「ですよね」の意味と使い方|言い換えや英語表現についても紹介
更新日:2024年08月08日
「ですよね」は、話しの内容に確証が持てないことを相手に尋ねたり、同意を求めて確認したりする際にも使われ、これは敬語になります。
例文は、文末に「?」と「。」をつけたものがあります。「?」をつけたものは語尾のイントネーションを上げ、相手になにかを尋ねる文です。文末が「。」で終わるものは語尾を下げ、相手に確認をする文です。同じ文でも語尾の上げ下げで意味の区別をします。
高い敬意が必要な場合は「ですよね」を使用せず、言い換え表現を使いましょう。
- 「この商品は、100個納品ですよね?」
- 「フランスはドイツの隣の国ですよね?」
- 「ここまでの話は理解できますよね。」
「ですよね」を使う際の注意点
「ですよね」という言葉は、「だよね」より丁寧な言い方であることから、ビジネスシーンで使用できる敬語だと考える人もいるでしょう。「ですよね」は、「そうですよね」が由来のため、丁寧なつもりでも敬語になりません。
丁寧語は省略せずに最初から終わりまで丁寧に言うことが基本です。最後まで言わない、最初を省略することは話し言葉ではよくありますが、相手は軽くあしらわれたような印象を持ち、失礼にあたるため注意しましょう。
TPOに合わせて使用する
「ですよね」はTPOに合わせての使用がおすすめです。省略した形での使用はビジネスシーンではNGですが、敬語として使う場合もTPOを意識することが必要です。
敬語は、高い敬意が必要な場合とそれほど高い敬意が必要でない場合があり、使う相手を間違えると、どちらも失礼に感じます。
接客時や取引先、上司、年長者と接する時は高い敬意が必要で尊敬語や謙譲語を用います。親しい同僚に接する場合には丁寧語を使い、フランクな中にも敬意や社会人としての品位を表しましょう。「ですよね」は丁寧語なので、親しい人に使用します。
「ですよね」に似た言い換え表現にも注意
「ですよね」以外にも、ビジネス上での会話やメールで使える、同じような意味を持つ言い換え表現があります。会話をする際は、答え方にバリエーションがある方が印象が良いため、言い換え表現をたくさん知っておきたいものです。ただし、使用の際には注意が必要です。
ここでは、「確かに」「そうですね」「なるほど」「はい」「参考になります」を取り上げます。それぞれの使い方を理解して、相手に不快感を与えないようにしましょう。
「確かに」
「確かに」という言葉は、確かにそうだという意味であり、相手の言ったことに納得し共感した時の表現です。「確かに」という言葉だけで返答するのは目上の人に対して失礼になります。
「確かに言う通りです。」という意味で使いたいのであれば、「確かに、おっしゃる通りです。」と尊敬語を用いて最後まで言葉を続けることで、感じのいい返し方になるでしょう。
「確かに、確かに」という繰り返し表現は、上司が部下に言う場合はあっても部下が上司に使う言葉ではありません。
「そうですね」
「そうですね」は相手の話を肯定する意味を持ち、「そうですよね」よりも馴れ馴れしさやカジュアルな印象がないため、ビジネス向きの言葉として使用する人も多いでしょう。
この言葉は丁寧語ですが、言い方によっては上から物を言う冷たいニュアンスになる場合があります。また、心がこもらない状態で「そうですね。」と繰り返して返答していると、適当にあしらっているように捉えられることもあるため、使用の際は注意しましょう。
「なるほど」
「なるほど」は、「確かに」の類義語です。自ら納得した場合や相手の言葉に同意し、同感である気持ちを表す感動詞で、相槌としても使われます。
その通りだという共感の意を示し、「なるほど、その通りですね。」や「なるほど。」とうなずきながら使用されます。ただし、目上の人との会話で、「なるほど」を単独使用すると尊大な印象を与えることがあるため注意しましょう。
近頃は、「なるほど」を丁寧にするためか、「なるほどですね」と相槌を打つ人を見受けます。これは丁寧なつもりでも正しい日本語ではないため、注意しましょう。
「はい」を連続する
初回公開日:2022年06月17日
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