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2017年10月06日

絵を描く仕事の種類・平均収入・副業での絵を描く仕事・未経験

絵を描くことが好きで、絵を描く仕事に就きたいと思う人は多くいますが、どのように始めれば良いのか分からず遠回りをしてしまうこともあります。そこで、絵を描く仕事の種類と、仕事にするために必要なこと。また絵を描く仕事の収入についてお伝えします。

絵を描く仕事について

絵を描くのが好きで、出来れば絵を描く仕事に就きたいと思っている人は多いでしょう。「好きなことを仕事に出来るならどんなに幸せだろう。」と思い、絵を描く仕事を目指すのは良いですが、実際、絵を描く仕事に就こうと思うと分からない事も多いのではないでしょうか。例えば、

・絵を描く仕事にはどんなものがあるのか。
・絵を描く仕事に就くために取得した方が良い資格などあるのか。
・絵を描く仕事に就くためにどんな勉強をしたら良いのか。
・絵を描く仕事に就くにはどのくらい絵がうまければよいのか。
・絵を描く仕事で本当に食べていけるのか。

など、絵を描く仕事に就くために知っておきたい情報は意外と多いものです。そこで、絵を描く仕事に就くことを目指している人に、絵を描く仕事に就くにあたって知っておいて欲しい情報をご紹介していきます。

絵を描く仕事の種類

まず「絵を描く仕事」とひと口にいっても、そこには様々な仕事の種類があります。あなたがよく目にする「絵」や「こんな絵が描きたい」と望んでいる仕事の他にも、絵を描く仕事は意外と多く存在します。

そこで、「絵を描く仕事」としてよく知られた仕事から、あまり知られていない仕事までをご紹介していきます。

漫画家

主に出版社と契約して、その出版社が発行する漫画雑誌に掲載する漫画を描く仕事です。絵を描く仕事の中では、幼少のころから親しんでいて、最もイメージがし易いものでしょう。プロ・アマチュアを問わず、漫画を描いている人の数はとても多いです。

アニメ制作者

TVや映像作品のアニメーションを制作する仕事です。主にアニメ制作会社に入社して制作に携わります。動画を描く動画マン、原画を描く原画マン、背景、キャラクターデザイン、メカニックデザイン、CGデザインなど役割によっていくつかの職種があります。

本や雑誌の表紙や挿絵イラスト制作

小説などの文庫本、単行本から週刊誌、月刊誌、ファッション雑誌などに掲載するイラストを描く仕事です。フリーランスとして出版社からの依頼に沿ったイラストを描きます。基本的に書籍や雑誌の内容、デザインに合わせて素材となるイラストを描いていきます。

広告イラスト

広告に使われるイラストを描く仕事です。フリーランスとして広告製作会社からの依頼で描きます。広告物によって使用方法は多岐にわたりますが、あらかじめ広告スペースは決められているので、決められた広告スペースとデザインに合わせてイラストを描きます。

ゲームのイラスト制作

ゲームに使用されるイラストを描く仕事です。ゲーム会社に入社してイラスト部門に携わるか、フリーランスとしてゲーム会社からの依頼でイラストを描きます。最近ではスマホアプリやカードゲームなども多く、イラストの需要が増えています。

キャラクターデザイナー

アニメーションや映像作品のキャラクターデザインの他、パッケージや文具用品に使用されるキャラクターを描く仕事です。フリーランスとして受注する他、キャラクター専門の制作会社がいくつかありますので、そこに入社して携わります。

映像の絵コンテ

あまり表には出ませんが、TVCMや映像作品の絵コンテを描く仕事もあります。実際に映像を撮影する前に、制作スタッフや出演者がイメージを共有するために描かれるのが絵コンテです。主に映像制作会社で作られますが、絵コンテ制作専門の会社も存在します。

ファッションデザイン制作

実際に服を作る前のデザインイメージを描く仕事です。基本的にファッションデザイナーが描くことが多いですが、ファッション業界や映像制作の現場で、服のイメージを制作スタッフが事前に共有して、全体のバランスを考えたり進行をするためのイラストです。

工業イラスト制作

こちらも基本的にはプロダクトデザイナーが描くことが多いですが、工業デザインの出来あがったイメージを描く仕事です。車のデザインや商品パッケージのデザインなど立体物のデザインを実際に制作する前にイメージするために描きます。また、取扱説明書などで使用されることもあります。最近ではCAD(キャド)と呼ばれる設計図を扱うソフトで制作されることが多いです。

