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「拝借」の意味とは?使い方・例文・注意点・英語表現などを紹介

更新日:2024年03月15日

「拝借」の正しい意味や使い方をご存知でしょうか。本記事では、「拝借」の適切な使い方や注意するポイント、言い換え表現なども紹介しています。ビジネスシーンでよく耳にする「拝借」の使い方に不安や疑問がある方は、ぜひチェックしてみてください。

「借用」とは借りて使うこと、使うために借りることを意味します。借りたものを使うことが前提になるので、資金や機材などを一時的に借りるときに表現することが多いです。

こちらは謙譲語、尊敬語の意味はありませんので、目上の人や会話相手に対しては「借用」ではなく無難に「拝借」と表現しましょう。

しゃく‐よう【借用】 の解説
[名](スル)借りて使うこと。使うために借りること。

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%80%9F%E7%94%A8/#jn-... |

「お借りする」

「お借りする」は「借りる」の謙譲語であり、日常会話でも伝えやすい表現です。また、「お借りする」の前に相手から借りる物を示してから使いましょう。

  • ボールペンをお借りします。
  • 一旦、お手元の資料をお借りしてもよろしいでしょうか。

以上の例文のように、借りるものを丁寧に補うと相手との意思疎通もスムーズです。

「お貸しいただく」

「お貸し」のもとの単語は「貸す」という、一時的に相手に物品や能力などを提供するという意味です。その「貸す」に「お~いただく」という謙譲語で表現されています。

  • 御社の機材をお貸しいただくことになりました。
  • 事業設立のために、〇〇様のお力をお貸しいただけますか。

以上の例文のように、相手から物や能力を貸してもらえるかを伺う表現です。柔らかく丁寧にお願いするときに使いましょう。

「お預かりする」

「預かる」という動作の言葉に「お ~する」という謙譲語の基本を当てはめた表現です。ビジネスシーンで社内、社外問わず目上の人に接するときにも、自分の動作をへりくだって相手に伝える敬語として使えます。

接客業や来社したお客様の対応のときによく使うので、職務上必須になる方も多いのではないでしょうか。

  • お持ちになっている荷物は私がお預かりします。
  • お預かりしたデータはこちらでお間違いないでしょうか。

「拝借」の英語表現

「拝借」という意味を持つ英単語は、「borrow」と「borrowing」があります。「borrow」は「借りる」「~を借りる」「取り入れる」を意味する動詞で、その現在分詞、名詞が「borrowing」です。

日本語で表現する「拝借」は広い意味を含んでいて、単に物品を借りたい場合には「borrow」です。しかし、以下の例文のように相手から「拝借」するのが個人の能力や時間であれば、表現する英単語も変化します。

  • could you give me some advice? (お知恵を拝借できますか?)
  • I’m sorry for taking your time. (お時間を拝借してすみません。)
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初回公開日:2017年08月09日

記載されている内容は2022年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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