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採用試験の小論文の書き方と例・起承転結はNG?・書出しのコツ

初回公開日:2018年04月16日

更新日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

択一式の試験と違い、小論文には決まった正解がありません。そのため書き方も分からず途方暮れる人も多いです。小論文の試験で実力を発揮できるよう、基本の書き方を学んでみませんか。この記事では文例や参考書もご紹介します。一度基本を学べば、小論文の面白さに気づきます。

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業種別採用試験の小論文の書き方と例文

小論文は、さまざまな業界において、頻繁に課されます。しかしながら、「どうやって小論文を書いたら良いのか分からない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

同じ小論文でも、どのような業界を志望するかによって、書き方や例文は異なります。ここでは、業界別の小論文の対策について学びましょう。

看護

看護系の業界で出題される小論文を突破するためには、書き方の基本ができていることが大前提として求められます。しかし、それだけでは看護系の小論文で合格するのに十分とは言えません。

看護のお仕事をしたいのであれば、看護に対する知識はもちろんのこと、患者さんとの円滑なコミュニケーションが取れることも求められます。また、患者さんの生活の質を良くする意欲も、看護業界では必要です。

下記の例文を見てみましょう。看護業界でどのようなコミュニケーションが優れているのか、理解できるはずです。論理的な説明にしてもチームワークにしても欠かせないのが、看護業界の特徴だと言えます。

医療

医療業界でやっていくためには、他人の命を預かるだけの強い倫理観が必要です。医療の質が良いからこそ、多くの患者さんから信頼されることは、言うまでもありません。また、他の医療メンバーと協力して仕事をするため、真の意味でのチームワークも強く求められることでしょう。

医療業界の小論文では、基本的な書き方を習得できていることに加え、事実を正確に認識できることも大切です。根拠の裏付けとなるデータを読み取り、そこから独自の考えを記述することも、決して珍しくはありません。

実際に出題される例としては、それこそ多岐に渡ります。少子高齢化、介護福祉、安楽死など、どのようなトピックにも対応できるように、普段から対策をしておきましょう。下記の安楽死の出題例も、一度参考にしてはいかがでしょうか。人の命の尊厳とはいかなるものなのかについて、自分の意見を構築できるはずです。

福祉

高齢化社会で活躍するべく、福祉業界でやりがいを求める人が多くなるのは、極めて自然なことだと言えます。もちろん、精神的なタフさなども求められる以上、生半可な気持ちで通用することは、まずありません。

福祉業界では、小論文が課されることもあります。どんな内容の小論文を書くかについては、応募先企業によって違いがありますが、共通しているポイントも見逃せません。

小論文独特の書き方を物にしているのはもちろんのこと、自身の介護観についてわかりやすく執筆できるかが否かが、合否の分かれ道です。介護の現場では、個人プレーで業務に当たることは、そんなに多くはありません。むしろチーム単位で仕事をするので、同じチームの人に分かり易く伝えることが必須です。

以下は介護系の小論文の書き方の例です。福祉に関する体験を交えながら自分の意見を展開することで、オリジナリティ溢れる小論文を作成できます。

公務員

公務員試験における小論文では、独創性よりも重視されているポイントがあります。それは、書き方のルールを当たり前のように守ることです。「段落のはじめや改行の時は1マス空ける」「句読点を最上マスに記さない」など、小学校で習うような基本的な項目を落とさないことが何よりも重要です。

一般的な公務員のイメージといえば、「無難」「誠実」などが思い浮かぶことでしょう。実際の小論文試験でもそのようなイメージを連想される出題が少なくありません。「目立ちたい」などと言った理由で、下手に型を破ったり、あるいは過度な個性アピールに走ると、かえって痛い目に遭うだけです。

小論文で出題されるテーマとしては、自己作文型、政策課題型、行政組織型などが挙げられます。今回は、例として自己作文型に着目してみましょう。以下は「市役所での仕事の心構え」に関する小論文ですが、基本的なルールが遵守されていることに気づきます。

教員

教員採用試験では、基本的に小論文試験が課されると認識しておきましょう。担当したい教科の科目試験も受験する必要はありますが、それだけでは教員としての適性を判断するには不十分です。では、教員志望者が執筆する小論文の書き方を紹介します。

どこの教育機関で働くにしても、「人の上に立ち、人を指導するのに相応しい人物かどうか」がチェックされていることを、常に意識しましょう。また、教員としての倫理観をきちんと備えているかどうか判断されるのも、教員採用試験の小論文の特徴です。

昨今では、教育のあり方についてのトピックが出題されることもあります。ここでは、「信頼される教師とは」について書かれた例文を見てみましょう。また、これを機に、「どんな教育者になれば信頼されるか」について、自分自身で考えてはいかがでしょうか。

