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「ぴったり」の敬語表現・ぴったりの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2023年12月31日

「ぴったり」は敬語ではありませんが、敬語を要する中で使いたい時もあるでしょう。また、類語や別表現がたくさんある言葉なので、それら語の方が適切な場合もあります。「ぴったり」の意味や使い方、類語や別表現についてをご紹介していきます。

適度

「適度(てきど)」の意味は、「丁度良い・程良い」です。「適」「丁度良い」の意味を持ちますが、「度」が「度合い」の意味を持つため「丁度良い」だけでなく「程良い」の言葉も意味に含まれています。「適度」は「程度」に関した「丁度良い」にのみ使用する点が、「ぴったり」との違いです。

適切

「適切(てきせつ)」の意味は、「ぴったりとあてはまる様子(丁度良い様子)」です。意味の中に「ぴったり」が含まれていることから類語になると言えますが、「適切」は「様子」にのみ使用されます。つまり、「物がぴったりと合う(物同士が丁度良く密接する)」の意味では使いません。「それは適切な表現です」や「適切な指示をお願いします」などの形で使います。

適当

「適当(てきとう)」の意味は、「丁度良い程度(いい加減)」です。反面「その場をなんとかつくろう程度」の意味もありますが、ビジネスシーンでは「丁度良い程度」の意味で使います。「程度」や「加減」とあるため、「適度」と同様に「程良い」の意味で用いられることが多く、「適当に配分します」などの使い方をします。

好適

「好適(こうてき)」の意味は、「目的にかなっていて丁度良いこと(相応しいこと)」または「そのさま」です。「目的にかなう」の点が「適宜」と似ていますが、「適宜」=「ぴったりの行動」を表す時に使い、「好適」=「ぴったりの物事」を表す時に使います。例文には、「贈り物に好適な品」などかあります。

理想的

「理想的」の意味は、「理想(考え得る限り素晴らしい状態・望ましい姿)にあてはまっていること(理想が実現して素晴らしいさま)」です。「理想に合う」の意味で「ぴったり」の言葉が用いられることがあるため、「理想的」を「ぴったり」の別表現に挙げました。

「ぴったり」を適切な語で表現しよう!

「ぴったり」には、「隙間なく密着している・急に完全に止まる(止める)・少しの狂いもなく適合する」の意味があります。敬語表現ではないため、敬語の中で用いる時には、「ぴったり+です」などのように、敬語と組み合わせた文を作ります。相手によって、組み合わせる敬語の種類(尊敬語・謙譲語・丁寧語)を考えましょう。

類語や別表現はたくさんありましたが、いずれも敬語表現ではないため、敬語の中で使用する時には「ぴったり」と同じように、敬語と組み合わせた文を作って表現します。「ぴったり」は敬語表現を要する中で使用することは、適さないと判断する企業も場合もあるため、特にビジネス文書では用いない方が無難と言えます。

口頭では必要に応じて使えますが、類語や別表現を含め、その状況に合った言葉を使って「ぴったり」の意味を表現すると良いでしょう。

初回公開日:2018年04月06日

記載されている内容は2018年04月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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