「お邪魔する」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年08月29日
メールでの使い方
以上の使い方と同様ですが、尊敬語の使い方には注意点があります。たとえば、上司という自分にとって目上の相手が、お客様など社外の存在であり立てるべき相手のところへ「お邪魔する」ことを伝える時、「お邪魔する」ことを行うのが目上の人(ここでは上司)なので、お客様に宛てるメールに「上司が訪ねられたかと存じますが」といった敬語表現を用いることは間違いです。
簡単にまとめると、自分にとっての上司のことを社外の立てるべき相手に対して伝える時には、上司の内容を尊敬語で示さないということです。つまり、メールの宛て先が社外の立てるべき相手(お客様・利用者様・取引先など)の場合は「自分側が勤める会社=自分側・自分が務める会社外の存在=相手側」になります。「対する相手が立てるべき相手なのか」で、使う敬語を考える必要があります。
年賀状での使い方
年賀状では「また機会を見て、お邪魔させていただきたいと思います」などの言葉が添えられることもあります。「お邪魔する」の使い方には気を付ける必要はありますが、年賀状でも「お邪魔する」の言葉自体は使うことができます。
「お邪魔する」を敬語表現にした時の例文!
敬語表現にした「お邪魔する」を使った例文をご紹介していきます。
◯月◯日の◯曜日、◯時◯分頃にお邪魔させていただきます。
訪問業務でよく用いられる文で、突然ではなく、事前に「お邪魔する」予定を立てて行う時に使用されます。お互いの予定を踏まえて合う日時を考えるため、多くは確認の意味も込められています。確認の意味としては、予定の日時だけでなく、月・曜日・30分などの時間で予定した場合は◯分など、具体的な部分まで含めて伝えた方が良いでしょう。
お忙しい中ありがとうございました。お邪魔しました。
訪問などで相手のいる場所にお邪魔して、そこを去る時に使うことが多い文です。「お邪魔する」を去り際に使う時は、「お邪魔しました・お邪魔いたしました」が用いられます。
◯◯様がお訪ねになりましたよ。
お客様などの立てるべき人が、誰かに用があって自分が勤める会社・お店などに来た時に、その訪れた人が用のあった人に対して使うことが多いです。
「お邪魔する」を別の敬語表現にすると?
別の言葉を使って、「お邪魔する」を敬語表現で示すこともできます。
伺う
「訪れる・訪問する」の謙譲語なので、「訪れる」の意味で使うこともある「お邪魔する」の別の敬語表現で使えます。敬語表現にする時には、「伺います・伺いました・◯◯のところへ伺う・◯◯のところに伺う」といった形で使います。
初回公開日:2018年02月24日
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