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採用試験の小論文の書き方と例・起承転結はNG?・書出しのコツ

更新日:2024年07月06日

択一式の試験と違い、小論文には決まった正解がありません。そのため書き方も分からず途方暮れる人も多いです。小論文の試験で実力を発揮できるよう、基本の書き方を学んでみませんか。この記事では文例や参考書もご紹介します。一度基本を学べば、小論文の面白さに気づきます。

結論から書く

どのようなテーマの小論文を書くにしても、結論から記すことだけは、絶対に心がけるようにしましょう。これは小論文の書き方としては基本の部類に入るぐらい、大切なポイントです。

小論文の書き方としての基本の型は先に述べたとおり「起承結」ですが、最初のパーツである「起」の段階で、結論を簡単に述べておきます。これによって、「特定のトピックに対して、受験者がどのような主張を持っているのか」を明確にすることができ、読み手にとっても親切です。

間違っても、何を言いたいのか意味不明な「迷文」を書くのだけは避けましょう。「名文」を書く必要はありませんが、「明文」であることは小論文には必須です。

確信のなさを表す表現を避ける

謙虚になって心象を悪くしたくないからか、「私は〜だと思います」を多用する受験者も多いです。このような受験生は、「はっきりと断定したら採点者に嫌われてしまうのではないか」と心配する傾向にあります。

小論文で大切なのは、「〜である」「〜だ」「〜ではあるまいか」などのように、断定的な表現を使うことです。そうすることで主張に信憑性が生まれます。また、読み手からしても「この受験者の書いていることは正しい」と説得力を与えられることでしょう。

間違っても「〜だと思います」という曖昧な表現だけは避けましょう。これだけでも、印象が大きく異なります。

小論文作成の参考になるもの

素晴らしい小論文を執筆するためには、ある程度訓練が必要です。また、文章を書く練習をするとは言えども、ただ闇雲に行えば良いわけでもないのでその点も注意しましょう。

大切なことは、小論文の正しい書き方をきちんと学ぶことです。その際、本や参考書をフル活用すれば、上手な文章の書き方を体得できることでしょう。同時に本や参考書の使い方も学んでおけば、書き方を学ぶだけでなく、試験本番に通用する実力が身につきます。

高得点に結びつきやすい小論文を執筆したいなら、読書は必須です。そもそも小論文とは、与えられたトピックに対して自分の主張を書くものです。もしトピックに関する知識が少ないようでは、全くもって歯が立ちません。

読書をする際は、とにかく多岐に渡るトピックに触れることをおすすめします。そうすることで知識が偏らず幅広いトピックの小論文に対応できるでしょう。せっかく小論文の書き方を学んでも、知識不足であるために深い文章が書けず失敗に終わるのは、あまりにももったいない話です。

日頃から読書を心がけることで、知的好奇心が芽生え、異なるジャンルの知識を絡み合わせることもできます。

参考書

読書によって知識を増やせるようになったら、小論文の参考書を使って、書き方を中心にトレーニングをしましょう。参考書を全く使わず行き当たりばったりで受験する人もいますが、これは決しておすすめできません。参考書を活用できているか否かで、結果が大きく異なるからです。

小論文の参考書には、絶対に身につけておきたい書き方がきちんと載っています。受験者の中には、「自分は型にはまらないタイプだから」とこだわる人も居ますが、基本の書き方を無視したところで損をするだけです。小論文としての書き方を無視したために、読みづらい文章になっては意味がありません。

参考書を通じて基本を押さえ、小論文に必要なトレーニングを繰り返しましょう。

小論文の基本の書き方を理解して高評価を得よう!

自分一人では対策が立てづらいと思われている小論文ですが、正しい道筋で学んでこそ、納得のいく結果をものにできます。主張の展開の仕方、細かな言葉遣いなど、どれも評価に大きく関わる項目です。だからこそ、どの要素も疎かにすることなく、丁寧に対策を立てるように努めましょう。

「文章を書くのが苦手だから」と言った理由で小論文を敬遠するのはもったいないことです。唯一絶対の正解がないからこそ、そして主張を自由に展開できるからこそ、小論文は面白い科目であると言えます。上手く書けたかどうかは別として、小論文を書き終えた時には、何とも言えない満足感を感じられることでしょう。

テーマパークのアトラクションを好きなように楽しむがごとく、小論文を通じて好きなように主張を書いてみませんか。

初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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