「手をかける」の慣用句の意味と使い方・類語・子育ての方法
更新日:2024年07月22日
手間をかけて作ったり育てたりするという意味の類語
手間をかけて作ったり育てたりするという意味の類語をご紹介します。
・精魂をこめる
・手をかける
・手塩にかける
・丹念に育てる
・情熱を注ぐ
子育てで「手をかける」という言葉を使う場合の意味
「手をかける」という慣用句は、子育ての場面で使われることがあります。「手をかけて育てる」という言葉のほかにも、「目をかける」「心をかける」などと言う場合があります。それぞれの言葉の意味と使い方の例文をご紹介します。
「手をかける」
「手をかける」という言葉を子育ての場面で使うことがあります。子育てで「手をかける」とは、子供の面倒をみるという意味です。
子育てでは、手をかけすぎてしまったり、反対に手をかけなさすぎてしまうことで、年齢に対してできないことが多かったり、最低限のマナーを知らなかったりする場合があると考えられています。
手をかけすぎる・手をかけなさすぎる
子供を大切に育てたいと思うことは、大切なことです。しかし、なんでも親が「手をかける」ことで、子供が自分で学ぶ機会を失ってしまう場合があります。子供が欲しがるものをすぐに何でも買い与えたり、手厚くお世話をしたりすることも手をかけすぎになります。
反対に、手をかけなさすぎてしまうことで、挨拶ができなかったり、人とのコミュニケーションをうまく取れなかったりして、孤立してしまう場合もあります。子育てでは、手をかけすぎたり、手をかけなさすぎたりしないで、子供の自主性を育てることが大切と考えられています。
例文
例文をご紹介します。
・手をかけて子供を育てることが、大切だと教えられました。
・子育てに手をかけすぎてしまったから、いつまでたっても兄が就職しないと母が嘆いていました。
・子育ては、手をかけすぎてもいけないし、手をかけなさすぎてもいけないといいます。
目をかける
「目をかける」という言葉の意味は、ひいきする・注意して見る、という意味があります。特別に面倒をみたり、可愛がったりするという意味で使われます。
子育ての場面では「目をかける」という言葉は、兄弟の中や、大勢の子供たちの中で、特定の子を特別に可愛がったり面倒をみたりする場合に使われます。
例文
例文をご紹介します。
・母は体の弱い妹に、特に目をかけています。
・社長は父親を亡くした僕のことを心配して、いつも目をかけてくれています。
・私と兄は親子ほど年が離れているので、兄は目をかけてくれています。
心をかける
「心をかける」という言葉は、「心にかける」という言葉の類語で、気にする・配慮するという意味があります。
例文
例文をご紹介します。
・子育てで大切なことは、子供がいくつになっても心をかけることだと教えてもらいました。
・兄弟の人数は多かったけれど、母はいつもみんなに心をかけてくれました。
・私は幼い頃から父は単身赴任をしていて、離れて暮らしていましたが、父はいつも私に心をかけてくれていたと母に教えられました。
「手をかける」の漢字
初回公開日:2018年05月11日
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