「手をかける」の慣用句の意味と使い方・類語・子育ての方法
更新日:2024年07月22日
「手」という言葉を使った慣用句・2
「手」という言葉を使った慣用句をご紹介します。
・手を離れる(てをはなれる):所有でなくなったり、思い通りに動かせなくなったりすること。看護や庇護が不要になること。
・手を煩わす(てをわずらわす):面倒をかけたり、世話になったりすること。
・手取り足取り(てとりあしとり):丁寧に教えたり、行き届いた世話をしたりすること。
・手を揉む(てをもむ):不安や怒りでじっとしていられないこと。恐縮したりへつらったりすること。
・手心を加える(てごころをくわえる):相手の事情に合わせて、手加減すること。
・手に入る(てにはいる):自分の所有になること。
・手を切る(てをきる):今までの関係を断ち切ること。
・手が有る(てがある):働き手がいること。手段があること。
・手を組む(てをくむ):協力すること。
「手をかける」にはさまざまな意味があります
「手をかける」の意味について、おわかりいただけたでしょうか。「手をかける」とは、手間をかけたり、手数をかけたりするという意味があります。子育ての場面では、手をかけすぎても、かけなさすぎてもよくないと考えられています。子供の自主性を伸ばしながら、手をかけすぎずに、目をかけたり心をかけたりして育てることが大切です。
また、「手をかける」という言葉には「殺す」という意味もあります。「手をかけてしまった」というように、殺してしまったことを意味する使い方もあるため注意して使いましょう。
「手をかける」という言葉は慣用句のため、聞き慣れない場合には方言だと思う場合がありますが、方言ではないため間違えないようにしましょう。「手」という言葉を使った慣用句はたくさんあるため、意味や使い方を覚えて日常生活の会話の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2018年05月11日
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