保育

保育業界は、豊かな人間性をもって子供達に貢献できる点では、非常にやりがいのある分野です。もちろん、「子供が好き」という理由だけで通用するほど、甘い世界ではありません。だからこそ、保育業界で身を立てたいと志望する人も多いです。

この業界で出題される小論文に挑むには、基本的な書き方ができていることを前提とします。なおかつ、頻出テーマを押さえることも意識しましょう。理想とする保育士、現場でしたいこと、保育業界の将来など、どのテーマも必須です。

どのテーマでも大切なことは、矛盾のない、一貫した論理で書くことです。面接の際、小論文で書いた内容が問われることもあります。その時に返答に窮することのないよう、首尾一貫した内容を心がけることが大切です。

では、書き方の例として、「これまでの経験を保育にどう生かすか」について挙げます。

字数別小論文の文例と書き方のポイント

小論文を書く際は、字数によって戦略を考えることも求められます。せっかく素晴らしい内容の文章を書けたのに、字数を考慮しなかったために評価が低くなっては、非常にもったいないです。字数にマッチした小論文の書き方を、ここでマスターしましょう。

1500字

1500字の小論文と聞くと、「そんなに長い文章を書かないといけないのか」と感じる方も多いでしょう。確かに1000字を超える文章は、正しい書き方を心得て、なおかつ執筆の練習をしてこそ体得が可能です。何も練習しないで書けるようなことはまずありません。

では、1500文字も書けるなら、書きたいことを何でも書けば良いのでしょうか。実はそうではありません。1500文字とは言え、ただダラダラと書いていても、まとまりのない稚拙な小論文になる恐れもあります。そうならないようにするためにも、言いたいことを要領良くまとめ、ポイントが的確に伝わるように心がけましょう。

1500文字で小論文を執筆する場合の書き方の例を、下記に記します。下記の例のテーマは、「行政の顧客主義について」です。

1200字

1200文字の小論文が長いと感じるか短いと感じるかは、人によって違いがあります。文章を書くのが好きな人からすれば短いですし、普段から小論文を書き慣れていないと長く感じるでしょう。この文字数は原稿用紙で言えばちょうど3枚分ですし、書き方さえつかめばすぐに慣れます。

これだけの字数で小論文を書く際に気をつけないといけないことは、割合配分です。1段落を200文字程度とすると、6段落に分割できます。この8段落中、序論として1段落、本論として4段落、そして結論として1段落分を押さえておきます。序論の段階で何段落も使う人もいるのですが、本論で論じる字数が足りなくなるため、序論での文字数は抑え気味にする方が賢明でしょう。

1200文字の例は、ネット社会に関する意見を書いた小論文です。一度参考にしてはいかがでしょうか。ネット社会の長所と短所を挙げた上で、独自の意見が展開されています。

800字

800文字の小論文は、入社試験でも入学試験でも、頻繁に出題されます。原稿用紙2枚分なので、下手な枚数稼ぎをすることなく、高得点に結びつく内容を執筆するように心がけましょう。もちろんですが、800文字の小論文に相応しい書き方を心がけるのは、言うまでもありません。

内訳としては、序論と結論をそれぞれ100文字程度に収め、本論で600字程度記すのが理想です。そうすることで本論における内容が豊かになりますし、小論文そのものの説得力が大きく増すことでしょう。

また、本論の部分では、根拠を3つほど挙げるとベストです。根拠は少なすぎても説得力に欠けますし、多すぎても読み手が疲れてしまいます。3つの根拠であれば、多すぎず少なすぎずでちょうど良いと言えるでしょう。

以下は、「信頼」について書かれた小論文の例です。「相手を良い意味で頼って信じることが信頼である」と意見を展開しています。

600字

今後小論文を受験されるのであれば、600文字程度の文章を難なく書けることは、誰にとっても必須です。正しい書き方を学び、それなりの対策をすれば、きちんと書けるようになるので、その点は心配無用です。

600文字とは原稿用紙1.5枚分ですから、かなりコンパクトに文章をまとめる技術が求められます。何も考えないで文章を書き出して結局何を言いたいのか分からない文章になってしまっては、それこそ本末転倒です。これではせっかく正しい書き方を学んでも、ナンセンスです。

もし600文字で小論文を書く場合、主張をサポートする根拠は3つある方が無難です。ただ、文字数の関係から根拠を2つに抑えなければならないこともあるでしょう。その場合は、無理して根拠を3つにする必要はありません。

