敬称略・順不同の意味と使い方|例文と注意点も合わせて紹介
更新日:2024年10月13日
読み上げる時は必ず最初に
名簿を読み上げるときは、はじめに敬称略と順不同であることを口頭で伝えるようにしましょう。敬称略と順不同の記載に相手が気づいていない場合、突然呼び捨てにされたと誤解を生み、不快感を与えてしまう可能性があります。
敬称略と順不同には、都合上申し訳ないというニュアンスが含まれています。そのニュアンスを伝えてるために、はじめに敬称略と順不同であることを伝えることが大切です。
敬称略と順不同の使い方
敬称略と順不同の使い方を紹介します。敬称略と順不同の使い方を参考にして、ビジネスの場で実践してみましょう。ここでは、社内向けの文書での使い方と、社外向けの文書での使い方に分けて紹介しています。
間違った記載の仕方をしてしまうと、相手に対して失礼な印象を与える可能性があるでしょう。敬称略と順不同の正しい使い方を知り、適切に記載できるようになることが大切です。
社内文書の場合
社内文書の場合、名簿の最初か最後に敬称略と順不同を記載しましょう。書き方は、(「敬称略、順不同」)です。役職名は継承にあたるため、省略します。敬称略するときの名簿の名前は、相手の名前のみが表記されている状態が正しいです。
順不同は、順番に意図がないことを示しています。そのため、名簿の順番に意識を払う必要はありません。とはいえ、立場が上の人の名前があるときは、わかる範囲で上に記載した方が失礼にあたるのを避けられるでしょう。
社外文書の場合
社外文書に敬称略と順不同を使う場合、基本的には社内文書のときと同じ使い方です。ただ、社外文書の場合は社内の人間だけでなく、複数の会社とその関係者が対象になることがあるでしょう。そのため、人だけでなく各社の序列がないことを示すために、順不同が使われます。
同じ会社の人で、立場が違う人の名前を羅列するときは、役職順に記載した方がいいでしょう。社外の人は、お客様です。いくら順不同と記載していたとしても、わかる範囲で気を配る必要があります。
敬称略・順不同を使うときの注意点
ここでは、敬称略と順不同を使うときの注意点を紹介します。敬称略と順不同は、羅列されている名前が多いときに使える便利な言葉です。しかし、立場が上の人に対してや社外の人に使う場面も多く、使い方次第では失礼になってしまうこともあります。
注意点を理解しておくことで、敬称略と順不同を使うときに相手に失礼を働かずに済むでしょう。敬称略と順不同の理解を深め、正しい使い方ができるようにしてください。
社外の人には敬称をつける
敬称略と順不同は、社外の人には極力つけるようにしましょう。社外の人は、いわばお客様です。そのため、できる限り敬称略や順不同を使わない方が失礼になりづらく、無難なことが多いでしょう。
ただし、社外の人に対して敬称略や順不同を使っても失礼になるわけではありません。名前の読み上げに時間がかかるときや、先方の立場の順序がわからないときは、敬称略や順不同を使った方がいいでしょう。
人数が少ない場合には敬称略しない
初回公開日:2022年07月28日
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