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「厭世感」の意味と使い方・読み方・「虚無感」との違い

更新日:2024年03月07日

「厭世感」という言葉を知っていますか。本を読んでいるときや、会話の中で出てきたけれど、どんな意味か分からなくて困ってしまったという方はいませんか。今回は、「厭世感」の読み方や意味、使い方、「虚無感」との違いについて説明するので、意味が分からなかった方必見です。

「厭世感」の読み方は?

専門書や小説を読んでいるときに、「厭世」という言葉が出てきて、読めなくて困ったという経験をした方もいるでしょう。「厭世感」は、「えんせいかん」と読みます。「厭」という字の中に「犬」という字がありますが、「けん」とは読まないので、「けんせいかん」と間違えて読まないようにしましょう。

「厭世感」の意味と使い方は?

「厭世感」という言葉は、あまり見慣れない言葉で、どのような意味なのか、また、どのように使えば良いのかわからないという方もいるでしょう。ここでは「厭世感」の意味や使い方について説明します。「厭世感」の意味と使い方をおさえて、この言葉が出てきたときに困らないようにしましょう。

意味は?

まずは、「厭世」の意味について説明します。「厭世」とは、自身が生きているこの世界のことを、嫌いだと考えたり、意味の無いものと考えることを表す言葉です。「厭世」の「厭」という字は、「厭う」という言葉に使われる字です。ちなみに、「厭う」は、「いとう」と読みます。例えば、「どんな困難も厭わない」といった表現で使われます。

この「厭う」には、嫌うという意味があります。このことから、「厭世」は「世を厭う」、つまり、「世の中を嫌う」ということになります。「厭世感」の「感」は、「感情」の「感」なので、「厭世感」は、厭世の気持ちや、感情を表す言葉となります。

したがって、「厭世感」には、「自身が生きているこの世界のことを、嫌いだと考えたり、意味の無いものと考える気持ちや感情」という意味があります。

使い方は?

次に、「厭世感」という言葉をどのように使うかについて説明します。「厭世感」の使い方を、「○○感」という他の言葉を例にとって説明します。例として、「安心感」という言葉をとりあげてみましょう。「安心感」という言葉は、「安心感がある」、「安心感を与える」、「安心感に満ちている」というように使います。

「厭世感」という言葉も、「安心感」の使い方にならって、「厭世感がある」、「厭世感を与える」、「厭世感に満ちている」というように使うことができます。

「厭世」と似た意味の言葉は?

「厭世」という表現は難しく、自分が「厭世」という言葉を使うときに、相手に「厭世」の意味が伝わらなかったり、相手に「厭世」の意味を説明するのが面倒で困るので、似たような意味を持つ表現を知っておきたいという方もいるでしょう。ここでは、「厭世」とよく似た言葉には、どのような言葉があるかについて説明します。

「厭世」という言葉と似たニュアンスで使える言葉には、「悲観」という言葉があります。「悲観」には、世の中は、悪いことや苦しいことであふれていると考えるという意味があります。その他には、「厭世感」と似た意味の言葉として「虚無感」という言葉もありますが、「虚無感」については、後で詳しく説明します。

「厭世」の反対の意味の言葉は?

「厭世」と似た意味の言葉の説明をしたが、次は、「厭世」の反対の意味を持つ言葉について説明します。「厭世」と反対の意味を持つ言葉は、「楽天」という言葉です。「楽天」という言葉は、日本のプロ野球のチーム名にも使われているので、知っているという方も多いでしょう。

「厭世感」と「厭世観」の違いは?

「厭世感」には、同じ「えんせいかん」という読みで、「厭世観」という言葉があります。ここでは、「厭世観」の意味や使い方、「厭世感」と「厭世観」の違いについて説明します。

「厭世観」の意味と使い方は?

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初回公開日:2018年04月09日

記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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