきましょう。

意味

「懸念事項」は、「なにかしらに対して気がかりな事柄や事項のこと」を言います。懸念には「心配や不安」といった意味があるため、そういった感情に関係のある要素として考えると良いでしょう。

使い方

懸念事項の使い方は、複数のパターンがあります。それぞれの意味を理解して使い分けていきましょう。

懸念事項があります

懸念事項は、主にビジネスをはじめとした「かしこまった場」において使用される表現です。また、「気がかりな事柄や事項」そのものを指しているため、例文としては「懸念事項があります。」という風に使うと良いでしょう。

解決すべき懸念事項があります

懸念事項は先に触れたとおり、なにかしら不安要素を対象に用いられる言葉です。ビジネスにおいては、そういった事柄や事項があらかじめ見つかった場合、解決すべき要素です。そのため、「解決すべき懸念事項があります」というような使い方をします。

懸念事項を払拭しましょう

払拭とは、「取り除くこと」を言います。懸念事項はできるだけないほうが良い要素であるため、使い方としては「懸念事項を払拭しましょう」といった使い方をしても問題ありません。

懸念事項を洗い出しましょう

懸念事項は、気がかりな事柄や事項を対象に用いられる表現です。ビジネスにおいては、そういった要素を先に洗い出すことも大切です。そのため、使い方としては「懸念事項を洗い出しましょう」という表現も可能です。

「懸念事項」の類語・言い換えは?

懸念事項にも、類語や言い換えできる言葉があります。使う時の場面や内容によって使い分けられるようにしておきましょう。

類語

懸念事項にも、似たような意味合いを持つ類語が豊富にあります。まずはそれぞれの意味をしっかり理解してください。

懸念点

懸念点は、「不安に思ったり、気がかりとなっている点や課題」のことを言います。懸念事項とかなり意味合いが似ていますが、懸念点はその内容の細かな部分に焦点を当てていることがわかります。

そのため、ある一点に集中して話すのであれば、懸念点を用いると良いでしょう。

気懸かり

気懸りは、「気になって心配することや、心に引っかかるモノや事柄」のことを言います。書き方としては、「気がかり」や「気掛かり」などがあります。

意味を比較してみると比較的似ていることがわかります。しかし気懸りは、あくまで会話など普段のシーンで用いる言葉です。ビジネスにおいては、懸念事項を使用したほうがかしこまった表現ができるでしょう。

わだかまり

わだかまりは、「心の中で未消化となっている疑念や不満、またはそういった気持ち」のことを言います。懸念事項と比べてみると、より感情的な表現が強まっている言葉であることがわかります。

そのため、懸念事項とは使う時の場面が異なりますので注意してください。

言い換え

懸念事項を使う時に知っておきたいのが、言い換え表現です。これをマスターできれば、より会話の幅を広げることができるでしょう。

懸念材料

懸念材料は、「気懸りで心を落ち着かない状況にさせている原因となる要素や物事」のことを言います。意味合いとしてはどちらも似たような意味を持っていることから、言い換えとしえも適切な言葉です。

しかし、気懸りな問題や不安を指摘するうえでは、懸念事項のほうが適切と言えるでしょう。

気に掛かる点

気に掛かる点とは、「気になって心から離れず、心配である点や事柄」のことを言います。懸念事項よりもより柔らかく、焦点を絞った表現です。そのため、言い換えとしても使用できます。

しかしビジネスなどかしこまった場では不適当であるため、そういった場でしようするときは懸念事項のほうが適切と言えます。

不安要素

不安要素とは、「不安となる要素や、理由」のことを言います。懸念事項に含まれる懸念にも「不安や気がかり」といった表現があるため、言い換え表現としても使用できます。

ただし、ビジネスにおいて不適切な言葉となるので注意しましょう。普段の会話において使用するのは問題ありません。

「懸念事項」の対義語は?

