「応相談」の意味と使い方|似た単語との違いや使われるシーンなどを解説
更新日:2024年08月21日
事前に相談が必要な場合は、「応相談」ではなく「要相談」を使います。
求人広告などを出す側が、「勤務時間については要相談」と記載し、勤務時間を相談して決めたいと考えている場合に使用します。
「応相談」を使うと、広告を出す側に必要性がなければ、相談はあってもなくてもよいという意味になるので注意してください。
履歴書へは相談したい内容を記載する
「応相談」と書かれている募集内容に対し、応募する側が希望を伝えたい場合は、前もって送る履歴書に相談内容を記載しておくと、面接でスムーズに話が進みます。
重複になりますが、「応相談」と書かれた内容は、自分の希望がある場合はきちんと伝えるようにしましょう。会社やアルバイト先に入った後も、双方の働き方や考え方の違いで悩むことが少なくなります。
「要相談」の例文
ここまでは、「応相談」の意味や使われ方をお教えしましたが、似ている単語で「要相談」も同じように多くの場面で使用される言葉です。
「要相談」についても少しご説明いたします。
広告に「要相談」と記載されていても、相談する側とされる側の双方がきちんと理解できていれば、この言葉が使われていてもスムーズに話が進みます。
例文を見て、どう使われているかを把握しておきましょう。
・時短勤務が可能ですが、要相談でお願いいたします。
・週2日勤務できる方、曜日は要相談。
・パート募集の面談日ですが、今週の日程で要相談です。
どれも、相談の必要があり、相談した後に決定したいという意味が含まれることを理解しておきましょう。
「応相談」の言い換え表現
これまでに出てきた「要相談」も「別途相談」も、「応相談」とは意味やニュアンスが異なり、どれも「応相談」の言い換えとしては使用できません。
「応相談」とは相談に応じるの略語ですので、丁寧な言い回しで言い換えることができます。
相談を受ける側とする側とで、敬語の使い方が違いますから注意しましょう。
ご相談ください
ご相談くださいは、「応相談」を丁寧にした言い方です。
「応相談」は、相談を受ける側が求人サイトなどで使う場合がほとんどで、短い文章でたくさんの情報を入れる際にとても便利です。
でも実際に会話の中で使用する場合は、「面接日については、ご相談ください」と伝えます。また、文章の中で相手に柔らかい印象を与えたい時もこの言い方に換えると効果的です。
ご相談いたしたく存じます
本来、敬う相手であるべきお客様や目上の人に対し、相談に応じるという意味で「応相談いたします」とするのは、大変失礼にあたりますので気をつけてください。
この場合は「伺う日程につきましては、ご相談したく存じます」のような使い方をすると良いでしょう。「応相談」は使う相手によって、注意が必要です。
「応相談」の謙譲表現
これは相談される側が、する側に対して敬意を払って立てることを表します。
「面接の際に、都合の良いシフト日程についてご相談いただければと存じます」のような使い方をするのが良いでしょう。相談する側への印象もよく、相談しやすい雰囲気も伝わります。
「応相談」の英語表現
ビジネスシーンでは、英語で求人募集を行ったり、話したりすることも多いと思います。
英語の場合も、単語や文によってはニュアンスの違いがありますので、気をつけておきたいところです。
ここではよく使われる2つをご紹介します。
negotiable
初回公開日:2018年04月18日
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