読解力をつけるには何をすればいい？必要な能力ややるべき事を解説！
更新日：2024年10月20日
現代ではいつでもスマートフォンが手元にあり、SNSでコミュニケーションをとる人が多くなった事もまた、読解力を低下させる原因の1つでしょう。
これは、一方的な情報発信が可能なSNSの特徴が影響していると考えられています。自分の言いたい事だけを言えるので、相手がどう受け取るか、どう伝えればならないのかといった事を考える必要がありません。他の人のSNSを見る時も、自分に都合の良いように受け取ってしまえます。
双方向のコミュニケーションをする機会の減少が、読解力を低下させたと考えられています。
保護者からの教育
家庭での保護者からの教育の機会の減少や、教育内容の変化もまた、読解力が低下する原因の1つと考えられています。
読解力は幼い頃から身につけられる能力とされていて、小学校入学時点ですでに個々の読解力に差がでてしまうようです。
保護者としっかりコミュニケーションをとっているか、絵本の読み聞かせをしているか、といった保護者による教育内容によっては、読解力低下の原因になってしまう事があるでしょう。
読解力に必要になる能力
読解力をつけるためには、いくつか必要になる能力があります。これらの能力は読解力を高めていく段階で同時に身につけられる場合がありますが、意図的に鍛える事も可能です。
読解力をつけたいなら、これらの能力もまた身につける事を心掛けていくと良いでしょう。
語彙力
語彙力は単語の意味をどの程度知っているか、という能力です。読解力で文章の意味を正確に読み取り解釈するためには、そこに書かれている単語の意味を正確に知る必要があります。このために、語彙力は読解力を高めるために必要な能力なのです。
語彙力を高める方法は、自分の知らない単語に多く触れ合う事でしょう。そして分からない単語に出会ったら、すぐに正確な意味を調べてみましょう。分からない単語を無視していては、語彙は増えません。
正しく解釈する能力
文章を読んでも、解釈を間違ってしまっては文章の内容を正しく理解しているとは言えません。文章全体をしっかり読みこんで正しく解釈し、言葉に隠されている意図を読み取る事が大切です。
正しく解釈する能力を鍛えるには、文章をしっかり読む事が大切になります。必要なところだけ読めばいいやと自分の判断で飛ばし読みしてしまっては、大切な部分を読み落とす可能性があります。正しい解釈をするために、全て読むようにしましょう。
分かりやすく要約する能力
文章では、全てが本当に必要な重要な情報であるとは限りません。大した事のない情報や、たわいもない事が書かれている文章もあります。文章の中から必要な情報をまとめ、要らない情報はそぎ落とす、そういった事を行うのが要約する能力です。
要約する能力を鍛えるには、実際に文章を読んで内容を簡潔にまとめてみる事がおすすめです。内容をまとめているうちに、大切な情報と削った方がいい情報の区別がつくようになるでしょう。
思考力
思考力とは、考えるための力の事です。文章の内容を読み取るだけでなく、その文章におかしな点はないかどうか、どういった視点から書かれているものなのかといった事を考える能力、それが読解力に必要な思考力でしょう。
とくに仕事の場面で出てくる文章は、相手の本心がそのまま書かれている訳ではない事がほとんどでしょう。その文章にどんな意味が込められているのかしっかり考える思考力があってこそ、読解力があると言えるのではないでしょうか。
速読する能力
初回公開日：2022年08月08日
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