【状況別】使える難しい言葉・おすすめの本|口喧嘩/政治家
更新日:2024年07月14日
さまざまな場面で使われる難しい言葉
新聞や小説、政治家の演説など、難しい言葉を見かける機会は多いでしょう。また、近年は英語やパソコン用語などが由来になっているカタカナ語も増え、難しい言葉は年々増えています。
難しい言葉を多用すると、聞き手側が理解できず、話の内容が伝わらない場合もあります。しかし、しっかりと意味を理解し、状況によって適切に使えば、知的で博識という印象を与えることができます。
今回は、日常生活に使える難しい言葉や、小説に登場する難しい言葉、政治家がよく使う難しい言葉、さらに、カタカナ語の難しい言葉など、さまざまな難しい言葉をご紹介します。
日常生活に使える難しい言葉
仕事のやりとりや新聞など、普段の生活の中でも、難しい言葉が使われる場面は多いです。正しい意味を理解しておき、適切に使えるようにしましょう。
流言(りゅうげん)
「流言(りゅうげん)」とは、「根拠のないうわさ」と言う意味の言葉です。「流言蜚語(りゅうげんひご)」と言う四文字熟語もあり、「蜚」と言う漢字は、アブラムシやゴキブリといった虫を表すことから、「根拠がなく世間に飛び交ううわさ」と言う意味を持っています。
僭越(せんえつ)
「僭越(せんえつ)」とは、「身の程をわきまえずに失礼ながら」と言う意味の言葉で、「恐縮」と同じように使われます。スピーチなどで、「僭越ながら〜」と、自分をへりくだって話を始める場面に使われるのが一般的で、謙遜する意味合いを含んでいるので、柔らかい印象になります。
しかし、「僭越」と言う言葉には、「自分はこのようなことをする身分ではないのですが」と言うニュアンスを含んでいるので、会社などで上の役職の人が用いるには適しない言葉です。
杞憂(きゆう)
「杞憂(きゆう)」とは、「起こるはずのないことを心配する」と言う意味の言葉です。中国の杞と言う国の人が、「天が落ちてきたらどうしよう」と心配をしていたことが由来となっています。「杞憂に終わってよかった」「杞憂に終わるかもしれないけど、一応やっておこう」と言うように使用します。
口喧嘩で勝つのに使える難しい言葉
何かと批判をしてくる人や、一方的に決めつけて責任を押し付けたり、言い訳ばかりして言い逃れをしたり、このような目につく嫌な態度や行動をとる人は少なくありません。できれば話し合いをして平和的に解決するのが最も良い方法ですが、たまには言い返してやり込めたい、と思う人もいるでしょう。
また、相手の態度や行動によって、自分が不快に思っていることを伝えるためにも、あえて口喧嘩をして建設的な方向に向かわせるのも一つの方法です。
口喧嘩に勝つポイントは、「ゴールを決める」ことです。とにかく言い負かしたいのか、それとも相手が非を認めてもらいたいのか、ゴールをあらかじめ決めておいて、ゴールに向かって口喧嘩を展開しましょう。
そして、一番大事なのは「感情的にならないこと」です。相手もヒートアップしてくるので、難しい言葉を適度に使いながら、冷静に話すように心がけましょう。
真摯(しんし)
「真摯(しんし)」は、「真面目で熱心」な様子を表す、日常でも比較的よく使われる難しい言葉です。良い人柄を表す言葉ですが、「真摯な態度で取り組んでほしい」「真摯に受け止めてほしい」など、「軽々しく考えるのではなく、真面目に重く考えてほしい」という、真剣な気持ちを伝えるのに適した言葉です。
鑑みる(かんがみる)
「鑑みる(かんがみる)」は、「先例や規範と照らし合わせる」「他を参考にする」という意味の難しい言葉です。「鑑みる」に使われている「鑑」という漢字は、「かがみ」という読み方も持っており、「あの人は教師の鑑だ」など、手本になる様子や、模範的な様子を表しています。
このことを踏まえて、あまりにも現実味がない話の内容などに対し、「状況から鑑みると改善の余地がある」などのように、「模範的な先例を参考にしてほしい」ということを伝えるために使うことができます。
「鑑みる」と似た意味の、「考慮する」という言葉があります。この2つの言葉は混同されやすいですが、「考慮する」は「いろいろな要素を含めて物事を考える」という意味を表しており、「先例と照らし合わせて考える」様子を表す「鑑みる」とは意味が違う難しい言葉なので、使用するときは注意しましょう。
妥当性(だとうせい)
初回公開日:2017年12月23日
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