異動願い書き方・理由|人間関係/体調不良/うつ/退職/封筒
更新日:2024年08月03日
会社で働いていて、嫌なことがあった時やなかなか仕事を休めない時など、さまざまな理由から会社を辞めたいとおもうのは、誰しも経験していることでしょう。そして、本当に会社を辞めたくなったときは、その前に異動願いを出してみるというのも1つの方法です。しかし、会社を辞めたいとおもっているのに、異動願いを出して意味があるのでしょうか。
この項目では、退職する前に異動願いを出した方が良い理由についてご紹介します。
現在の部署に問題がある
会社を退職する理由として考えられるのは、人間関係や業務内容、家族の介護などが挙げられます。個人的な事情は、確かに仕方ないことです。しかし、会社にかかわる理由を細かく整理した結果、現在の部署に限られる問題だったという場合はどうでしょうか。
例えば、人間関係だったなら、上手くいかないのは現在の部署にいる同僚だけというケースもあるでしょう。その反面、他の部署にいる人とは仲が良いなら、異動する方がもっと自分の知識や経験を活かせることなどが考えられます。
つまり、現在の部署から離れ、他の部署に移ることができれば、会社を退職する必要はないということです。
上司に相談していなかった
会社によって異動願いの提出先は変わってくるものの、基本的には直属の上司に提出します。その前にやるべきことが、上司に相談することなのですが、これは会社を辞めたい場合も同様です。部下からいきなり退職届を渡されても、上司はすぐに受理できませんし、相談されなかったことを責められる可能性もあります。
そのため、退職届ではなく異動願いに関して、上司と相談してみましょう。これなら、まだ何も決めていない段階なので、怒られることはないですし、意外とあっさり解決策が見つかる場合も考えられます。
転職は最終手段
ここまできて問題が解決しなければ、転職について検討します。転職は避けたいところですが、異動もなくつらい環境で働いていてもいいことはありません。
異動願いの書き方やマナーって?
現在の会社に入社した際、希望の部署へ配属されずにがっかりした経験はありませんか。もしくは、希望通りに配属されたものの、さまざまな事情から、他の部署へ移りたいとおもうようになった人もいるのではないでしょうか。
そういった人のために異動願いはあるのですが、先述した異動の理由以外にも、書く上で気を付けるべきマナーや書き方があります。
後で書き直しと言われないためにも、何を気を付けておいた方が良いか、覚えておきましょう。この項目では、異動願いの書き方やマナーを2つに絞ってご紹介します。
封筒
異動願いの書類を書き終わった後、どのように提出するかは会社によって違います。そのままの状態で渡すところもあれば、封筒に入れて渡すところもあるので、事前に渡し方を調べておきましょう。どちらでも問題ないなら、封筒に入れた方がより丁寧な印象を受けるのでおすすめです。
封筒に入れて渡す場合は、中に何の書類が入っているかわかるように「異動願い」と書き、提出者の自分の名前を添えた上で提出しましょう。
手書き
会社によって、異動願いの書式や提出先が決まっているところもあれば、全くないところもあります。後者の場合は、自分で異動願いを作成しなければいけません。その際、手書きで異動願いを作成する人もいますが、それは止めておいた方が良いです。
業務内容に直接関わる書類ではありませんが、異動を願い出る大事な書類ですし、手書きだと受け取ってすらもらえない可能性があります。したがって、異動願いを一から作成する場合、手書きを受け入れている会社以外では、必ずワードなどを使用しましょう。
異動願い作成で必要な項目
用紙の右上には、提出日と自分の名前を記入しましょう。名前の右側に、捺印ができるスペースを作ります。左側には、提出先の名前を書き、相手のフルネームか役職名に「殿」をつけます。中央に他の文字よりも大きめのサイズで「異動願」、その下には「異動したい」という以下のような文章を入れればOKです。
「この度、以下の理由にて部署の異動を希望しております。何卒ご配慮いただくようお願い申し上げます。」
次に、現在の部署名と所属していた期間を入れます。「年月日~現在にいたる」といった書き方をするのがポイントです。そして、希望している部署名と異動する時期、異動の理由を入れます。これらが異動願いに必要な項目です。
異動願いの書式だけ作成して、必要事項はボールペンで記入してもいいですし、ワードで全て打ち込んでも大丈夫です。もしすぐに完成させたいなら、後者をおすすめします。
異動願いを提出するタイミングとは
異動願いの必要事項を全て埋め、後は提出するだけになったら、すぐに持っていこうとする人もいるでしょう。しかし、異動願いには、提出するタイミングがあります。どんなに遅くとも、書類に記入している異動を望む時期の1か月前には提出するのが原則です。
また、異動願いを提出する時間は勤務時間内で、上司が必ずいる時間帯を狙いましょう。もし、上司が忙しそうなら、無理して呼び止めることはせず、メモをデスクの目立つところに置き、大切な話があるので時間を作ってほしいことを伝えます。忙しくなさそうでも、少し時間をもらって良いかどうかを尋ねてから、落ち着いて話ができる場所へ移動します。
異動願いは丁寧に記入しよう
初回公開日:2018年03月17日
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