懸念事項にも、対義語となる言葉が存在します。使う時に間違えのないように、対義語となる言葉が持つ意味についても理解を深めておきましょう。

安堵

安堵は、「気がかりなことが取り除かれ、安心すること」を言います。そのほかにも、「垣根のうちの土地で安心して生活することや、安心して生活できる場所」のことを言います。また、歴史的な用語として、「土地の所有権・領有権・知行権などを幕府・領主が公認したこと」としても用いられる表現です。

懸念は「気がかり」の他にも、「危惧」としての意味合いを持っています。そのため、「気がかりが取り除かれる」意味を持つ安堵は、対義語となる言葉です。

放念

放念とは、「気に掛けたり、心配しないこと」を意味する言葉です。懸念には、「不安や気がかり」のほかに、「意識が一つのことに執着すること」という意味も持っています。

ふたつの意味を比べてみてわかるとおり、反対の意味を持っていることから、放念も対義語となる言葉のひとつです。

確信

確信は、「固く信じて疑わないことや、その固い信念」のことを言います。懸念事項に含まれる懸念には、「気になって心が離れないこと」を意味する言葉です。

一見すると関係のないような言葉に見えますが、確信は「気がかりに囚われずに固く信じる」ことに対して用いる表現でもありますから、対義語に分類されます。

「懸念事項」の英語表現は?

「懸念事項」の意味と使い方・「懸案事項」との違い・類語

懸念事項は、英語で表現すると「concern」という言葉になります。似たような言葉として懸案事項がありますが、これを英語表現した場合は、「pending problem」という言葉となります。

英語表現で見るとわかりやすいですが、似たような言葉でも全く異なるので、英語で表現するときも注意してください。

「懸念事項」と「懸案事項」の違いは?

「懸念事項」の意味と使い方・「懸案事項」との違い・類語

懸念事項と間違われやすい言葉のひとつとして挙げられるのが、「懸案事項」です。それぞれ使用している字が似通っていても、意味が異なります。使う時に間違いのないようにしましょう。

懸案事項とは

懸案事項とは、「気がかりに感じている事柄や問題、または課題」を意味する言葉です。「懸案」には「元々気がかりだったり、問題となっている事柄でまだ未解決である事柄」という意味があります。

懸念事項との違い

懸念事項と懸案事項が漢字のつくりが似ていますが、「懸念」と「懸案」の意味を見てみると大きく異なるのがわかります。どちらかと言うと感情的な表現に近いのが「懸念」で事柄や事項を指しているのが「懸案」となります。

そのため、懸念されている具体的な事柄を指し示すときに「懸案事項」が用いられます。懸念事項は、ビジネスにおいて気がかりとなる要素を指摘するときに使用する言葉として理解しておくと、使い分けがしやすいでしょう。

「懸念事項」と「課題」の違いは?

「懸念事項」の意味と使い方・「懸案事項」との違い・類語

懸念事項の言葉と似通っている言葉のひとつとして挙げられるのが、「課題」です。意味合いは似ていますが、実は異なる部分があります。しっかり使い分けできるように、意味を把握しておきましょう。

課題とは

課題とは、「与えたり、与えられる題目や主題、または解決しなければいけない問題」のことを言います。ビジネスにおいては、果たすべき仕事もこれに含まれます。

懸念事項との違い

懸念事項は先にも触れたとおり、「気がかりな事柄や事項」のことを言います。対して課題は、「誰かに命じたり、与えられた問題や仕事」を対象に用いる表現です。ふたつの意味を比べてみると、指している内容が全く異なることがわかります。

懸念事項の意味を正確に把握しよう!

「懸念事項」の意味と使い方・「懸案事項」との違い・類語

今回は、懸念事項について解説しました。ビジネスをはじめとしたかしこまった場で用いられる言葉であることから、間違った使い方をするのは注意しておきたい言葉です。

しかし「懸案事項」や「課題」といった言葉を始め、似たような言葉が多くあります。使用する時は、その時の状況を考えて正しい使い方をするようにしましょう。しっかりマスターするためには、意味や使い方を理解しておくことが大切です。

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