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「先方様」は間違い?正しい表現と例文や使い方の注意点を紹介

更新日:2023年11月19日

意外と多くの方が使っている「先方様」ですが、この表現は実は誤りであることをご存知でしょうか。この記事では、「先方様」が誤った表現である説明の他に、正しい使い方、表現の仕方など詳しく紹介しています。ビジネスにおいて必須のスキルなので、ぜひご覧ください。

「先方」は「相手方」「客先」などに言い換えて表現することが可能です。適切な使い方ができるよう、例を挙げて解説します。

相手方

「先方」は「相手方」と言い換えることが可能です。「相手方」は相手の人、相手という意味があります。

【例文】
・合意に達するために相手方と協議します。
・相手方の要求は何でしょうか。

客先

「先方」は「相手方」以外に、「客先」という言い換え表現もできます。お客さんという意味ですが、ビジネスでは顧客や得意先のことを指します。「先方」と同様に、社内で使用する言葉です。

【例文】
・今日は客先で打ち合わせがあります。

「先方」の英語表現

ここまで、「先方」の正しい使い方や言い換え表現について紹介してきました。では、英語で「先方」と表現したい時は何と言えばいいのでしょうか。例文とあわせて紹介します。

they

「先方」は第三者を表す言葉であるため、英語では「they」と表現できます。「she 」や「he」も使用できますが、先方の性別や人数がわからない時は、「they」を使用しましょう。

【例文】
・ What are they saying about this project?(このプロジェクトに関して先方はなんと言っている?)

the other party

「先方」を直訳すると「the other party」となります。この場合の「party」はビジネスシーンで用いる「関係者」という意味です。

【例文】
・ What are the other parties saying about this project?(このプロジェクトに関して先方はなんと言っている?)

「先方様」は誤用のため注意しよう

「先方様」という表現が誤りであることは理解していただけたでしょうか。正しくは「先方」なので、「様」を付けた表現はしないでください。どうしても敬称をつけた表現をしたい場合は「先様」を用いましょう。

また、「先方」は身内の間でだけで使える言葉です。したがって、相手の方の前で相手の方に向かって「先方」と言わないようにしてください。身内間以外で「先方」のような表現をしたい場合は、「貴社」や「御社」を用いて「相手の会社」を表現しましょう。

誤った言葉を使ってしまうと、場合によっては相手に失礼になり、不快感を与えてしまうことがあります。適切な場所で適切な言葉を使うようにこころがけましょう。

初回公開日:2018年05月07日

記載されている内容は2018年05月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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