景観イラスト制作

主に不動産業界で使用される建物の景観イメージ画です。パース画と言われるもので、建物の設計図を元に実際にその建物が作られた時の景観イメージを描きます。こちらもCAD(キャド)と呼ばれるソフトで設計図から3Dイメージを制作することが多くなっています。多くの不動産は建物が完成する前に販売が開始されるため、この景観イラストが広告などに使用されることが多いです。

似顔絵描き

街でよく見ることができる絵を描く仕事といえば似顔絵描きでしょう。ショッピングモールなどの一角で、一般の人を相手に似顔絵を描きます。似顔絵専門の会社に所属して似顔絵が描ける場所や仕事を斡旋してもらいます。最近はウェディングボードや名刺、SNSのアバターなど似顔絵が求められる場所も多くなっています。

他にも、グラフィックデザイナーやWEBデザイナー、雑誌エディター、ディスプレイデザイナーなど「制作業」と言われる職業では絵を扱う事が多くあります。

「画家」「芸術家」と呼ばれる人について

絵を描く人のことを「画家」と呼びますが、今回のコラムの中では「画家」や「芸術家」と呼ばれる人についてはあまり触れません。なぜなら「画家」や「芸術家」は確かに絵を描いて生活していますが、絵を描くことを「仕事」=ビジネスとして捉えて語れない部分があるからです。

画家や芸術家は自分の作品を作ることが先決です。自分の作品を売って生活できるなら理想的ではありますが、そこにビジネスとしての戦略やより多くの収入を得るために行うテクニックなどは、それほど多くありません。

画家や芸術家として生活することを目指しているのなら、大きなコンクールで受賞することを目指すのが良いでしょう。また、定期的に個展を開催し自分の作品のファンを増やすことです。自分の絵を売ってくれる画商やディーラーにアプローチするのも良いでしょう。

収入

では絵を描く仕事でどれくらいの収入が得られるのでしょうか。はたして絵を描いて暮らしていくことは可能なのか、気になる人は多いでしょう。

まず初めにお伝えしておかなければならないことは、漫画やイラストなど「絵」の単価はここ20年ほどで、どんどん下がっている点です。インターネットで使用されるカット絵などは「無料」のものもあります。

多角経営的営業で収入アップを狙う

このため、純粋に絵を描くことだけで生活を成り立たせようとするのは難しい面もあります。しかし、ゲームやインターネットの普及で、絵が求められる場所も多くなっていますので職種を限定せずに「絵を描く仕事」を求めるなら、活躍できる場は広がっています。

自分の絵が求められる場所を探し出し、多角経営的に絵の仕事を受注できれば、絵を描く仕事で生活していくことは十分可能です。

絵の値段の付け方

では、絵を描く仕事をするにあたって、その絵の値段の相場はいくらなのでしょうか。いざ絵を描く仕事を始めようとクライアントから依頼を受けた時に、自分の描く絵に幾らの値段をつけたらよいのかが分からない。という人が意外と多いのです。

絵を描く仕事はもちろん時給ではありませんから、1枚の絵を仕上げるのに長い時間かければ絵の価格が上がるというわけではありません。とはいえ、個人的な思い入れで、良い出来なら高く、出来が悪ければ安く売るというような作者の言い値でもありません。ちゃんと相場や適正価格が存在します。

絵の相場は制作物の全体予算で決まる

では何を基準に絵の値段を算出するのかというと、制作物の全体予算から算出します。絵を描く仕事といっても多くの場合、絵が使われるのは制作物の一部です。本や雑誌の挿絵なら、本の内容や雑誌の記事が主体となりますし、広告のイラストであれば広告デザインの一部として絵が使用されることになります。

そして、そのような制作物であれば、あらかじめ決められた制作費用、つまり予算が決まっています。その予算の中から、絵を使う重要性の度合いによって、絵の作成に使用できる費用が決められてきます。

このため、「自分が描いた絵がいくらになるのか」、「自分が描いた絵のギャランティをいくらで見積もればよいのか」ということを考える時、自分の描いた絵がどこにどのように使用されるのかを知っておく必要があります。

