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「まんず」とはどんな意味の方言?秋田弁の特徴についても紹介

更新日:2024年01月08日

「まんず」という単語を耳にしたことはあるでしょうか。実は「まんず」は方言なのです。「まんず」は複数の地域で方言として使用されています。本記事では、その中でも秋田弁で使用されている「まんず」の意味を紹介します。ぜひ参考にしてください。

これはなんとなく聞いたことがある方もいると思います。

「とても」や「すごく」という意味です。
主に強調したい言葉の前につけます。

使い方としては、「しったげうんめぇ(すごくおいしい)」などです。

これは言葉の前につける分、かなり使用頻度が高いので是非覚えてください。

ばしこぐ

「ばしこぐ」は聞いたことがあるでしょうか?

これは「嘘をつく」という意味です。

「ばし」が嘘という意味を表します。
「ばしこぐ」とも言います。

使い方としては「ばしこくでねぇ(嘘つくんじゃないよ)」などがあります。

軽く冗談のように言う際は「ばしこくなや~」などと言うこともあります。
女の子に「もーばしこくなや~」なんて方言で言われたらかわいくてしょうがないですね。

他にもかわいらしい方言や変わった方言はたくさんあります。

いだまし

「惜しい」や「もったいない」という意味です。

物や事象の損失を惜しむときなどに使用されます。

使い方は、「あーいだましい(あーもったいない)」「いだましごどした(惜しいことをした)」などがあります。

その他の使い方として「かわいそう」といったニュアンスで使うこともあります。

標準語の「痛ましい」が濁り、「いだまし」になったと言われています。
たしかに、どれもマイナスの意味で使うことが多く、痛ましいが語源であるのも納得しますね。

なんも

主にお礼の「どういたしまして」という意味で使用されます。

他にも「大丈夫です」や「いえいえ」など気を遣う際などに使われます。

使い方は、「なんもなんも、気にさねでけれ(いえいえ、お気になさらずに)」などです。

「なんもだー」「なんもだす」などと使われることもあります。

標準語の「なんでもない」をイメージしてそっけない印象を受ける言葉かもしれませんが、秋田弁ではお礼や気を使うときに使用するのです。

秋田以外には北海道でよく使われています。

うるがす

「浸す」という意味で使用されます。

うるがすは「潤わせる」から派生した言葉で、「うる」が水に濡れていることを意味します。

主に水に浸したり、水に浸して水分を含ませたりするという意味で使用します。

使い方としては「米をうるがしておげ(米を水に浸しておいて)」などがあります。

使い方は料理用語だけではありません。
なかなか取れない汚れを水に浸けてふやかすような場合にも「うるかす」を使います。

例えば、「うるかさないと汚れが落ちそうにない(水に浸しておかないと汚れが落ちそうにない)」などです。

めんけ

「かわいい」「かわいらしい」という意味です。

「めんこい」と表現されることもあります。
めんこいはわりと有名でなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。

その他にも「めごえ」「めんこえ」とも言うことがあります。

使い方はそのままで「めんけー!(かわいい)」と言うこともあります。

「めんけ」の言葉自体がめんけ(かわいい)ですよね。
とてもかわいらしい言葉なので是非、秋田県民以外の方も使ってみてください。

「まんず」をはじめとした方言について知ろう

これまで紹介した以外にも、秋田をはじめ日本には多くの方言があります。

標準語を使用している地域では普段生活している中で方言は耳にする機会が少なく、知らなくても困ることは少ないかもしれません。

しかし、知っていることでコミュニケーションにも繋がり、日本の文化を知るきっかけにもなります。

より多くの方言を知っていくとどんどんその地域の魅力を感じ、より深くたくさん知るきっかけにもなるのではないでしょうか。

是非、他の方言にも興味を持ってみてください。

初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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