高校の留年になる基準・留年する人の割合・いつわかるのか|赤点/出席
更新日:2024年09月21日
留年することで、同じ高校に同じ学年をもう一度することになると、今までになかった境遇に立たされます。昨日までのクラスメートが先輩に、後輩だった学年がクラスメートになるという、逆転現象です。こういった境遇に嫌気がさして、通信高校など他校に転校、編入するか、中退したままフリーターになる人が多いのが現状です。
転校、編入
留年が決定したけれど、退学して通信高校または単位制通信高校に転校、または編入する方法があります。しかし、全日制の公立高校への編入には家族の移転など一定の条件があり、当てはまらない限り難しいでしょう。
通信高校への編入
通信高校への編入手続きに必要な書類などについてご紹介します。
通信高校では、今までの高校で取った単位をそのまま引き継ぐことができるため、退学を決めたら「単位取得証明書」「在籍証明書」
「転学照会書」などの公的書類を作成してもらう必要があります。これらを持って通信制高校に入れば、すでに履修した単位は認定され、今後それ以外の単位の勉強をして合計74単位以上を取得し、高校卒業を目指すことになります。
出典: http://www.animolocketech.com/entry31.php |
通信制高校での生活
通信高校はレポートとスクーリング(授業)が主体になります。ただし、規定の単位を取得する必要があるのはどこの学校でも同じですが、1年間に取得できる単位数が、全日制高校よりも通信制高校の方が少なく、3年で卒業できないことがあります。
通信制での生活
僕は望んで通信制の高校に転入しました。
レポートを1枚でも提出しなかったら単位はもらえない
レポートの最終提出期限を過ぎた場合も未提出扱い
スクーリング(授業)に指定回数出ていなかった場合、単位は貰えない
通信制は、レポートとスクーリングで単位を取っていく。しかもこれはそれぞれの生徒の自主性に任されています。レポートこの日までにだしなさい
出典: https://daichi8.com/archives/99.html |
次の授業絶対に出なさい
などと注意はしてくれません。
情報を集めよう
全日制でも、通信制でも単位を取るのに楽な方法はないということになります。
また、他の高校に移籍する場合どのような手続きが必要になるか、どの高校に移籍や編入できるのか、親子で情報を集める必要があります。さらに実際にその学校を訪問見学して、定時制なら始業時間と終業時間、夕食休みや取るべき単位数など具体的な内容を調べて、親子で面談を受けてみると、学校を移籍するための手続きやイメージがつかみやすいでしょう。
これらはすべて在学中にしておく必要があり、学年末よりも早い、冬休みぐらいから始めたほうがいいでしょう。気に入った転校先が見つからない場合、今の高校でもう少しガンバルという選択肢も残されているからです。
高等学校卒業程度認定試験
高校在学中でも中退していても、16才以上の人が受けられる高校卒業程度の資格を取るための試験(以前の大検)が毎年8月にあります。
これは大学や専門学校などに進学するための資格にもなりますが、合格しても18歳になる年までは大学受験資格がありません。
合格した場合、就職などで必要になる履歴書には以下のように書きます。ただし、高校卒業と学歴欄に書くことはできません。詳しくは文部科学省のホームページを見てください。
親子で相談
高校の授業欠席や遅刻を繰り返す子を見て、心配にならない親はまずいないでしょう。そんな心配から担任の先生に相談することも大切ですが、生徒本人と話し合うこともとても大切だと思いませんか。
本人が高校に通うことの意義を見失っている状態だとしたら、高校に行く意志をすでに失くしてしまっている可能性もあります。でも、意に反して朝起きるのが難しいだけなのなら、まだ朝起きる方法を工夫することで、事態が好転する場合もあります。
転校や編入希望なら、新しく通うことになる学校について親子で情報を集め、下見して無理のない通学が可能になるか、自宅での勉強の場合、自主的に継続できるかの検討が必要になります。
通信制高校へ編入する場合に必要な費用
では、転校や編入するための費用と、通信制高校の学費はどのくらい必要になるのでしょうか。
まず、学校見学をする、入学願書を出すための交通費が必要です。そして受験料は私立の場合1万から2万円ほどかかります。さらに受験までの間の勉強をするための費用と、合格後の入学金が掛かります。
通信制高校は年度途中から編入できる学校もありますが、費用としては初年度とほぼ同じ額が必要になります。そのため年度の区切りから入学する方が良いでしょう。入学金は授業料と共に合格後2週間程度で納入する必要があります。
高校の授業料は就学支援金が適用される学校が多く、負担となるのが入学金や諸費用ということになります。サポート校との併用が必要な専門学校の場合、入学金は2校分必要になります。事前に学校案内などで諸費用の詳細を調べることをお勧めします。
初回公開日:2018年02月06日
記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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