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「ご承諾」の意味と使い方とは?例文や言い換え表現の違いも紹介

更新日:2024年04月15日

「ご承諾」という言葉をビジネスシーンでよく見かけます。「ご承諾」という言葉を使ってみたいけど、使い方が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、「ご承諾」の使い方や注意点を例文と共に紹介しています。気になる方は是非ご覧ください。

しょう‐にん【承認】 の解説
[名](スル)
1 そのことが正当または事実であると認めること。「相手の所有権を―する」
2 よしとして、認め許すこと。聞き入れること。「知事の―を得て認可される」
3 国家・政府・交戦団体などの国際法上の地位を認めること。「国連に―された国」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%89%BF%E8%AA%8D/#jn-... |

「ご許諾」

「許諾(きょだく)」は、「許」という字が入っていることから、相手の要望を聞き入れて許すことという意味があります。

対して、「承諾」の意味は、「人の意見を受け入れて返事をする」ですので、要望を引き受けるという意味です。

つまり、「ご許諾」は、相手の要望に対し、許すという意味がある言葉で、「ご承諾」は、相手の要望に対し、引き受けるという意味がある言葉です。

「ご許諾」と「ご承諾」の意味は似ていますが、違いがあることが分かりましたでしょうか。

こちらからの要望に対して、許してほしい場合は、「ご許諾」を使い、引き受けてほしい場合は、「ご承諾」を使うと良いでしょう。

きょ‐だく【許諾】 の解説
[名](スル)相手の希望や願いを聞き入れて許すこと。「―を得る」「申し入れを―する」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%A8%B1%E8%AB%BE/#jn-... |

「お取り決め」

「取り決め(とりきめ)」とは、話し合いで決められる約束事という意味があります。「申し合わせ」の類語としても使われる言葉です。しかし、「取り決め」の方が、拘束力が強い言葉として使われます。

(例文1)「国家間の取り決めにより、本条例は定めている。」

「取り決め」は「申し合わせ」の類語ではありますが、「お取決めいただきますように」のように使うことはせず、例文のように、文中に「取り決め」と使うことが多い言葉です。

「ご承諾」はお願いをする言葉ですので、言い換えとして使わず、「取り決め」と合わせて使うと良いでしょう。

とり‐きめ【取(り)決め/取り▽極め】 の解説
取り決めること。また、その内容。決定。約束。契約。「―を守る」「支払期日の―をする」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%96%E6%B1%BA%E3%8... |

「ご約定」

「約定(やくじょう)」は、約束して決める契約のことです。

また、金融機関の株や債券などの取引で、売買成立のことを指す言葉でもあります。そのため、取引が成立した日のことを「約定日(やくじょうび)」といいます。

そして、承諾して契約する意味で、「約諾(やくだく)」という言葉があります。「金融機関と融資の件について約諾した」のように使われる言葉です。

「ご承諾」は契約や取引を引き受けるという意味の言葉です。「約定」は金融機関における契約に関して使われることが多い言葉です。

「ご承諾」と意味が似ているところがありますが、意味を理解した上で、使ってみましょう。

やく‐じょう〔‐ヂヤウ〕【約定】 の解説
[名](スル)約束してきめること。とりきめを交わすこと。契約。「共同開発を―する」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B4%84%E5%AE%9A_%28%... |

「ご承知」

「承知(しょうち)」は、事情を知ることや聞くという意味があります。また、目上の人は「了承(りょうしょう)」すると使いますが、「承知」は目下の人が使う言葉です。

(例文1)「ご承知おきください。」

例文1は、よく耳にしますが、目上の人や取引相手には不適切な文章です。しかし、社内などの事務的な文章には使いますので、使い方に注意しましょう。

「ご承知」は、知ることや聞くという意味がありますが、「ご承諾」は、知ることや聞くという意味以外にも、「引き受ける」という意味があります。

「知ってほしい、聞いてほしい」ときには、「ご承知」を使い、「知ってほしい、聞いてほしい」内容を「引き受けてほしい」ときは、「ご承諾」を使うようにしましょう。

しょう‐ち【承知】 の解説
[名](スル)
1 事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。「無理を―でお願いする」「君の言うことなど百も―だ」「事の経緯を―しておきたい」
2 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに―した」
3 相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。「この次からは―しないぞ」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%89%BF%E7%9F%A5/#jn-... |

「ご契約」

「ご契約(ごけいやく)」は、相手との取引で、契約について話し合う中でよく耳にする言葉です。

「契約」は、「約束を交わすこと」という意味があります。「ご承諾」は、契約や取引を引き受けるという意味がありますので、言い換えて使うよりも組み合わせて使う方が良いでしょう。

(例文1)「契約内容を確認していただき、ご承諾いただきますと幸いです。」

(例文2)「この度は、ご契約いただきまして、誠にありがとうございます。」

「ご契約内容にご承諾いただきますと」だと敬語が回りくどくなってしまいますので、「契約内容にご承諾いただきますと」という風にすると自然な表現になるでしょう。

けい‐やく【契約】 の解説
[名](スル)
1 二人以上の当事者の意思表示の合致によって成立する法律行為。売買・交換・贈与・貸借・雇用・請負・委任・寄託など。「―を結ぶ」「三年間の貸借を―する」→単独行為 →合同行為
2 約束を取り交わすこと。また、その約束。

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A5%91%E7%B4%84/#jn-... |

「ご承諾」の丁寧表現

「ご承諾」を使った表現で、より丁寧に相手に伝える方法があります。

方法として、「です。ます。」といった助動詞を付けることで、より丁寧な表現になります。

ここでは、丁寧な文章で「ご承諾」を使った表現の仕方をお伝えします。

ビジネスシーンで使い分けてみましょう。

「ご承諾賜りありがとうございます」

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初回公開日:2018年04月09日

記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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