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「塩をまく」場面と意味とは?お清めの塩の使い方についても解説

更新日:2024年11月07日

「塩をまく」場面や意味をご存じでしょうか。また、お清めの塩を正しく使えますか。「塩をまく」という行為は日本人にとって古くから馴染みのある習慣のひとつです。本記事では「塩をまく」ことで得られる効果や意味について解説しています。本記事を参考に試してみてください。

お葬式の帰りに塩をもらったことはありませんか。

「お清めの塩」と呼ばれており、お葬式に参列した人を穢れや邪気から守るためのものです。人の死が近くにあったことで邪気が寄り付くため、お葬式が終わったあと自宅に邪気を入れないよう体を清める意味があります。

本記事では、お清めの塩の使い方を詳しく説明していますので、そちらもご覧になってください。

お祓い

お祓いでも塩をまくことがあります。心霊番組やドキュメンタリーなどで、霊媒師が塩をまいているのを見たことはありませんか。

これは霊的によくない場所に塩をまくことで「除霊」しているのです。今まで紹介してきた引っ越しや相撲、お葬式なども「お祓い」であることに違いはありません。

しかし「除霊」もお祓いのひとつで「霊的」というのがほかのとは違うところです。塩を舐めて内側から清めたり、体の一部にすり込んだりして使われることが多いでしょう。

嫌な客に

嫌な客が帰ったあと「塩でもまいとけ!」という台詞を聞いたことはありませんか。

既述したように、テレビドラマや映画などで頑固おやじが言っているのをよく耳にします。これは、嫌な客=穢れという考え方から生まれた習慣です。

ただし、嫌な「客」に対して塩をまいているのではありません。あくまでも、嫌な客がいたこの「空間」を清めるという意味で塩をまいているのです。

また「二度と来るな!」という意思表示でもあります。

凍結防止

塩には神聖な力がありますが、ここで説明する「凍結防止」はそれとは関係ありません。「凍結防止」は塩を利用した科学的な方法です。

運転をする人なら、道路に凍結防止剤がまかれているのを見たことがあるでしょう。では、凍結防止剤になにが含まれているのかご存じでしょうか。

答えは塩化ナトリウム、つまり塩です。塩が雪を溶かすのは有名ですが、あらかじめ路面にまいておくだけで凍結防止になります。

ご家庭の庭先の除雪にも効果を発揮するでしょう。

除草剤の代替

凍結防止や除雪だけでなく、塩は除草剤の代替としても使えます。

海の近くや台風の影響などで「塩害で植物が枯れた」というのを聞いたことがあるでしょう。これは塩の主成分である塩化ナトリウムが、植物の水分を奪うからです。

除草剤として使うということは、つまり、自ら塩水をまくということになります。塩分濃度が高い塩水ほど、雑草が生えてくるのを抑えられるでしょう。

ただし、塩を除草剤として使用するのは、周囲への影響や被害を認識したうえでなければいけません。塩を除草剤として使用する際の注意点を説明していきます。

除草剤として使用するのは要注意

塩そのものをまいたり、塩水としてまいたりと、塩が除草剤の代替になることは間違いありません。ただし、いくつかの注意点を覚えておきましょう。

まず、雑草以外の植物に影響がでる可能性があります。塩が枯らすのは雑草だけではないということです。塩は分解されず土のなかに残るため、塩分がしみ込んだ土に新しい植物を植えても成長しません。

また、分解されずに残った塩が鉄筋コンクリートや外壁などを劣化させ、腐食の原因になる可能性もあります。そのようなことになった場合、家の基礎がボロボロになり、資産価値も下がってしまうでしょう。

加えて、自分の家だけでなく、塩が周辺地域にまで流出すれば畑や植物が育たなくなり、さらに被害は拡大してしまいます。

安易に塩をまくのは避けたほうが賢明と言えるでしょう。

お清めの塩とは?

お清めの塩とは、邪気を払い身を清めるために塩を体にかけることをいいます。

日本では古くから、病気や災害などの不幸が起こると塩で体を清める習慣がありました。とくに神道では死=穢れという考え方があり、塩を体にかけることで死の穢れを払えるとされてきたのです。その習慣が現代にも根付いています。

ただし、ここで言う「穢れ」は故人を指しているのではなく、死が放つ邪気を指しています。つまり、故人の魂を祓うのではなく、お清めの塩をまくことで「邪気」が払えることを覚えておきましょう。

お清めの塩の使い方

お葬式が終わった後、お清めの塩をもらい、自宅に入る前に塩を体にかけることは多くの人が知っているでしょう。

しかし、正しい使い方や塩をかける順番など「細かい部分までは知らない」という人は少なくありません。

ここからは、お清めの塩の使い方や塩の量、塩をかける順番などを詳しく解説していきます。

手洗い

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初回公開日:2022年08月09日

記載されている内容は2022年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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