「なんなりとお申し付けください」の意味|使い方を詳しく紹介
更新日:2025年02月06日
メールや文書の締め
「なんなりと」は、メールや文書の締めくくりとして「ご不明な点がございましたら、なんなりとご連絡いただけますと幸いです」などといった使い方ができます。
特にメールや文書は対面での話し合いと違って、相手に内容が伝わっているかどうかが分かりづらいことがあります。そのために、「なんなりと」を使うことで、わからない点については回答すると言う意思を示すことができます。相手が連絡しやすくなるような気遣いの一言として使うことをおすすめします。
謝罪やクレーム対応中
謝罪やクレーム対応中にも、「なんなりと」を使うことができます。「なんなりとお申し付けください」とは別に、「至らぬ点がございましたら、ご意見等、なんなりとお聞かせください」といった使い方が可能です。
「なんなりと」は相手の意向に合わせるという気遣いの言葉です。丁寧で誠意を見せることができる表現ですので、謝罪やクレーム対応をしている時の言葉として適していると言えるでしょう。また、謝罪やクレーム対応中に使う際は、敬語の使い方を間違えないようにより一層注意しましょう。「なんなりと」について間違えやすい敬語表現については、後ほど解説します。
仕事で手が空いた時
仕事で手が空いた時、上司に仕事がないか聞きに行くこともあるでしょう。そんな時に「なんなりと」を使うことが可能です。仕事を振ってほしい時は「なんなりとお申し付けください」と言うことで、「なんでも任せてください」という自分の状態とやる気を伝えることができるでしょう。
また、アドバイスが欲しいときは「なんなりとご意見ください」と言うのもおすすめです。上司に対して、遠慮せずにアドバイスして欲しいという気持ちを伝えることができるでしょう。
お客様対応をしている時
お客様対応をしている時にも、「なんなりと」を使うことができます。お客様に「なんなりとお申し付けください」と伝えることで、「遠慮なく声をかけてください」「困ったら教えてください」といった意味で積極的に声がけをすることが多いようです。
広告などにも「なんなりとご相談ください」と使われている場合もあります。この場合も、「なんなりと」を使うことで、「お客様に対して、どんなことでも対応します」という宣伝を行っていることがわかります。
「なんなりと」の使い方でよくある間違え
ここまで、「なんなりと」を使う場面についてご紹介しました。ここからは、「なんなりと」の使い方でよくある間違いについてご紹介します。
よく使われる表現でも誤っていることがありますので、注意が必要です。「なんなりと」について正しく理解し、メールや会話で使いこなせるように使い方をマスターしておきましょう。
敬語と共に使う
「なんなりと」と敬語を共に使う際は、注意が必要です。例えば、「なんなりとご質問してください」という言い方は間違いです。
正しい言い方は、「なんなりとご質問なさってください」です。敬語の使い方として、「ご〜する」や「ご〜できる」などは間違った使い方であり、「ご〜なさる」が正しい尊敬語の表現となります。「なんなりと」が丁寧な言葉なので、勘違いを起こしやすいですが、「なんなりと」の後につける敬語表現を間違えないように注意しましょう。
量を示す表現で使う
「なんなりと」を、量を示す表現で使うことは間違いです。「なんなりと」は相手の意向に合わせる意味であり、「いくらでも」「どれだけでも」という意味はありません。
例えば、「なんなりとお買い求めください」は「何個でも買ってください」ではなく、「どんな物でも買ってください」と言う意味になります。「なんなりと召し上がってください」は「たくさん食べてください」という意味にはならないため、誤った表現です。
このように、「なんなりと」は量を示す表現で使うことができない点に注意しましょう。
「なんなりと」と「なんなり」は少し使い方が違う
「なんなりと」とよく似た表現で「なんなり」というものがあります。「なんなり」の前に「なり」を付けて、「〇〇なりなんなり」という言い方をします。意味は、「どんなことでも」「何でも」といったように「なんなりと」の意味と似ていますが、使い方には注意が必要です。
例えば、「ご質問なりなんなりなさってください」という言い方では、ぶっきらぼうで丁寧さに欠けた表現に感じるのではないでしょうか。失礼な言い方になってしまうため、ビジネスシーンでは「〇〇なりなんなり」という表現は避けましょう。
初回公開日:2022年11月09日
記載されている内容は2022年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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