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「執り行う」の意味と使い方・反対語・類語・敬語|葬儀/結婚式

初回公開日:2018年05月29日

更新日:2020年05月22日

記載されている内容は2018年05月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

結婚式やお葬式などで「執り行う」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。使われる場面からか、厳粛なイメージの「執り行う」ですが、正確にどのような場面で使われるか、ご存じでしょうか?「執り行う」について意味や例文をご紹介します。

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「執り行う」の意味や使い方、例文について

「執り行う」の意味は「儀式や行事、祭などを改めて実施する、執行する」の意味です。「行う」を使う場合より、改まった場面で使われる言葉です。「執り行う」の「とり」は接頭語で、「強調」の意味を持ちます。「執り行う」も「行う」が強調されて「改めて実行する」という意味となりました。

ほかにも「強調」の「とり」を接頭語に持つ言葉として「取り扱う」「取り決める」「取り出す」「取り仕切る」などがあります。次は「執り行う」の意味をふまえて場面ごとの「執り行う」の使われ方を見ていきましょう。

葬儀・告別式での「執り行う」の使い方は?

「葬儀を執り行います」や「告別式を執り行います」などはよく使われる表現です。葬儀・告別式は、厳粛な場面ですので、執り行うという言葉がふさわしい場面です。葬儀・告別式に関しては「執り行う」のほかに「営む」もよく使われます。「営む」には「儀式・仏事を行う」という意味もあるため「葬儀を営みます」「告別式を営みます」はよく見られる表現です。

結婚式での「執り行う」の使い方は?

「結婚式を執り行います」「結婚式を執り行う運びとなりました」などとして使われます。結婚式は改まって行うものなので「執り行う」はよく使われます。

「執り行う」のほかにも、結婚式であれば「挙式する」という言葉もよく使われます。「挙式する」の意味は「式を挙げる」ですが、ほかにも「特に結婚式を挙げる」という意味もあり「挙式します」だけで「結婚式を挙げる」という意味になります。

表彰式での「執り行う」の使い方は?

「表彰式を執り行います」もよく使われます。表彰式だけでなく入社式、入学式などにも使われます。表彰式などの開始の際に、「表彰式を今から執り行います」と「執り行う」と「開始する」が混同されて使われていることがあります。「執り行う」は「開始から終了まで行う」という意味で、「開始する」の意味はありません。もし「開始・終了」という時点を意識した挨拶をしたいのであれば、「開式します」や「閉式します」が良いでしょう。

会議での「執り行う」の使い方は?

会議に関しても「会議を執り行う」として使われます。重要な会議や議決、採決をとる会議であれば、「執り行う」が良いです。そこまで格式張った会議でなければ、「会議を行う」「会議をする」などでも問題ありません。

「執り行う」と一緒によく使われる表現は?

「執り行う」と一緒によく使われる表現があります。上記の例文にもありましたが「執り行う運びとなりました」、そのほかに「しめやかに執り行われる」「滞りなく執り行われる」があります。これらの表現を詳しく見ていきましょう。

執り行う運びとなりました

結婚式や法要の案内状などでよく目にする表現です。この場合の「運び」とは「物事が進行して、ある段階に至ること」です。「合併の運びとなる」などです。

例えば「卒業式を執り行うことになりました」や「卒業式を執り行います」でも良いのですが、「卒業式を執り行う運びとなりました」の方がよりやわらかな印象となります。

しめやかに執り行われる

「しめやかに」とは「しめやかだ」という形容動詞で意味は「物静かに、気分が沈み、もの悲しげに、ひっそりと」などの意味を持ちます。「しめやかに通夜が執り行われました」など、不祝儀の際によく使われます。

滞りなく執り行われる

「滞りなく」についてですが、「滞り」とは「物事が順調に進まない様、さしつかえること、さしさわり」という意味です。「滞りなく」とはこの「滞り」がない状態、つまり「スムーズに、時間や行程なども予定どおりに」という意味になります。「結婚式はおかげさまで滞りなく執り行われました」などとあれば「結婚式はスムーズに行われました」の意味です。

「執り行う」の反対語について

「執り行う」の反対語は「執り行わない」です。ただ「議会を執り行いません」などの言い回しはあまりしません。「議会を中止します」など「計画をやめる、中途で止める」という意味の「中止する」が「執り行う」とは反対の意味でよく使われます。

「中止する」以外の「止める」という意味を持つ言葉を見ていきましょう。儀式や行事が予定どおりに、執り行えなくなった際に使うことができます。

取りやめる

「取り止める」とは「予定していたことをやめる、中止する」の意味です。「本日予定しておりました式典は取り止めさせていただきます」「旅行はとりやめました」などと言います。

延期する

「延期する」とは「予定していた行事の期日や期限を先にする」ことです。「雨天のため集会を延期いたします」「式典を延期します」などがあげられます。

日を改める

「日を改める」は延期同様、「予定していた行事の期日や期限の日を別の日に設定し直す」という意味です。「法要の日を改めさせていただきます」や「約束の日をあらためたいのですが」などが使われます。

お流れにする

「お流れにする」はややくだけた表現です。「予定が白紙に戻る、なくなる」を意味します。「今日の試合はお流れになりました」「残念ながら旅行の予定が流れてしまいました」などが使えます。

