カスタマーエンジニアとは?仕事内容4つや求められるスキルを解説!
更新日:2022年01月25日
カスタマーエンジニアとは
カスタマーエンジニアとは、ユーザーが情報機器を使いこなせるように技術的なサポートをして情報機器の保守・点検を担当し、ユーザーの要望にしたがって、情報システムの改善を行う技術者のことです。
情報機器が故障したときは、直ちに稼働するように修理したり、新しく情報機器を導入したときは、使えるように設定したりすることも業務内容になります。
従来はハード面の業務が多かったですが、情報機器のソフト面の高度化・複雑化により、ソフト面の知識や技能が要求されるようになりました。
情報機器の故障はいつ起こるか分からず、一度故障するとユーザーに与える損害が大きいため、直ちに対処できるように、顧客先に常駐することもあります。
カスタマーエンジニアとシステムエンジニア違い
両者とも情報機器に関わる仕事ですが、どちらを選ぶかにより、仕事内容が大きく異なってきます。
カスタマーエンジニアは、情報システムの保守や修理を行うのに対して、システムエンジニアは、情報システムの設計や開発を行います。これが大きな違いになるでしょう。
カスタマーエンジニアの仕事内容4つ
前項では、システムエンジニアとカスタマーエンジニアの違いを簡単に説明しましたが、ここからはカスタマーエンジニアの仕事内容について見ていきます。
カスタマーエンジニアの仕事には、主に4種類の仕事があります。それぞれ解説していくため、読んで参考にしてみて下さい。
1:ハードウェアの設置
顧客先が情報システムを新たに導入するときに、情報機器に要望するものによって、それに合ったハードウェアを選定し設置します。また、予算や事業規模も考慮して、顧客先に適した機器を選定し設置します。
顧客先に情報機器を設置するためには、ハードウェア、ネットワークおよびサーバーに関する広範囲な知識が必要になります。情報システムのセキュリティ対策についても考慮する必要があるほか、情報機器の設置の際は、耐震性についても考慮する必要があるでしょう。
2:顧客先での導入支援
カスタマーエンジニアは、情報機器システムに対してあまり知識のないクライアントが、新たに導入したシステムを使いこなせるように導入支援を行います。
また、顧客先が情報システムを使いこなせるように、顧客先に時間をかけて説明することも仕事内容の1つです。
3:顧客先のシステム保守・点検
カスタマーエンジニアは、顧客先に導入・設置した情報機器システムが不具合を発生しないように、顧客先へ訪問または常駐して、情報機器システムを保守または点検します。
定期的に日程を決めて、顧客先の情報機器を点検することで、故障の発生を防ぎます。緊急時には、電話を用いて、遠隔でシステムの保守や点検を依頼することもあるでしょう。
情報システムが故障して停止すると、顧客先に大きな損害を与えるため、情報機器システムを止めないためのシステム保守と点検の技術が要求されます。
4:SLAシステムの運用管理
SLA(サービスレベル合意)は、情報機器システムを運用するために重要な要素です。
情報システムの運用を受託する場合、顧客先の求めているサービスとカスタマーエンジニアが提供するサービスをすり合わせて、SLAシステムとして決定し、SLAシステムにしたがって運用管理します。
顧客先とカスタマーエンジニアの間で、サービスの範囲が決められていない場合、後からトラブルになることがあるため、SLAの締結は重要になるでしょう。
SLAの内容は、前提条件、アウトソーシングによる業務の範囲、委託者と提供者の役割分析、サービスレベル、未達成時の対応、報告ルールなどを含みます。
カスタマーエンジニアに求められるスキル5つ
カスタマーエンジニアは、顧客先へ出向き、顧客先の担当者と打ち合わせ、現場で生じた不具合に対応し、情報システムを円滑に稼働させるためのスキルが要求されます。
特にカスタマーエンジニアに求められるスキルは、コミュニケーションスキル、現場での臨機応変な対応スキルおよび必要に応じた資格などです。ここからは、必要になるスキルや資格を紹介していきます。
1:ハード系の知識と技術力
初回公開日:2021年06月30日
記載されている内容は2021年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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