描いた絵の相場を知る場合にも、同じことが言えます。例えばゲームの中で使われるイラスト制作費の相場を知るには、ゲームの制作費の相場がいくらなのかということを知らなければなりません。最近では、制作物の相場は年々変わっていますので、最新の相場感をチェックするようにしましょう。

種類別にみる絵の値段の傾向

そのように全体の制作費から、絵の制作費の相場というものが決まってくるので、どこに使用される絵を描くかによって、絵1枚当たりの相場の傾向が表わされます。例としていくつかご紹介しましょう。

広告イラスト

広告の制作費は、その広告が「どのくらい多くの人の目に触れるか?」で決まります。例えば、新聞広告にまったく同じ絵が同じサイズで使用されたとしても、全国紙と地方紙とではで制作費に差があります。このため、絵1枚当たりの相場としては、場合によっては大変高額になる可能性があります。

商品のマスコットキャラクターやパッケージに使用される絵なら多くの人の目に触れることになりますし、様々なバリエーションの広告で長期間使用されることもあるので、絵1枚あたりから大きな収入が見込める物になります。

アニメーション制作

アニメーションを作るためにはとにかく大量の絵が必要となるので、絵1枚当たりの相場は大変低いです。ですので、収入を上げるためには1枚の絵を仕上げるスピードを上げて枚数を稼がなければなりません。

動画を描くのか原画を描くのか、背景やキャラクターデザイン、メカニックデザインなどを担当するのかで収入は変わってきますが、アニメーション制作においては、制作者の賃金が社会問題となるほど低く、絵1枚あたりの単価も制作環境の改善が行われない限り低いままでしょう。

漫画作家

全体の制作予算は雑誌の売れ行きによって左右されます。有名な漫画雑誌なら多少高額になりますが、絵1枚当たりの相場はそれほど高くありません。しかし、作家性の強い仕事なので、人気が出れば単行本の印税として収入を得ることができます。

他にも人気次第で映像化されたりグッズが作られたりすれば、著作権料など2次利用の収入が得られるので、人気次第で多大な収入が見込めます。

本や雑誌の表紙や挿絵

こちらも、本や雑誌の売れ行きによって全体予算が左右されます。とはいえ実際に売れてから絵の制作費が決まるのではなく、出版社側で前もって「このくらい売れるだろう。」という予測を立てて発行部数を決めますので、本や雑誌の単価×発行部数で売り上げを算出し全体の制作予算を導き出します。

また表紙に使用される絵であれば、本や雑誌の「顔」とも言えるものなので絵1枚当たりの単価は高くなりますが、挿絵として使用される絵なら、その使用されるサイズによって値段は変わってきます。

このように、まったく同じ労力を使って描いた絵でも、その絵が使用される制作物全体でどのくらいの制作予算があるのかで1枚の絵から得られる収入が変わってきます。このため1枚の絵を仕上げる労力と、その絵が使われる場合の相場感を考えていく必要があるでしょう。

2次利用を活用して収入をアップさせる

絵を描く仕事をするにあたり収入面で考慮しなければならないこととして、2次利用の活用があります。最近の絵はデジタルが主流となっていて、2次利用の方法も多岐に渡っているので、2次利用を活用して収入をアップさせることが可能となります。

2次利用が見込める案件を受注する

絵の2次利用のうちのひとつとしては絵を使用する側、つまり絵を描く仕事を依頼してきたクライアント側で2次利用していくことがあります。そのような2次利用が見込める絵を描く仕事なら、絵1枚に対する初回のギャランティが低いものでも、2次利用分で収入を得ることができます。

例えば、教科書や学習ドリルなどに使用される挿絵ですと数年は同じ絵が使用されますので、毎年増刷する際に2次使用料を得ることができます。

広告などでは、ひとつの商品を広告するのに雑誌広告や新聞広告、電車内の広告、ポスター、TVCMなど沢山の広告展開をする場合があるので、依頼を受けた時に広告媒体ごとに2次使用料が貰えるように契約を結ぶことで、1枚の絵から得られる収入をアップさせることができます。

デジタルデータを2次利用していく

もうひとつの2次利用の方法はデジタルならではの方法ですが、仕上げた絵を素材にして、別の絵を仕上げる方法です。日本の商習慣としてあまり明確に伝えられることはありませんが、まったく同じ絵を複数の相手に渡して、それぞれの相手からその絵の使用料を得るのはご法度です。場合によっては大きな問題となることもあるので避けた方が良いでしょう。

