面白い卒論のテーマとは?決め方・例・ポイントについても紹介
更新日:2024年08月25日
参考文献や研究結果を読む
事前にある程度の知識を付けたり視点を広げたりという目的で、予めある程度の量の参考文献や研究結果を読むと、面白い卒論が書けるようになる可能性が高くなります。
卒論を執筆するには一定以上の知識が必要になりますし、どのような視点で論文を書けば良いか参考にするために、参考文献や過去の研究結果を読むことは効果的です。
参考文献や過去の研究結果を自分の卒論にも引用して、自らの研究結果や考えと対比させるなどのことも可能ですが、その際は必ず引用元を卒論に記載する必要があります。
仮説を立てて検証する
卒論は文系であっても理系であっても、基本的には仮説を立ててそれを検証し、その結果を詳細と共に報告するという形態を取ることが多いです。
従って、面白い卒論を書く際は普段にも増して仮説を立てて検証するというプロセスに注意しなければなりません。
仮説を立てる際は検証可能な説であることと、因果関係が明確となっているという点を守らなければなりません。
これらの点を守らなければそもそも調査すること自体が難しくなってしまうため、フォーマットの時点で卒論の守るべきルールから外れてしまいます。
書きたいテーマから「なぜ?」の疑問を作る
面白い卒論にするには、既存の説に対して疑問を立てて議論を引き起こすという流れが必要不可欠になります。
既存の説に賛同するだけでは過去の論文の焼き直しになる可能性が高くなり、そもそも新しい論文を執筆する必要がなくなってしまう可能性が高いです。
ただ、もし既存の説に対する疑問が調査の結果、否定されたとしても面白い卒論になる可能性はまだ大いにあります。
そのような場合は、なぜ自分の仮説が否定されたのか、なぜ調査結果は既存の説を支持するような結果になったのかという原因を示せばよいです。
どうしても卒論のテーマが決まらない時は?
卒論の肝は最初のテーマを決める点だと言っても過言ではないほどに、卒論のテーマ決めは難関で尚且つ重要です。
今までこの記事で紹介したどの方法を試したとしても、卒論のテーマが決まらない可能性も大いにあります。
そのような場合、下記のような思い込みに陥っていないか、自分自身を改めて確認する必要があります。
難しく考えすぎないようにする
いくら卒論と言ってもあまりに難解で専門的な領域をテーマに選ぶ必要はなく、テーマは自分事から考えると良いです。
これは文系や理系など、学部に限らず共通していることです。卒論は、日常生活で感じる疑問や普段不思議に感じている事柄を掘り下げていくことを心がけていくと、面白いものが誕生しやすくなります。
他人からの助言や他人が書いた卒論と自分のテーマを比べるようなことはせず、あくまで自分が興味を持った分野や領域の卒論を突き詰めていくと、良いテーマが生まれる可能性が高くなります。
新しい発見を無理に探そうとしない
過去の論文を流用するのは言語道断ですが、卒論は別に新しい偉大な発見をする必要はありません。
従って、卒論だからと言って新しい発見や斬新なテーマを無理やり探したり、考えたりする必要はありません。
卒論を書くには過去の論文や卒論をしっかりと読み込むことが重要です。そこから新しい切り口のヒントを見つけたり、過去の調査結果に対する疑義を見つけたりする場合が多いでしょう。
無理に新しい発見やテーマを見つけようとはせず、過去の調査結果などに注目することも重要です。
卒論のテーマ自体が面白い必要はない
卒論のテーマ自体は面白くする必要はなく、あくまでも自分が興味や関心を持っていることをテーマにすると良いです。
結果に至るまでの考え方や調査方法などに独自性が見えれば、テーマはありきたりでも充分に面白いものになる可能性が高くなります。
また、自分の興味を持っていることなら突き詰めて考えられ、ユニークな視点を持てる可能性がより高くなります。
他人と自分を比較するようなことはせず、自分が興味を持った事柄を徹底的に突き止めれば、面白い卒論が完成する可能性が高まるでしょう。
初回公開日:2022年11月04日
記載されている内容は2022年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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