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飾り結びの主な種類と込められた意味|具体的な結び方についても解説

更新日:2024年09月07日

飾り結びにはさまざまな種類があり、それぞれに意味を持っています。この記事では、飾り結びの主な種類と込められた意味を紹介します。この記事を参考にして、飾り結びの結び方を学び、着物や浴衣、アクセサリーやインテリアなどに活用しましょう。

主な飾り結びのもつ意味と結び方

飾り結びをすることで紐が解けにくくなるとともに、華やかさや美しさが加わります。そして、装飾品としても価値のある飾り結びはたくさんの種類があり、それぞれに込められた意味が異なります。

主な飾り結びの結び方とそれが持つ意味を見ていきましょう。

総角結び

「総角(あげまき)結び」は飾り結びのもっともポピュラーで基本の結び方で、3つの輪と紐の先に房が付いているのが一般的です。

平安時代の男児の髪型である「角髪(みずら)」から発想された結び方で、「結びつき」の象徴や「魔除け」の意味があります。

端午の節句に飾られる鎧兜や神社仏閣の幕についている房、提灯の房など多くの房が総角結びを使っています。

几帳結び

「几帳(きちょう)結び」は几帳やつい立ての飾りに用いられます。総角結びに非常に似ており、中心部分の井型の部分の形と輪の紐の出方が異なることで見分けます。

総角結びと同様、紐の先に房をつけることが多いでしょう。

吉祥結び

「吉祥(きっしょう)結び」の吉祥とは、「幸福を祈る」もしくは「良い兆し」を意味しています。

古来の中国でも用いられていた縁起の良い結び方で、複数の輪が花や風車のように見える飾り結びです。

叶結び

「叶結び」は、表側の結び目の中心が「口」の形に、裏側の結び目の中心が「十」の形になっています。

つまり、表と裏を合わせると「叶」の文字になるため、叶結びは「願いが叶う」という意味を持っています。また、簡単にほどけないことから、水引などに使われる縁起の良い飾り結びです。

二重叶結び(お守り結び)

「二重叶結び」は、叶結びと同様、表側の結び目の中心が「口」の形に、裏側の結び目の中心が「十」の形になっており、表と裏を合わせて「叶」の文字が完成します。

しかも、二重叶結びは輪が二重になっているため「願いが叶う」という意味も強く、「お守り結び」という別名があります。また、お守りや水引などに使われる、非常に縁起の良い飾り結びです。

あわじ結び

「あわじ結び」は、紐の左右を引っ張ると固い結び目となり簡単に解けなくなることから、結婚式の祝儀袋の水引に使われています。

紐の輪が絡み合って花弁が多い花にも似た結び方です。あわじ結びは、見た目の華やかさやアレンジしやすさから、使用頻度の高い飾り結びです。

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初回公開日:2022年06月28日

記載されている内容は2022年06月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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