しかし、描かれた絵の作家性はその絵を描いた本人にありますので、同じ人が描いた絵が似たような絵になることは避けられません。ですから同じ作者の描いた絵のキャラクターや背景が同じになっても問題にはなりません。

どのように絵を仕上げるかその手法にもよりますが、デジタルであれば絵の手法によっては一部を流用することは可能となります。絵1枚に対する初回のギャランティが低い場合でも、絵の一部をパーツとして2次利用する可能性があることをあらかじめクライアントに伝えた上で、効率的に複数の絵を仕上げて収入を得ることができるでしょう。

クライアントよる絵の相場感の違い

絵を描く仕事における収入面の情報でもうひとつお伝えするなら、絵を依頼する会社によっても1枚の絵に対する相場感に違いが見られます。先述した通りここ20年余りで1枚の絵に対する単価が下がっており、20年前に比べて桁がひとつふたつ違うくらいの差があるのが現状なのです。

このため20年以上前、つまりバブルのころから絵を扱っている出版社や広告制作会社では、誦来通りの絵に対する価格感が影響して、ギャランティが高めになる傾向があります。また、収めた絵に対する扱いも丁寧であることが多いです。

副業におすすめの絵を描く仕事

20年前に比べて、絵を描く仕事で得られる収入が下がっていることはお伝えしましたが、収入が下がっている要因としては、絵を描く方も描いた絵を使用する方もデジタル環境となり、1枚の絵を仕上げるための労力が低くなっていることと共に、絵を描くためのアプリケーションの性能が上がり、多くの人が実用に耐えうる絵を描けるようになったということが挙げられます。

今、絵を描く仕事がしたいと思っている人の中にも、本業としてではなく副業として絵を描く仕事がしたいと思っている人も多いでしょう。実際、絵を描く仕事をするのに資格や免許は要りませんし、空いている時間を活用して絵を描くことはできますので、副業としては非常に参入しやすいものと言えるでしょう。

そこで、副業として絵を描く仕事をする場合、どのような内容の仕事があり、どうやって仕事をしていけばよいかということを紹介していきます。

企業に所属して絵を描く仕事を貰う

漫画作家や似顔絵描きなどの絵を描く仕事であれば、出版社や似顔絵専門の会社が絵を描く側の状況に合わせて仕事を調整してくれます。副業として絵を描いている人も多いので、非常にやりやすいですが、企業側では絵を描く人に担当者を付けることになるので、副業でもしっかりと利益が取れる絵が描ける人でないと契約することはできないでしょう。

他にもグラフィックデザイナーやWEBデザイナーとして会社務めしながら、副業として絵を描く仕事をしている人も多くいます。

絵を依頼する会社と直接取引をする

フリーランスとして、出版社や広告制作会社から直接依頼を受ける事も可能です。依頼を受けた際に副業であることを伝えて、打ち合わせの方法や制作スケジュールを配慮してもらえれば、副業でも対応することは可能です。ただし、副業であることでクライアント側に負担がかかるようであれば敬遠されますし、ギャランティを低くして補償しなければならない場合もあります。

イラスト専門の素材集に絵を掲載する

もうひとつ絵を描く仕事を副業にするのに、広告や雑誌のカットとして使われそうな絵をあらかじめ用意して、使用された際に使用料を貰うという方法があります。

広告制作の現場では、写真やイラストの素材集から任意の画像を選んで、使用した分だけ使用料を支払う方法が一般化しています。そういった素材集の中にはイラスト専門の素材集もあるので、そのような素材集に自分の絵を掲載してもらい収入を得ることができます。

この場合、絵が使われなければ料金は発生しませんので「広告や雑誌に使われそうな絵」がどういうものか、ということを考えて描く必要があります。

絵を描く仕事がしたい人がすべきこと

ここまで、絵を描く仕事の種類や収入についてご紹介してきましたが、実際に絵を描く仕事をする時に必要となるモノや、考え方についてお知らせします。

まず絵を描く仕事を始めるにあたり必要となるものですが、制作会社などに所属して社員として絵を描く仕事に就くのと、フリーランスとして絵を描く仕事を受注するのとでは必要になるものは大きく変わってきます。

