学校事務志望動機の書き方/例文|未経験/経験あり/新卒/転職の場合
更新日:2024年09月25日
志望動機には、児童生徒との関わりを入れる人も多いと思います。当然ですね。それが、学校事務職員を志望する理由の一つなのですから。
さて、ここで注意したいことがあります。一口に児童生徒との関わりといっても、どの年代の生徒を想定するのかということです。例えば小学生にとっては、学校事務職員も「事務の先生」です。しかし高校生ともなると、そんな風には思っていませんよね。
公立学校では、市の行政職または教育委員会単位で行われる採用試験では、小学校と中学校の両方を想定する(まれに市立高校もあり)必要があります。高校は県の行政職または学校事務職員試験の採用試験となりますので、高校生のみを想定すれば良いでしょう。
一方私立学校では、高校のみ・中高一貫校・小中高一貫校・大学まで揃ったところとバラエティーに富んでいます。志望する学校に応じて想定する年代を考慮して志望動機を書く、または幅広い年代に対応できるよう「どの学校に配属されても、発達段階に応じた対応を心がけたい」などと書くことが必要でしょう。
各ケース別学校事務志望動機例文
公立・小中学校の場合
子供達への関わりが持てる職場で働きたいという思い、また、教育現場で教員の負担が増している昨今の現状を見るにつけ、生まれ育った地元への恩返しの意味も込めて、学校事務を志望しました。現場の先生方が生き生きと働けるよう、事務的な面でサポートしていくのが学校事務職員の役目だと思っています。どこの地域・校種に配属されても地域に根ざした学校となるよう、努めていきたいと思います。
公立・高校の場合
「高校生の頃、学校の事務室に足を運んでは様々な証明書を発行してもらったことが、学校事務に興味を持ったきっかけです。子供扱いせずに1人の大人として対処していただきました。社会人の良き先輩として、生徒の発達段階に応じた対応をしながら、成長の一旦を担う仕事をしていければと思っています。」
「私自身も県立高校に進学し、両親も経済的負担が少ないことを喜んでいました。学費はもとより、就学支援金を始めとして学習機会を保証してくれる県立高校で、事務的な面から生徒の学びをサポートしたいと思い学校事務を志望しました。税金等で運営される学校ですから、事務処理には常に厳しい目が向けられるのも承知しています。それでも、少しでも教育現場に携わっていきたいと思っています。」
私立・中高一貫校の場合
かねてから教育現場への興味はありました。貴学の特色として、中学からのキャリアガイダンスに力を入れていると伺っています。中学高校を通した多感な時期に一貫した教育方針で中断なく生徒を導くその教育方針に感銘を受けました。
これらの教育に日々取り組んでおられる先生方と一緒に、私自身少しでも学校事務として関わる事ができればと思い、志望した次第です。
私立・高校の場合
私自身は公立高校出身のため、貴学との直接のご縁はありません。しかし、学生時代から貴学の生徒さんの折り目正しい様子は私たち生徒の憧れの的でした。貴学の教育方針を拝見するにつけ、その理由がわかった気が致します。私も貴学で、よき社会人・家庭人を生みだすためのお手伝いをさせていただきたいと強く思いました。
未経験・経験ありの場合の学校事務志望動機
未経験の場合
情熱とその裏付けを志望動機でアピール
実は新卒時にも一度公務員試験を受けた事があります。その時は残念ながら不合格で一般企業に就職しました。しかし、公教育の現場で学校事務として学校経営の一旦に関わりたい、公金を正しく運用しながら学校施設の充実をはかり、未来の人材を育てたいという思いをずっと抱いていました。
その思い捨てがたく、十分な準備を経て、学校事務職員採用試験に再度チャレンジした次第です。
経験ありの場合
実務経験を志望動機でアピール
結婚して退職しましたが、それまでの6年間に公立中学校で勤務しておりました。6年のうち前半の3年間は40代のベテランの方から指導を受け、後半の3年間は新卒の指導に取り組みました。
後半の3年間で新卒の指導にあたったときは、先輩として予算策定などの業務にも目を通す機会があり、学校経営を幅広く捉えることができ充実したときを過ごせました。
また、外部との折衝でコミュニケーション力も培われたと自負しております。公立と私立で違いがあるとおもいますが、過去の経験を活かして少しでも貴校の教育の一旦を担わせていただければとおもい志望させていただきました。
新卒・転職の場合の学校事務志望動機
新卒の場合
初回公開日:2017年08月24日
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