研究計画書の書き方例|大学院/社会人/理系/文系/目的別
更新日:2024年09月17日
大学院入試の際の研究計画書の書き方です。
「大学院に進んだら、四年間論文のために研究して来た、◯◯◯の歴史と民族衣装についてさらに掘り下げたいとおもっています。
具体的には、現地におもむき、歴史博物館の館長さんにお話を伺い、資料を提供していただく予定がたっています。現地にはこれまでも伺ってきましたが、今回の旅は、今までの中で一番の収穫がえられるものとなるでしょう」
科研費
「科研費」とは、全国の研究機関や大学において行われる、さまざまな研究活動に必要となってくる資金を助成するシステムのことです。これをうけるには、研究施設に所属している必要がありますが、幅広い研究を対象として助成をうけることができます。
ジャンルなどはとわれていませんし、「研究者番号」を取得する必要があり、時と場合によっては必要書類を提出する必要がありますが、論文を提出する必要はありません。
修士論文
修士論文の研究計画書の書き方ですが、これは大学院に入試するときに提出するものと同じ書き方です。同じ物を提出します。
なので、新しく作成する必要はありません。
先行研究
先行研究のあるときの研究計画書の書き方です。
「平成◯◯年に発表された、山本マナブ氏による、アイデンティティーと資本国家による人類学という論文では、△△△が広義の△△△△として発表されていました。これを読み、わたくしは大変興味深いと感じ、山本マナブ氏の論文を元に、△△△を調べることといたしました。
実際に山本マナブ氏の元を訪問し、△△△についての話しを伺い、それに基づき、わたくしの考えを再構築し、論文を展開しております」
卒論
卒論の研究計画書は入学した際に提出しているので、作り替える必要はありません。しかし、もしも講師や教授に、「入学以降テーマを変更するのであれば、研究計画書の変更も必要である」とされた場合は、提出をし直す必要があります。
博士課程
博士課程の研究計画書の書き方は、ご自身が実施する研究の内容、概要などを分かりやすく具体的に、600字から800字程度で記述すると良いでしょう。なお、最初に全体の概要を記述し、さらに具体的な研究項目や研究計画は、箇条書きで示す形式が望ましいと言われています。
奨学金
奨学金が貰いたい時の研究計画書の書き方は、実績も重要視されてきます。例えば、
「これまでにわたくしの研究して来た成果によりますと、平成◯◯年の日刊ジャーナル5月号に掲載されましたわたくしの論文「関西と関東の文化の違い」にも挙げたとおり、」というように実際に掲載された論文や賞を取った論文の記載が有力となってきます。
進路
進路に関わる研究計画書の書き方です。
「わたくしは◯◯学の博士として将来は研究者の道に進みたいとおもっております。そのきっかけとなったのは、高校時代に読んだ◯◯学の本「日本の環境」がきっかけです。この本には、◯◯学の一面しか知らなかったわたくしの情熱を燃やすに十分な、△△△についてのことが詳しく乗っておりました。
このことから、作者の山本まなぶ氏に取材を試み、論文に活かしていきたいとおもっております」
留学
留学がしたいときの研究計画書の書き方です。
「わたくしは幼い頃、イギリスに住んでいました。短い期間でしたが、その頃の記憶は鮮明にあります。そして大人になった今、イギリスの魅力や、経済、文化など、さまざまな物事に、影響を受けて育っていることに気付きました。
そのため、もう一度イギリスにおもむき、思う存分文化を学び、イギリスについての論文を書きたいとおもっています」
研究計画書の書き方参考本
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初回公開日:2018年05月22日
記載されている内容は2018年05月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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