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「しながら」の意味と使い方・類語・敬語・「しつつ」との違い

初回公開日:2018年05月27日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2018年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「しながら」よく耳にする言葉ですが、その使い方を適当にしてしまっている人も多いんじゃないでしょうか。ビジネスシーンでもよく使う言葉だけに正確な使い方を学んでおいて損はないです。というわけでこの記事では網羅的に「しながら」という言葉について解説しています。

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「しながら」の意味と使い方・例文

「しながら」という言葉は二つの動詞を繋げる際の接続助詞として使用されたり、動作の継続を意味することもあります。その違いは文脈によって使い分ける必要があります。

例文は以下のとおりです。

・うとうとしながら、その声を聞いていた。

・ラジオを聴きながら眠ってしまった。

・流れ星が光りながら上空を横切った。

・いつもながら、ありがとうございます。

いくつかの例文をあげましたが、上記3つは「並行に何らかの動作をしている」という意味合いの「しながら」を使用しています。一方で、最後の「いつもながら」は並行する動作ではなく、継続する動作という意味合いで使用されています。

口語・話し言葉

口語表現としては二つ以上の事柄を平行して行う時、あるいは一つの動作を継続する場合に「〜しながらする」と表現することができます。

例文としては、「太郎くんはコーヒーを飲みながら仕事を進めた」が挙げられます。

以上の表現では太郎くんがコーヒーを飲みながら、仕事をするという意味です。

特に〜ながらするの場合、前者の事柄が動作のメインではないことも重要になります。例えば、太郎くんが仕事をしながらコーヒーを飲んだだった場合、行動のメインがコーヒーを飲むことになってしまうと感じます。

また動作の継続をする場合では「いつもながら、太郎くんはコーヒーを飲んでいる」という表現もできます。この場合、太郎くんはコーヒーを飲むという動作を継続していることが伺えます。

このように「しながら」には色々な用途があります。

しながらするなど

動作を継続するという意味でも「しながら」を利用することもできます。

この場合意味合いとしては二つの行動を平行するという意味ではなく、物事を継続するという意味で使われます。

例文としては「部活は厳しいながらも、楽しい」が挙げられます。

以上の例文では「部活の厳しさは継続しているが、それでも楽しい」という意味合いになります。それぞれ意味合いが異なる「しながら」ですが、この意味の見分けは文脈上でしか行うことができません。

できるだけたくさん「しながら」という言葉を目にしたり使用することで、より性格に「しながら」を使い、また意味を把握できますので、今後意識してみてください。

「しながら」の類語・言い換え

「しながらする」は「しつつある」と言い換えることができます。使い分けについては、しながらとしつつの章で詳しく解説します。

少なくとも「しながら」と似た表現・意味を持つ「〜の上」や「しつつ」では似た使い方をすることができます。さらに「するのと一緒に」や「するのと同時に」「するのとあわせて」などの言い換えも可能です。

以上の場合は、二つの動作を平行するという意味の「しながら」です。

一方で、動作の継続を意味する場合は「その足で」や「その勢いで」のような表現をすることができます。

例えば、「書類に目を通しながら、作業を進めてください」という例文を言い換えると「書類に目を通した勢いで作業を進めてください」という風にもできます。ただし、あまり口語的な表現ですから、できるだけ文語では「しつつある」を利用するのが適切でしょう。

「しながら」の敬語

次は「しながら」の敬語表現についてご説明していきます。

しながら自体は接続助詞ですので、「しながら」本体を活用することはありませんが、「しながらする」という動詞になれば敬語表現が適用されます。また、「しながら」が入った文章は動詞の活用も変化しますのでお気をつけてください。扱い方に注意して「しながらする」を適切に使用しましょう。