下記の小論文には、若者のマナーに対する認識の例が記されています。600文字で収まるよう、意見を簡略にまとめているのが特徴的です。

400字

一般的な小論文は、少なくとも600文字から800文字の執筆は求められます。400文字で書くケースは多くはないですが、場合によっては出題されることもあるので、受験前に基本を押さえておきましょう。

私たちが400文字で文章を書くとなれば、まず作文をイメージすることでしょう。しかし、作文と小論文は似ているようで異なります。小論文である以上小論文としての書き方が前提ですし、問いに対する自分の主張がなければいけません。

400文字の場合、その7割にあたる280文字を本論で使うのがポイントです。これで主張を読み取りやすい小論文になりますし、書き方としても合格点です。

以下の例では、「幸福」という抽象概念の高いトピックについて記されています。400文字以内でも、一般論に反論をした上で論理を首尾一貫させています。

小論文の基本となる構成

どんな小論文でも、書けば良いというものではありません。取りとめもなく文章を書いたところで小論文の価値はないですし、書き方の基本を心得ていない以上、採点対象外とみなされても決しておかしくないでしょう。

小論文には、基本となる構成が存在します。難しいことは脇に置いて、まずはシンプルに書き方を体得しましょう。

起承転結はNG?

小論文の書き方において、多くの人が陥りやすいワナが存在します。それは、「ついつい起承転結で書きがちであること」です。作文の授業の際「起承転結」を習ったので、この形式に則って文章を書きたいのも決して無理はありません。

作文とは対照的に、小論文では起承転結は避けた方が無難です。というのも、起承転結形式で書くと「転」の部分で主張がズレる可能性が高いからです。せっかく「承」で主張を熱く語ったのに、「転」で反対の主張をしては「この受験者は結局何を言いたいのか」と悪印象になりかねません。

起承転結の代わりに、起承結でまとめるのが、小論文の基本の書き方です。「起」で問題提起と自分の主張、「承」で具体的な根拠、「結」で結論とまとめれば、読みやすい小論文を書くことができます。

メリットとデメリットを対照的に捉える書き方

メリットとデメリットを対照的に捉える書き方を心がけることも、小論文には効果的です。この書き方は、評論や論説文などの文章で頻繁に見かけますが、これを小論文にも当てはめることで論理的な文章が完成します。

たとえば「高校の英語の授業時間を多くするメリットとデメリット」を記す場合、メリットとしては「学生の英語力の強化」や「異文化への興味関心の増大」などが挙げられるでしょう。反対にデメリットとしては、「他の科目の時間が少なくなる」などが考えられます。

世の中のありとあらゆることは、一長一短が存在します。100パーセント良いものも、あるいは100パーセント悪いものもありません。だからこそ、良い面も悪い面も含め的確に分析をした上で小論文の執筆に取り掛かることが大切です。

賛成と反対を対照的に捉える書き方

小論文では、「あなたは○○について賛成か反対か、自分の意見を述べよ」のような形で出題されることがあります。この場合、最終的に賛成になるか反対になるかは、個人の好みで書いて問題ありません。

しかし、小論文を執筆する上では、賛成と反対の両方の立場から考える方が良いでしょう。というのも、一つの面だけしか見ていないと考え方が偏る恐れがあるからです。また、自分とは逆の立場から物事を考えることで、視野を広げることにもつながります。反対の立場にもそれなりに意見を持っていますし、それぞれの意見が一理あることにも気づくでしょう。

小論文の書き方のルール

小論文の書き方には、細かいルールが定められています。このルールをきちんと守ることも、読み手から見た時の印象を大きく左右するほどです。些細なことで減点とならないよう、書き方のルールも押さえておきましょう。

数字の表記

根拠を示す場合などに使用する、数字の表記について学んでおくことも小論文では必要不可欠です。細かい要素のように聞こえますが、これも書き方の基本のうちと割り切って正しいルールを頭に入れておきましょう。

縦書きで書く場合は、いかなる場合も漢数字を使います。もし縦書きで算用数字を使うと、見かけからしても不自然ですし、間違いなく減点の対象になることでしょう。また、年号記載については、「二〇一八年」でも「二千十八年」としても特に問題はありません。ただし表記を複数乱用することは避け、前者か後者のいずれかに統一しましょう。

では、横書きで書く場合はどうでしょうか。この場合は、算用数字でも漢数字でも構いません。とは言え、どちらも使用可能だからと言って表記を混在させるのはダメです。算用数字もしくは漢数字、いずれか一方のみを使用してください。

ですます調は使って良いか

「丁寧な文章を書かないと」と感じるあまり、「ですます調」で小論文を書く人もいます。「ですます調」自体はタブーではありませんが、主張を強く伝えるには向いていません。

