読解力をつけるには何をすればいい?必要な能力ややるべき事を解説!
更新日:2024年10月20日
読解力をつけるためには、同じ文章を何度も読む事が大切です。この同じ文章を何度も読むために必要な能力が、速読する能力でしょう。
要点だけを読んで他を読み飛ばす方法では、前述したように本当は大切な部分を自分の判断で読み飛ばし、正しい解釈ができなくなる可能性があります。速読であればきちんと内容を読み込むため、読み飛ばす事なく正しい解釈ができるでしょう。
速読を鍛えるには視野を広くして一度に読む範囲を増やす方法や、文章を映像化する方法などがあります。
読解力をつけるためにやるべき事
読解力をつけるためには、いくつか方法があります。ここでは読解力をつける方法12個を紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
最初は取り組みやすい事からやってみる事、少しずつやっていく事をおすすめします。
沢山の文章を読む
読解力をつけるためには、なんといっても沢山の文章を読む事が大切でしょう。
この時の注意点は、しっかりきちんと最初から最後まで文章を読む事です。長い文章量が嫌になって適当に読み飛ばしてしまうと、読み飛ばしが習慣になってしまいます。誤った解釈をする可能性が高まり、これでは読解力がついたとは言えません。
読む物は何でも構いません。絵本でも漫画でも、進んで読んでくれるようなら読ませて、読解力をつけましょう。
声に出して文章を読む
とくに小さな子どもの読解力をつけるために有効な方法が、声に出して文章を読む、「音読する」事です。
子どもは特に、分からない言葉に出会うと読み飛ばしてしまいがちです。声に出して読むようにすれば、分からない言葉があれば大人に聞きにくるでしょう。子どものうちから飛ばし読みするクセをつけないように、音読が有効なのです。
また、声に出して読む事で内容を覚えやすくなるという利点もあります。
ラインを引きながら文章を読む
大事な部分にマーカーでラインを引く、という経験をした事がある方は多いのではないでしょうか。ラインを引きながら文章を読む事で、どこが大事な部分なのか自分の中で整理をつけられる、読み返す時に重要な部分が分かりやすくなるという利点があります。
ただこの注意点として、ラインを引かなかった場所については大事な部分ではないと考えてしまい、深く読み込まなくなる可能性があります。本当にラインを引いて良いのか考えたり、引いたラインが見えなくなったりする文房具を併せて使うことを検討してみましょう。
辞書などを活用して語彙力を高める
沢山の言葉に触れるには辞書が向いているため、分からない言葉に出会ったらすぐに辞書等で調べる習慣をつけたり、見て楽しい辞書を用意して読ませたりするといった工夫が良いでしょう。
ただ、辞書というのは通常読書の対象には向いていません。語彙力を高めたいからと辞書を読ませても、本人のやる気が出ず長続きしなければ意味がないでしょう。
興味を惹くような辞書を用意する事や、すぐに辞書を活用するクセをつける事が大切です。
文章を要約する
読んだ後で文章を要約する習慣をつけましょう。例えば、本を読んだらその感想を要約して家族に伝える、といった事です。
簡単に本の内容をあらすじとして相手に伝えるのは、内容をしっかり読んでいなかったり、内容をきちんと要約できていなかったりするとできない事でしょう。そのため、あらすじを話そうとする事で自然に文章を要約する能力を身につけられます。
小さな子どもが相手なら、親も同じ本を読んで内容について質問してあげ、誰がどうしてどんな事をしたのか、しっかり説明できるように促してあげましょう。
速読を意識する
初回公開日:2022年08月08日
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