広島弁を使ったかわいいセリフが知りたい!日常的に使える方言16選
更新日:2024年11月21日
12:しんさい
「しんさい」は、何かをしてほしいときに使う言葉で、文章の語尾につけます。「~しなさい」や「~してください」といった意味合いです。
大人が子どもに、目上の人が下の人に対して使う言葉ですが、友達どうしなど親しい間柄でも使います。女性の場合は「~しんちゃい」という、やさしくかわいい感じの言い回しで使うこともあります。
「お菓子をもらったから、食べてみなさい」は、広島弁で言うと「お菓子もらったけん、食べてみんさいや」というセリフになります。
13:たいぎい
「たいぎい」は「面倒くさい」「しんどい」といったニュアンスの言葉です。とくに決まった意味合いはなく、「だるい」「つまらない」といった感情を表すときにも使います。
「部屋を掃除するのがめんどくさい」は「部屋を掃除するんがたいぎい」ですし、「この映画はつまらなかった」は「この映画はたいぎかったわ」となります。
ネガティブな雰囲気を表したいとき、便利に使える広島弁です。
14:えかった
「えかった」は「良い」を意味する広島弁「ええ」の過去形です。「よかったね」と言うよりも、「えかったねぇ」と言う方が、やわらかくてかわいい印象になります。
「すごく会いたかったから、会えて良かったわ」というよりも、「むちゃ会いたかったけぇ、会えてえかったわぁ」という広島弁の方が、かわいいセリフに聞こえます。
15:いけん
「いけん」は広島弁のうちでもよく使われる表現です。「いけない」「ダメ」という意味で、親が子どもを叱るとき、「そんなことしちゃいけんよ!」というように使います。
きつい言葉ですが、使い方によってはかわいいセリフとして使えます。
「もう帰らなきゃいけないから、寂しいね」というセリフは、広島弁だと「もう帰らにゃいけんけん、さみしいねぇ」となり、かわいい印象を与えられます。
16:たわん
「たわん」は「たう」の否定形です。「たう」は「手が届く」の意味なので、「たわん」は「届かない」という意味合いになります。
「棚にある箱が取りたいんだけど、届く?」を広島弁で言うと、「棚にある箱が取りたいんじゃけど、たう?」ですし、「私では届かないので無理です」は「うちじゃあ、たわんけん、無理よ」です。
「届かないから、取って」と言うよりも、「たわんけん、取ってくださいや」と言った方が、かわいい感じのセリフになります。
広島弁はかわいい言葉がいっぱい!
標準語だと硬い言い回しだったり、かしこまって聞こえたりする言葉でも、方言だとかわいく感じたり親しみを覚えたりします。
広島弁には標準語にはない、かわいい印象の言葉があるのです。
広島弁のいろいろな言い回しを覚えて、かわいいセリフとして使ってみてはいかがでしょうか。きっと、より魅力的な会話ができるようになることでしょう。
初回公開日:2022年09月22日
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