「いじらしい」の意味と使い方・いじらしい女性の特徴|かわいい
更新日:2024年08月27日
仕事の場面では、周りに迷惑をかけないよう誰にも見られないように書類の作成をしたり、資料を読んだりと努力している姿を見たときに、いじらしいと感じます。後輩や新入社員ならなおさらいじらしい気持ちを感じるでしょう。
人が見ていないところでも最善を尽くし、周りに迷惑をかけないように努力する姿は、いじらしく、健気に映ります。周りに迷惑をかけないようにする、という行為は、周りに対して思いやりを持っているということです。
誰も見ていなくても全力で取り組む姿に、応援してあげたい気持ちが生まれます。たとえ失敗したとしても、全力で取り組んでくれたことに対しては、嫌悪感は持ちません、反対に「テキトー」にこなされては「生意気」などの負の感情が生まれます。
どんなことにも諦めずにまっすぐに取り組む姿には、心を打つものがあります。
素直で裏表がない
いじらしい人は、基本的に素直に自分の感情を出します。嬉しいときには嬉しそうに、悲しいときには、隠そうとしても悲しさが表情に滲みます。
そのため言葉には裏表がない場合が多いです。「〇〇さんと仕事ができて嬉しいです」と言ったら、一緒に仕事をして勉強になったと素直に伝えている場合が多く、そんなことを裏表のない笑顔で後輩に言われたら、「こいついじらしいな」と可愛く思うでしょう。
いじらし人は女性でも男性でも素直な人が多く、その感情を表す表現力が素晴らしく高い人が多い傾向があります。また人によって態度を変える人には、いやらしさを感じるものですが、いじらしい人は素直にまっすぐ人に向き合うので、好感を持たれます。
場の雰囲気を読む
場の空気を読むことに長け、気配りを忘れません。気配りができるということは、周りに対して思いやりを持っていると言えます。
そのため「周りな空気が重いな」と感じると、自ら明るくなるように行動を起こしたりします。もちろんそれが鬱陶しく感じる人もいますが、全ては周りのことを慮っての行動で、「だれかのためにしたい」といういじらしい気持ちから出る行動です。
誠実な行動
誠実な行動は好感が持てます。ただし、「いじらしさ」を感じるのは相手が後輩や部下の場合です。「いじらしい」と思う気持ちは「応援したい」など「上からの立場」から出ている場合が多いため、上司や年上の男性には「いじらしい」という感情が生まれにくいです。
自分の状況が困難なものでもしっかりと真面目に物事に取り組む姿には、一生懸命さが伝わって、応援したい、手助けしたいという気持ちが生まれます。それが「いじらしい」という感情です。それがたとえ失敗に終わっても、負けずに立ち上がり、まっすぐに取り組む姿には、憐憫と誠実さが垣間見えます。
いじらしいは褒め言葉でしょうか
いじらしい、は自分より弱い立場や力のないものに対し持つ感情です。「いじらしいな」と感じるのはどんなときでしょう。身の丈を考えずに幼子が重いものを持っている姿や自分の力量とは見合わない仕事を懸命にしている場合です。
いじらしいと感じる気持ちの根底にあるのは「憐憫」「優越」「同情」です。いわゆる「上からの立場から見下げる」感情が下敷きにあります。
「いじらしさ」を感じるのは、自分より力の弱さ、立場の低さを持つ人たちに対してなので、「いじらしい」は決して悪口の類ではありませんが、「お前のことは下に見ているよ」ということなので、むやみやたらに口に出す言葉ではありません。
自分にとっては良い感情を表す言葉で、好意を示す意味で使っても受け取る相手によっては違和感を感じます。その言葉が好意を示しているとわかっても、褒め言葉とは受け止められない、褒め言葉で使うにはふさわしくない言葉です。
いじらしさは節度を守って
いじらしいの「いじ」は意地からきていると言われています。意地とは自分が思ったことをどこまでもやり通そうとする気持ちのことです。「いじらしい」は自分の思ったことを真摯にひた向きにやり通そうと懸命に努力する姿のことを「らしい」と婉曲に表現している様子を表しています。
いじらしいは、プラスの意味に取られますが、何事も度が過ぎるとマイナスになります。健気に頑張っているうちならいいですが、それにひねくれた意地や見境のない執着が加わると、いじらしい姿も毒になり、恋愛においては、相手も自分も殺してしまうだけの力を持ってしまいます。
何事も「ほどほど」の状態が可愛らしいです。いじらしい気持ちで相手を待つのもいいですが、こない相手を待っていないで、外へ出て、周りを見渡す心の余裕も持ちましょう。
初回公開日:2018年04月13日
記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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