「近々」の意味と使い方・類語・読み方・敬語・反対語|直近
更新日:2024年09月10日
日常的にも使われることが多い、「まもなく」という言葉もまた、「近々」の類語・言い換え表現の1つだと言えるでしょう。
「まもなく」という言葉の意味について、「goo辞書」では以下の引用のように解説しています。引用の内容から、「まもなく」という言葉には、時間がそんなに経たないことを表現する意味があると読み取ることが可能です。「ほどなく」「じきに」などの意味もあるとされており、「近々」と同じような意味を持っています。
時間がさしてたたないさま。ほどなく。じきに。
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/jn/209623/meaning/m0u/ |
類語3:幾ばくもない
「幾ばくもない」という言葉もまた、「近々」と似たような意味があるとされています。「幾ばくもない」という言葉の意味について、「weblio辞書」では、以下のように解説されています。
以下に引用した内容から、「幾ばくもない」という言葉は「まもなく」と近い意味を持っており、時間があまり経過しないことを表現する言葉だと、読み取ることができます。
(その時から)あまり時が経過しないことを表す。まもなく。
出典: https://www.weblio.jp/content/%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%B0... |
「近々」の反対語・対義語
続いては、「近々」とは正反対の意味を持つ、反対語や対義語に分類される言葉について考えていきます。反対語や対義語について学ぶことで、語彙力やボキャブラリーの向上に繋がるケースもあるので、ぜひこの機会に反対語・対義語も確認しておきましょう。
反対語1:しばらく
上記でも何度かご紹介しているとおり、「近々」とは近い将来を指す言葉です。ですから反対語は、遠い未来や長い時間を表現する言葉だと考えられます。
「しばらく」という言葉は、「近々」とは反対の意味を持つ言葉の1つだと考えられます。「しばらく」という言葉の意味について、「weblio辞書」では以下の引用のように解説しています。引用から、「しばらく」には3つの意味があると読み取れます。
「しばらく」の1つ目の意味は、短くも長くもない時間を指しているとされています。2つ目は、ある状態や状況が長く続くことを表現する意味です。そして3つ目は、将来とは別に一時的にあることをすることを表現する意味だとされています。
①長くはないが,すぐともいえないほどの時間が経過するさま。しばし。
出典: https://www.weblio.jp/content/%E6%9A%AB%E3%81%8F |
②ある状態がある程度長く続くさま。 「 -会わないうちにずいぶん大きくなったね」
③(「姑く」とも書く)一時的にそうするさま。将来は別として,今のところ。ひとまず。
「近々」の読み方
「近々」という言葉を、会話などで使用する場合は、意味や使い方だけでなく、読み方も覚えておく必要があります。そこで続いては、正しい読み方について考察していきます。
結論から言うと、「近々」という言葉の読み方は、「ちかぢか」が正しいとされています。意味を確認する際に上記で引用した「weblio辞書」でも、「ちかぢか」という読み方で掲載されています。
また、「きんきん」という読み方をするケースもあります。「近々」を「きんきん」と読む場合も、意味などはほとんど変わりませんが、「weblio辞書」では以下の引用のように、「ちかぢか」と読んだ場合とは別の言葉として、解説しています。
ある物事が近い将来に実現するさま。ちかぢか。
出典: https://www.weblio.jp/content/%E8%BF%91%E3%80%85 |
「近々」の敬語
ビジネスシーンでは、敬語で話すことが必須とされています。ですから、「近々」という言葉を使用する際も、できるだけ敬語や丁寧な言葉で使用した方が、良いと考えられます。
そこで続いては、「近々」の敬語表現について、考察していきます。
丁寧語
「近々」という言葉そのものは、特に言い換えなどをしなくとも、ビジネスシーンで通用する言葉だと言われています。しかし、「近々」という言葉の前後に繋がる言葉を丁寧な表現にしたり、敬語へ言い換えたりすることで、より丁寧な表現になると考えられます。
相手へ敬意を払うニュアンスは弱いものの、特に丁寧な言葉として分類されている、「丁寧語」で「近々」を使用したい場合は、「近々」の後に続く言葉を丁寧な表現にする必要があります。
例えば、「行く」という言葉であれば、「近々行く」ではなく、「近々行きます」「近々お邪魔します」といった表現が考えられるでしょう。
初回公開日:2018年05月28日
記載されている内容は2018年05月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。