ポートフォリオを用意しよう

社員として絵を描く仕事に就く場合でも、フリーランスとして絵を描く仕事を始める場合でも共通して必要なのは、自分がどんな絵が描けるのかを見せるための「ポートフォリオ」を用意することです。

最近はWEBサイトとして作る人も多いですが、持ち運べるようにプリントアウトしたものも用意しておきましょう。ポートフォリオは、あなたが絵を描く仕事をする際に、あなたにどんな絵が描けるのかを見せるためのカタログになります。

ポートフォリオの作り方

そんなカタログとしてのポートフォリオをどんな風に作ればよいかというと、あなたの絵が見やすいようになっていれば、凝った装丁やデザインなどは要りません。絵の数は多い方が良いのですが、スケッチやデッサンばかり数十枚もあってもアピール度合いは薄いでしょう。

出来れば色付きで仕上げた絵を、多数のモチーフかつ多数のタッチで見せることができれば、それだけ絵を描く仕事につながる可能性は広がります。

また、ポートレートの見やすさには気を配りましょう。紙で見せる時など、大きいサイズの絵は持ち運びも大変ですし、見るほうも苦労しますので、カラーコピーやスキャンをしてA4程度の大きさに揃えておくと良いでしょう。

フリーランスで絵を描く仕事をする時に必要なもの

さらに、フリーランスとして絵を描く仕事をはじめようと思っている人は、以下のような準備が必要です。

名刺

副業の場合でも、企業から個人で受注して仕事をするとなると、個人事業主となりますので、個人の名刺は用意しておきましょう。

各種SNSアカウントとコミュニケーションツール

個人の営業ツールとしても使えるほか、クライアントとの連絡手段としても一般的になっていますのでFacebook、LINE、Twitterのアカウントは作っておきましょう。また、最近ではSkypeなどの映像通話を使って打ち合わせをすることも一般化していますので、Skypeアカウントやカメラつきの通信端末なども用意しておくといいでしょう。

基本的なグラフィックソフト

現在ではデジタルデータでの納品が主流となっています。たとえ手描きの絵であっても、スキャンなどしてデジタルデータにしないと、納品後に使用しづらく敬遠されます。できればAdobe PhotoShopくらいは用意しておきましょう。

Microsoft Officeアプリケーション

絵を描く人の中には「Microsoft Officeは必要ない。」と思っている人が少なからず居ますが、絵を描く仕事をする上でクライアントからの指示書や原稿を受け取ることが多くあります。しかしその場合、クライアントはあなたの環境に合わせて原稿を用意してくれません。

Word、Excel、PowerPointなどのファイル形式の原稿を受け取ることもありますので、それらの原稿を見るために必要なアプリケーションは用意しておきましょう。

絵を描く仕事をするために必要なこと

絵を描く仕事をする時に絶対的に必要となるのが、絵を使う側の視点です。絵を描くのが好きな人、上手い絵を描く人はたくさん居ますが、絵を描くことを仕事にできるか、できないかは、この「使用者の視点」が持てるかどうかで決まります。

絵を描く仕事を探す時、「絵の上手さ」よりも「絵の使いやすさ」が仕事につながるカギとなります。絵を必要とする市場では「上手な絵」が描ける人より「使いやすい絵」を描ける人が求められているのです。その「使いやすさ」とは、絵の依頼者にとって都合が良いことに他なりません。

クライアントが求めるものを理解する

さまざまなクライアントから絵を描くことが求められますが、クライアントによって求められる内容は変わってきます。アニメーション制作の現場なら、絵のクオリティとともにスピードが絶対的な条件となりますし、本や雑誌の挿絵であれば本の内容を理解して適切なイラストが描ける表現力が求められます。

そのように、クライアントが求めているものが何であるのか。ということが分からないと、自分の描いた絵がどういうところでどういう風に使われるのかということも分からず「使いやすい絵」を提供することもできないので、絵を描く仕事としては成立しにくいでしょう。

絵を描く仕事はサービス業

ここまでお伝えして気づいた方も居るかもしれませんが、絵を描く仕事とは「サービス業」の側面を多大に含んだ仕事なのです。このため、絵がウマくないと絵を描く仕事はできないということは決してありません。

