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2017年09月13日

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

ニュースやドラマではよく目にする官僚というお仕事。一般的にはあまり馴染みがないエリート公務員というイメージですが、実は大変激務な職業だということを知っていますか?今回は、官僚がどのような仕事をし、なぜ激務になるのかについてご紹介していきます。

官僚とは?

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

官僚とは、霞ヶ関(中央省庁)に勤務する国家公務員です。政治家が掲げた目標に対し、それを具体的に企画案や予算案に落とし込み、政策として進めていくことが職務になります。

日本の中央省庁は、1府12省庁+復興庁で成り立っており、それぞれ細かく分類すると
・内閣府
・総務省
・法務省
・外務省
・財務省
・文部科学省
・厚生労働省
・農林水産省
・経済産業省
・国土交通省
・環境省
・防衛相
・国家公安委員会
・復興庁

にて構成されています。

官僚の仕事は激務?

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

官僚の仕事はかなり激務であるといわれています。激務の要因は業務量や時期、または個人の出世等様々な理由があり、官僚ならではの職業柄が色濃く反映されているといえます。

国会会期中は激務!

国会が開かれている期間は、特に激務であるといわれています。その中で最も激務な仕事として、答弁資料の作成があります。

国会が開かれると、各省庁は国会で審議する質問通告を受けます。この質問通告を受け、質疑応答のための答弁資料を作成するのですが、作成部署が決まるまで各部署職員は帰宅することができないのです。しかも、この質問通告は平均で国会前日の午後8時くらいまでそろわず、そこから作成部署が決定して初めて答弁資料の作成に取り掛かれるのです。

一般的な仕事でも納期ギリギリに仕事に着手するとなると、深夜残業も辞さない覚悟で取り組まなければなりませんので、これが国会の時期は慢性的に続くとなると、かなり激務であると言わざるを得ません。

厚生労働省が激務という矛盾

働き方改革の推進や残業撲滅に動く組織として最上位の立場にあるのが、厚生労働省と言えます。しかし、労働問題改善を訴えている厚生労働省そのものが激務であるという矛盾がおきているというのが現状のようです。

また、予算が下りない課では残業代が支払われず、サービス残業が慢性的になっている現状があり、働き改革を推進する厚生労働省がブラック企業化するという皮肉な事態に陥っています。民間企業の激務や残業問題を取り上げる前に、中央省庁内の働き方改革を行う必要があるといえるでしょう。

入庁したての新人は激務

入庁して数年間の新人期間は、雑務を任せられることが多く、どうしても激務になりやすいといわれています。ただでさえ新人は勝手がわからず、しかも官僚という縦社会の組織の中で生き抜くための派閥やしがらみに巻き込まれるため、疲弊してしまう人も少なくないようです。

また、入庁当初は、純粋に国を良くしたいという志をもって入庁したにも関わらず、実際の内部の現状に落胆し、方向性に疑問を覚えた若者が激務に耐えられなくなり、退職してしまうことも多いといわれています。

出世競争による激務

官僚は大きくノンキャリアとキャリアに分かれており、将来の出世に大きく関わってきます。

ノンキャリア官僚は、国家公務員2種試験をクリアしたのち、一般的には地方の出先機関で
勤務することが一般的です。キャリア官僚は、難易度の高い国家公務員1種を突破したエリート集団と言われ、主に中央省庁に勤務します。

ノンキャリア官僚の出世コースは良くて課長止まりになるのに対し、キャリア官僚は課長以上から事務次官といった高いポストへの出世コースが用意されています。しかし、こういった上位のポストは多くはなく、上位まで上り詰める人は一握りになります。

キャリア官僚は出世競争の中でふるいにかけられ、出世コースから外れた人は地方機関への出向や退職に追い込まれることもあるようです。プライドを守るため、そして出世競争を勝ち残り、官僚として働き続けるために、激務とならざるを得ないようです。

官僚は激務薄給?

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

官僚が激務であるこということは前述記載のとおりですが、激務、かつ国家公務員なら、安定していて、高収入なんだろうとのイメージが強いのではないでしょうか。

では、実際の給料はどのくらいなのでしょうか。実際のところ、やはりノンキャリア官僚とキャリア官僚では、給料に大きな違いがあるようです。

ノンキャリア官僚の場合

ノンキャリア官僚の平均年収は、534万程と言われています。思ったよりも低いと感じた人も多いのではないでしょうか。ノンキャリア官僚の給料に関しては地方公務員の一般職よりも低い水準にあり、長時間労働、サービス残業といった激務の実態があることを加味すると、薄給であるといえるでしょう。

キャリア官僚の場合

キャリア官僚の平均年収は、1,390万程と言われており、高い水準にあるといえます。ノンキャリア官僚との間に大きな差がありますが、そもそも給料テーブルの基準が両者で異なっていることが理由のようです。

一見高く見えるキャリア官僚の給料ですが、高い難易度の試験に合格し、幹部候補として採用されるプレッシャーや重圧、圧倒的な激務の対価としては見合った額であると言えるのではないでしょうか。

官僚が激務で退職する理由

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

官僚は公務員であるため、「終身雇用」が前提の働き方をしています。しかし、仕事の激務、出世競争についていけないといった理由で出世コースから外れ、やむを得ず退職してしまう官僚も少なくはないようです。

激務やしがらみから逃げ出す官僚

官僚が出世コースから外れた場合、地方出向や外部への再就職(天下り)といった選択肢が与えられるようです。しかし、出世コースを外れたことへの失望から無気力になったり、プライドを守るために地方出向や天下りに応じない官僚もおり、特に40代手前の若手に多いようです。

また、出世の道中にあるしがらみや派閥に疲れてしまい、官僚としての人生の先を見据えられなくなることもあるようです。こういった若手官僚は、官僚として生き方をリタイヤし、民間企業へ転職していく人も少なくないようです。

過去に官僚が過労死した例

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

激務が取りざたされる官僚ですが、激務故に過労死してしまった官僚の話をご存知でしょうか。その官僚は、TPP合意に向けた交渉の最前線で活躍された外交官、松田誠さんのことです。

この外交官の松田誠さんは、京都大学卒業後、外務省に入ったキャリア官僚で、能力の高さと責任感の強さから同僚、上司から多大なる信頼を寄せられていたようです。そんな松田さんは、2014年8月にTPP交渉の責任者の1人として、TPP参加諸国との通商交渉に臨むことになります。

交渉会合は連日深夜にまでおよび、時には夜を徹した交渉があり、睡眠もほとんど取れていなかったようで、その疲労がたたり健康を害するほどまでになってしまっていたようです。その結果、ある日自宅で突然倒れ、49歳の若さで帰らぬ人となってしまったのです。

官僚の激務は、今の日本の象徴

官僚の仕事は薄給激務なのか?|官僚が激務で退職する理由

官僚は、よりよい国づくりをしていくための最後の砦となり、しっかり舵取りをしていかなくてはならない存在です。その責任やプレッシャーは大きく、私たちの想像をはるかに超えるような問題も多くあり、その先にあるのが激務といえるでしょう。

そういった現実を踏まえ、私たちも国を代表して働く官僚に敬意を払うことを忘れてはなりません。激務の先にある過労死問題や官僚のあり方をしっかり追究し、誰もが充実した仕事環境で働く未来を目指しましょう。

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