「知りたい」の意味と使い方・敬語・類語・対義語・花言葉・名言
更新日:2024年07月07日
私たちが普段何気なく使っているこの「知りたい」にはどのような意味が含まれているのでしょうか。普段何気なく使っている言葉で、とりわけ立ち止まって「知りたい」について考えることはしないでしょう。
実は「知りたい」は読んで字のごとく、「知る」という行動に対して自分の欲求をプラスした構成になっています。そもそも「知る」とはどのような行動なのでしょうか。
「知る」には物事を認識したり、ある物事に気付いたり、物事の状態や内容やその価値を理解するといったさまざまな意味が含まれています。フィジカルな要素を持つこの「知る」に欲求という内面要素が加わることでどのような意味に代わるのかをお伝えします。
「知りたい」の意味にはどんな意味がある?
「知る」という言葉の意味は物事を認識したり、ある物事に気付いたり、物事の状態や内容やその価値を理解するという意味が含まれているとお伝えしました。
そのような意味が含まれた「知る」に欲求がプラスされることで単なる「知る」という行動が、「知りたい」、すなわち自身の欲求を満たすために行動するという強いフィジカルアクション(心理的行動)に変化します。
「知りたい」という言葉に変化した「知る」は、ある物事を認識したり、気づいたりという柔らかな意識から重々しい何が何でも「知る」ために努力を惜しまないという意味に変わります。
「知りたい」の使い方について
「知りたい」の意味には物事を知るために努力する行為を表しています。「知る」という言葉と「知りたい」という言葉の違いをご紹介しますのでニュアンスの違いを体感してください。
「知る」は「AさんがBさんについて知る」や「今日会議があることを今、知った」というように第三者から知り得た情報をもとに知ったという感覚です。
一方、「知りたい」は「AさんはBさんについて知りたい」と表現した場合は、自分から何らかのアクションを起こす自己顕示欲の強い現れが出ています。つまり自分の欲求を満たす場合に使うのが「知りたい」です。
「知りたい」を使うとふさわしくない例
それでは実際に「知りたい」がふさわしくない例をご紹介します。
例えば、「今日、会議があるのかどうか知りたいのですが」という表現があるとします。よく使われる言葉ですが、この場合の「知りたい」はビジネスシーンでは不適切です。少し幼い印象を与えてしまい、信頼性に欠けるという印象を持たれてしまうでしょう。
そこで表現を「今日、会議があるのかどうか教えていただきたいのですが」と言い改めます。そうすることで、大人の余裕が感じられ、相手にいい印象を与えることができるでしょう。
正しく「知りたい」を使ってスキルアップ
今回は「知りたい」の意味と使い方についてお伝えしました。
普段私たちが何気なく使っている言葉にはビジネスシーンにおいて不適切な場合があります。しかしほとんどの人はその不適切さに気づきもせずにそのまま使ってしまっています。他人が話しているのを聞いているとおかしいと気づくものの、いざ自分が使うとなったら本当にこの表現でよいのかと迷ってしまうこともあるでしょう。
よく使う言葉だからこそ、本当にあっているか疑問に感じたときは立ち止まって考え言い改めましょう。そうすることでご自身の評価も今以上にグンとアップします。
初回公開日:2018年06月12日
記載されている内容は2018年06月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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