絵のウマさは「より幅広いサービスのため」に必要な技術で、初めはつたない技術力であっても、たくさんの仕事をするうちに自ずと向上していきます。まずは、絵のウマいヘタよりもクライアントの求めていることを理解し、適切な絵を提供することが、絵を描く仕事をするために必要なことになります。

未経験で出来る絵を描く仕事

さて、ここまで絵を描く仕事の種類や、絵を描く仕事をする上で必要となるもの、考え方をお伝えしてきて、実際に絵を描く仕事を始めようと心に決めた人もいるでしょう。そのような方に未経験でもできる「絵を描く仕事」の始め方をご紹介します。

クラウドソーシングで仕事を探す

クラウドソーシングとはネットを介してクライアントと製作者をつなぐシステムです。製作者として登録することで、たくさんの依頼案件の中から自分に合った制作依頼を探すことができます。

クラウドソーシング上にある絵を描く仕事の依頼は多くの場合、依頼内容に沿って描かれたたくさんの応募作品の中から使用する絵を選ぶ「コンペ」と呼ばれる方式になります。カードゲームのキャラクターやマスコットキャラクター、似顔絵などのイラスト案件がクラウドソーシング上でよく見られます。

持ち込みで仕事をもらう

漫画制作や本や雑誌で使うイラストの仕事がしたいと思っている人は、出版社に持ち込むのが仕事をもらうのに一番の近道になります。漫画制作であれば完結している漫画原稿を漫画雑誌の編集部に持ち込めば、その漫画原稿を見た上で雑誌掲載するために必要なことを色々とアドバイスがもらえますし、アシスタントとしての働き口を紹介してくれることもあります。

本や雑誌の場合でも、それぞれの編集部に連絡して編集者にポートフォリオを見てもらい、ニーズが合えば後日編集者から絵の依頼があるでしょう。

未経験者が絵を描く仕事を始めるための2段階アプローチ

未経験者が1回のアプローチで絵を描く仕事を得るのは難しいですが、しっかりと対策を練って2段階のアプローチを取ることで、意外と簡単に絵を描く仕事の依頼を得ることができます。その方法をご紹介しておきましょう。

1回目でクライアントのニーズを探る

持ち込みの場合も同様ですが、最初のアプローチの時にはまず「自分がどんな絵が描けるのか。」というサンプルを見せます。そのためにポートフォリオが必要になってきます。

多くの人は、この最初のアプローチの時に、自分の描いた絵に対する相手の反応や評価を気にしますが、実はそのことはあまり重要ではありません。最初のアプローチの時に重要なことは、相手のニーズを探ることです。相手がどんな絵を欲しがっているのか、ヒアリングしてしっかりと掴むことです。

2回目でクライアントが求める絵を提示する

そして2回目のアプローチの際に、相手が欲しがっている絵を持っていけば、確実に仕事の受注につながります。1回目のアプローチで、相手のニーズをヒアリングした上で、自分が描く絵とマッチングしないようなら、何度アプローチしても仕事にはつながらないので、別のクライアントを探した方が良いでしょう。

このように、戦略的にクライアントに対峙することで、未経験者であっても絵を描く仕事を始めることは難しくはありません。

絵を描く仕事を続けるために必要なたった1つのこと

絵を描く仕事を始めたい。と思っている人も、絵が使われる場所と絵を依頼するクライアントの求めるものを理解すれば、スタートアップはそれほど困難ではありません。

しかし、どんな職業でも同じですが、その仕事を「続けていく」ためには、様々な困難な状況に接することとなります。絵を描く仕事をする人が、そのような困難な状況を打開するために必要となるのは、「絵を描くのが好きだ。」という気持ちになります。

例えばクライアントからの曖昧な指示をもとに描いた絵に大量の修正指示が入り、修正しているうちに自分の絵では無い様な気になってしまったり、1枚の絵を仕上げる労力に見合わないギャランティを提示されたり、納品した絵が使われなかったり、といったモチベーションが下がる状況に陥ることもあるでしょう。

そのような時、あなたが絵を描く仕事を辞めても、業界として困ることは無いでしょう。それでも絵を描く仕事を続けていこう。と思えるのは「絵を描くのが好き。」という気持ちを原動力としなければなりません。

「絵を描くのが好き。」という気持ちを忘れず、あなたの絵が活躍できる場所を探していってください。

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