小論文の書き方から考えるならば、「である調」の方がおすすめです。少ない文字数で説得力のある表現ができますし、いかにも小論文らしい印象を与えることができるでしょう。読み手からしても、「である調」の方がより心地良さを感じます。

採用担当の目に留まる小論文の書き出しのコツ

小論文は、あくまでも採用担当者の目に留まってこそ価値を発揮します。企業の採用担当者が、多くの応募者の小論文をチェックしていることは言うまでもありません。そのため、あまりにもひどい書き方の答案は、まさに採点の対象から外されてしまいます。

「文章を書くのが苦手だし、小論文の書き方なんて分からない」とお悩みの人でも、心配は要りません。むしろ書き出しをちょっと工夫すれば、採用担当者の目に留まる小論文の作成ができるようになります。

結論から書く

どのようなテーマの小論文を書くにしても、結論から記すことだけは、絶対に心がけるようにしましょう。これは小論文の書き方としては基本の部類に入るぐらい、大切なポイントです。

小論文の書き方としての基本の型は先に述べたとおり「起承結」ですが、最初のパーツである「起」の段階で、結論を簡単に述べておきます。これによって、「特定のトピックに対して、受験者がどのような主張を持っているのか」を明確にすることができ、読み手にとっても親切です。

間違っても、何を言いたいのか意味不明な「迷文」を書くのだけは避けましょう。「名文」を書く必要はありませんが、「明文」であることは小論文には必須です。

確信のなさを表す表現を避ける

謙虚になって心象を悪くしたくないからか、「私は〜だと思います」を多用する受験者も多いです。このような受験生は、「はっきりと断定したら採点者に嫌われてしまうのではないか」と心配する傾向にあります。

小論文で大切なのは、「〜である」「〜だ」「〜ではあるまいか」などのように、断定的な表現を使うことです。そうすることで主張に信憑性が生まれます。また、読み手からしても「この受験者の書いていることは正しい」と説得力を与えられることでしょう。

間違っても「〜だと思います」という曖昧な表現だけは避けましょう。これだけでも、印象が大きく異なります。

小論文作成の参考になるもの

素晴らしい小論文を執筆するためには、ある程度訓練が必要です。また、文章を書く練習をするとは言えども、ただ闇雲に行えば良いわけでもないのでその点も注意しましょう。

大切なことは、小論文の正しい書き方をきちんと学ぶことです。その際、本や参考書をフル活用すれば、上手な文章の書き方を体得できることでしょう。同時に本や参考書の使い方も学んでおけば、書き方を学ぶだけでなく、試験本番に通用する実力が身につきます。

高得点に結びつきやすい小論文を執筆したいなら、読書は必須です。そもそも小論文とは、与えられたトピックに対して自分の主張を書くものです。もしトピックに関する知識が少ないようでは、全くもって歯が立ちません。

読書をする際は、とにかく多岐に渡るトピックに触れることをおすすめします。そうすることで知識が偏らず幅広いトピックの小論文に対応できるでしょう。せっかく小論文の書き方を学んでも、知識不足であるために深い文章が書けず失敗に終わるのは、あまりにももったいない話です。

日頃から読書を心がけることで、知的好奇心が芽生え、異なるジャンルの知識を絡み合わせることもできます。

参考書

読書によって知識を増やせるようになったら、小論文の参考書を使って、書き方を中心にトレーニングをしましょう。参考書を全く使わず行き当たりばったりで受験する人もいますが、これは決しておすすめできません。参考書を活用できているか否かで、結果が大きく異なるからです。

小論文の参考書には、絶対に身につけておきたい書き方がきちんと載っています。受験者の中には、「自分は型にはまらないタイプだから」とこだわる人も居ますが、基本の書き方を無視したところで損をするだけです。小論文としての書き方を無視したために、読みづらい文章になっては意味がありません。

参考書を通じて基本を押さえ、小論文に必要なトレーニングを繰り返しましょう。

小論文の基本の書き方を理解して高評価を得よう!

自分一人では対策が立てづらいと思われている小論文ですが、正しい道筋で学んでこそ、納得のいく結果をものにできます。主張の展開の仕方、細かな言葉遣いなど、どれも評価に大きく関わる項目です。だからこそ、どの要素も疎かにすることなく、丁寧に対策を立てるように努めましょう。

「文章を書くのが苦手だから」と言った理由で小論文を敬遠するのはもったいないことです。唯一絶対の正解がないからこそ、そして主張を自由に展開できるからこそ、小論文は面白い科目であると言えます。上手く書けたかどうかは別として、小論文を書き終えた時には、何とも言えない満足感を感じられることでしょう。

テーマパークのアトラクションを好きなように楽しむがごとく、小論文を通じて好きなように主張を書いてみませんか。

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