それでは早速ですが、「しながら」の尊敬語での表現、例文について触れていきましょう。

尊敬語

まず、尊敬語としては「しながら」に尊敬語はありません。しかし、「しながらする」には尊敬語があります。「する」を敬語表現にすることで、「しながらする」を尊敬語にすることが可能です。あまり使用する機会のない表現ですが、知っておいて損はないでしょう。

ただし、「しながらする」は最終的に動詞よりも接続助詞として使われますので、活用方法が少し難しいのでご注意ください。

尊敬語の使い方

「社長は書類をお読みになりながら仕事をなさっている」

以上のように表現できます。「ながら」という言葉自体は変化しませんが、周りの文脈に合わせて、適切に尊敬語を使用するといいでしょう。ただし、敬語として、「ながら」を使用するよりも「の上に」を使用した方がいいこともあります。

「社長は書類を読みつつ、仕事をなさっている」の方が、先ほどの例文と同じ意味ですが、より文章としては適切に見えます。

謙譲語

尊敬語と同じで謙譲語も「しながら」そのものに敬語表記はありません。しかし敬語として使用する場合は「しながらする」を謙譲表現にしてみましょう。尊敬語と同じです。

「しながらする」を謙譲語で表現した場合、「しながらさせていただく」となります。やや言い回しがくどいですが、文章で表現するときはこれくらいの表現の方が適切でしょう。

例文を以下に示します。

謙譲語の使い方

「しながらする」の謙譲表現は「しながらさせていただく」「しながらいたす」になりますが、その例文を以下に示します。

「課長、先ほどの書類の指示に目を通しながら仕事をさせていただきます」

「課長、先ほどの書類の指示に従いながら仕事をいたします」

「しながら」は以上のような使用が可能です。前者も後者も意味合いは同じですが、どちらかといえば後者の方がスマートな言い回しになります。書面やメールでは後者を使用した方が適切です。

「しながら」口語での謙譲語

口語や会話の中ではどちらの言い回しでもかまいません。しかし、「させていただく」は敬語の中でも使いすぎるとくどい印象を受けるものですので、できる限り使わない方が得策でしょう。

丁寧語

次は「しながら」の丁寧語です。これは簡単で、「しながらします」で十分です。同僚や後輩の相手にはこの表現を使用するのが好ましいでしょう。特に謙譲表現や尊敬表現を使う必要はありません。

丁寧語の使い方

「しながら」の丁寧語の使い方は以下です。

「コーヒーを飲みながらレポートを仕上げる予定です」

以上はコーヒーを飲みつつ、レポートの作業を進めるということになります。この時注意すべきなのは「レポートを仕上げながらコーヒを飲みます」になってしまうと、コーヒーがメインの作業になってしまいます。「しながら」を使用する際は、どちらの動詞がメインの動詞かを考えて使用するべきでしょう。

「しながら」の意味が継続の場合

また、複数の動作を行なっておらず、継続の意味合いでの「しつつある」でしたら、例文は以下のとおりです。

「いつもながら、感謝しています」

この表現では感謝の念が継続しているということになります。この場合では並列の意味をもつ「〜の上」とかの表現はできないことがあります。

「しながら」と「しつつ」の違い

ここからは「しながら」としつつの意味合いの違い、使い方の違いについて述べていきます。まずは例文から示していきます。

「コーヒーを飲みながら仕事をする」(しながらを使用)

「コーヒーを飲みつつ仕事をする」(しつつを使用)

以上の例文を見る限り、後者の「しつつ」を利用した方が堅苦しい印象を受けます。というのも、「しつつ」は口語表現というよりは文語表現によく使われます。一方で「しながら」の方が口語としては理解しやすいでしょう。

そのため、文章では「しつつ」を使用し、口語では「しながら」を利用するのがおすすめです。

これから「しながら」を使っていこう

ここまでで、「しながら」という表現については随分理解できたでしょう。「しながら」には動作を続けるという意味と、二つの動作を並行して行うという意味があります。

文脈の意図をしっかりと理解して正しく「しながら」を使っていきましょう。

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