マーケティングへの志望動機の書き方と例文|ポイントや注意点など
この様な理由から、計数的に物事を判断して結果をまとめられる人材はマーケティング部門において、喉から手がでるほど欲しい人材の一つになります。研究でもバイトでも良いので計数管理を行って何か物事を改善した事例を持っている人はそのエピソードを話した方が良いでしょう。
好奇心が旺盛である事をアピール
「好奇心が旺盛で、何事にも挑戦するタイプです。最近フリマにハマっているのですが、商品の値付けの仕方を考える為に、リユースショップの値付けの仕組みついて調べてみました。
その為に近所のリユースショップ5店舗で下取りを10件ずつ見て査定方法を調べていたのですが、買取価格は販売価格を元に算出している事がわかりました。
この様に私は興味が湧くと色々調べてしまう性格なのですが、御社にはいってから持ち前の好奇心を活かして御社の商品の売り上げを伸ばす方法を追求していきたいと思います。」
解説としては、上記と同じく、なぜその企業を志望するかという説明を補足する必要がありますが、もう一つマーケティング職に重要な適正は好奇心旺盛であるという事です。
マーケティング職は工場で製品を作る様に淡々と同じような事をこなすのではなく、新しい事に取り組む力が求められます。
例えば、新しい商品のキャッチコピーを考える際には競合のキャッチコピーの付け方や最近他業界でヒットした商品のキャッチコピーなど様々な情報について調べる必要がありますし、そこから当たるキャッチコピーを考えなければなりません。
つまり色々な情報を好奇心旺盛に収集し、新しいキャッチコピーであったり商品パッケージなどを考えられる力が必要となるのです。この様な理由から好奇心旺盛であるという事はマーケティング職の適性の一つとなります。
マーケティング職の志望動機のダメな例
この様に志望動機について説明してきましたが、逆にダメな志望動機の例について説明します。
センス・創造力を強調する志望動機
「御社の服のデザインが好きでマーケティング職を志望します。私はアパレルのショップ店員のアルバイトを通じて、衣服に関するセンスを磨いてきました。
その中でも御社の服は特に私の好みのデザインであり私と御社のセンスは似ていると考えています。入社後はこのセンスを生かして御社のマーケティング担当として商品の販売促進にお役に立てると考えています。」
解説としては、マーケティングというと、どうしてもCMやイベントを開催したり、センスが重要だという風なイメージを持たれるかもしれません。
しかし、新卒を採用する様な大手企業の多くはチラシやWEBサイトの様な販促物の作成は外注しています。つまりマーケティング担当者の仕事はキャンペーンや販促物の立案や効果測定の部分が中心なのです。
よって、センスが良い、御社のテイストが好きだと言う事は志望動機にはなりえますが、どちらかというとセンスよりもキャンペーンや販促物の企画や立案をしてくれる人材が欲しいのであってデザインセンスやおしゃれさは必要ないのです。
なお、これと同じようにアピールしなくても良いのが発想力や創造力です。確かに発想力や創造力はマーケティング担当者にとって必要なスキルの一つですが、あくまでも分析や調査に基づいた発想や創造が求められるので、発想力や創造力をアピールしたい場合は分析や調査に基づいて物事を考えるタイプである事をアピールする必要があります。
知識をやたらとアピールする
「大学でマーケティングに関する研究をしてきました。マーケティングに関するフレームワークや事例などは色々大学で習っていて、5Force分析を使った企業同士の差別化の戦略について研究しています。御社に入社後は大学で培ったマーケティングのノウハウを生かして御社のお役に立てると思います。」