「確認しました」とメールで返信するときのマナーは?例文付きで解説
更新日:2024年09月29日
返信メールの作成方法
メールを作成するとき件名、宛名、挨拶・名乗り、要旨、詳細、結び、署名の8つの内容が漏れていないか注意して書くのが基本です。
返信メールで、上記の8つの内容が不足してしまうと、正しくない表現になり相手に失礼なメールを送ってしまうことになります。
特に挨拶と結びは、相手に感謝の気持ちを伝えられる貴重な部分だと意識して作成してみましょう。
「確認しました」と返信するメールの例文
「確認しました」と返信するときの主な流れは把握していただけたでしょうか。
ここからは例文を使い、具体的な作成の仕方を2つ紹介します。
返信メールの文は基本的に長文ではありません。そのため一度身につくと、その後は簡単にメールを作成できます。作成に時間がかかっている人は、例文から形を覚えてみましょう。
「ご一読ください」に返信する場合
送られてきたメールに「ご一読ください」と書かれている場合、返信する必要はあるのか疑問を持った人もいるのではないでしょうか。
返信を求められる文がなかった場合でも「確認しました」と相手に読んだ旨を伝えるのがマナーです。
- メールに添付していただいた会議資料を確認しました。
- 来週の日程を確認しました。問題ないためチームに共有いたします。
- 昨日送っていただいた契約書を確認しました。迅速なご対応に感謝申し上げます。
「ご確認ください」に返信する場合
メールに「ご確認ください」と書かれている場合は、読むだけではなく、添付されている資料や本文に重要な内容が書かれている可能性があります。
内容を確認した後は「確認しました」と必ず返信しましょう。
- 明日のアポイントのキャンセルを確認しました。
- 工事の日程を確認しました。来週中に資材を配送いたします。
- 会議の時間と場所の変更を確認しました。調整していただきありがとうございます。
「確認しました」の言い換えは?
返信の度に「確認しました」と使ってしまうと、違う言い方をしてみたくなるでしょう。
「確認しました」の言い換えができる言葉を2つ紹介します。
言い換えや類語を知ることで、文章的に避けたい同じ表現の連続使用などを回避できるため、ぜひ覚えてみてください。
拝見しました
拝見とは謙譲語で、上司や取引先の人に使える単語です。
「確認しました」は丁寧語のため、親しい関係でない限り上司など目上の人に使うのは適切ではないと言えます。メールを送る相手が目上の立場にある人なら謙譲語や尊敬語を使うのがマナーです。
また、敬語を使い分けることができれば、相手によい印象を与えられます。
拝受いたしました
拝受とは受領の謙譲語で拝見と同様に自らがへりくだる表現になり、使う相手は上司や目上の人のため、同僚や後輩に使うのは誤りです。
「確認しました」という言い回しでは、失礼になる可能性のある相手に対し「拝受いたしました」と言い換えましょう。
「拝受」と「いたしました」では、二重敬語で誤用なのではないかと疑問に感じている人もいるかもしれません。厳密にいうと、種類の異なる敬語表現のため二重敬語ではなく、正しい敬語として使えるので安心してください。
初回公開日:2018年02月13日
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