「執り行う」の類語について

「執り行う」に類義語はあるのでしょうか?類義語としては「開催する」「挙行する」「司る」「行う」「履行する」「執行する」「挙げる」「営む」などがあります。それぞれの意味や例文をご紹介します。

開催する

「開催する」は、集会や催し物を開き行うという意味です。「決起総会を開催いたします」「運動会を開催します」などとして使われます。

また「開催する」に関連する言葉として「主催する」「共催する」があります。「主催する」は「中心となって会合や行事などを行う」という意味で「共催する」は「二つ以上の団体が一つの催し物を行う」という意味です。

挙行する

「挙行する」とは「儀式や行事などを執り行う」という意味です。「記念式典を挙行します」などとして使われます。「執り行う」と同義語で、改まった場面に使われます。また結婚式以外の式典にはよくこの言葉が使われます。

司る

「司る」の意味は「職務として扱う担当する」例文は「政務を司る」「神事を司る」など公務や祭事を扱う 場面で多用されます。 「管理する支配する」という意味もあり「国を司る」などとしても使われます。

行う

「行う」「物事を(型や習慣に従って)取り運ぶ、施行・実施・処理をする」という意味です。「定期試験を行う」「定例会議を行います」などと使われます。「執り行う」よりは平易の言い方となります。

履行する

「履行する」は「決めたこと・言ったことなどを実際に行う、実行する」という意味です。「約束を履行する」「公約を履行する」などとして使われます。また法律用語で「債務者が債務の内容を実現する」という意味もあります。

執行する

「執行する」とは「とり行う、実際に行う」という意味です。「職務を執行する」などとして使われます。また「法律や命令裁判処分などを実際に実現すること」の意味もあり「刑を執行する」としても使われます。

挙げる

「挙げる」には「結婚式を行う」の意味もあります。「祝言を挙げる」「教会で式を挙げる」などと言います。

営む

「営む」は「物事をする、執り行う、経営する、怠らずに行う」という意味です。「生活を営む」「呉服店を営む」などと言います。「神事・仏事を行う」という意味もあり、「法要を営む」もよく使われます。

「執り行う」を使うときの注意点とは?

執り行うを使うときの注意点です。改まった場面で使われる言葉ですので、行おうとしている行事や式典がどれくらい格式張ったものか、執り行う旨をどのような相手に伝えるかを判断しなければなりません。

例えば法要の案内状を多くの人に出す場合であれば「法要を執り行うこととなりました」などが良いです。しかし、これがごく親しい人達だけ集まる法要で、電話連絡の際などであれば、わざわざ「執り行う」を使う必要はありません。「法要をします」でも良いでしょう。

また会議などでも年に数回もない役員会議や非常招集などであれば「執り行う」定例会議などであれば「行う」のほうが良いです。

「執り行う」の敬語について

「執り行う」の敬語について、「丁寧語」・「尊敬語」・「謙譲語」の順でご紹介していきます。

丁寧語

丁寧語では「執り行います」です。「入学式を執り行います」「儀式を執り行います」など広く使われます。この形で「執り行う」が使われることが多いです。もともと「執り行う」自体に改まった意味合いがあるので、この「執り行います」の形でも、丁寧な印象を聞き手に与えることができます。

尊敬語

尊敬語は「れる・られる」を伴い、「執り行われる」という形になります。しかし、「れる・られる」は受身表現でもあるので、使い方に注意しましょう。

「執り行われる」は受身?尊敬語?

「神主が祭事を執り行われました」であれば「執り行われました」は尊敬語です。しかし「祭事が執り行われました」であれば「執り行われました」は受身表現になります。

「祭事が」と「祭事を」の微妙な違いですが、全く違う表現になります。また「結婚式はつつがなく執り行われました」や「葬儀がしめやかに執り行われました」など「執り行われる」は使役表現として使われることが多いです。

尊敬語「執り行われる」は言い換えられる?

尊敬語でもあり使役でもある「執り行われる」は紛らわしく、実際は「執り行われる」は使役表現として用いられることが多いとご説明しました。では分かりやすい言い換え表現をご紹介します。

「執り行う」は「改まって儀式や行事をする」という意味なので「する」の尊敬語「される」「なさる」で言い換える事ができます。例えば「神主が祭事を執り行われました」を「神主が祭事をなさいました」に「社長が会議の進行を執り行われました」を「社長が会議の進行をされます」で言い換えると、尊敬語とわかりやすいです。

謙譲語

「執り行わせていただく」という形の謙譲語もあります。「執り行わさせていただく」ではないので、ご注意ください。案内状などに「結婚式を執り行わせていただく運びとなりました」や「授与式を執り行わせていただきます」などとして使われています。

また「~せていただく、~させていただく」には「相手から行動する許可を得て、その許可を得ることによって自身も恩恵を受ける」という意味も含まれています。このため大勢の人々の賛同や協力が必要な場面では、「執り行わせていただく」という表現はよく用いられます。

「執り行う」は場面の見極めが大切

「執り行う」について意味や例文をご紹介してきました。日本語には「執り行う」のような「改まった場面で」と使用すべき場面を限定してくる言葉がたくさんあります。「執り行う」も含めてそのような言葉は、日常会話から多用して良い言葉ではありません。それぞれの言葉の意味を理解し、しかるべき時にそう言った言葉をきちんと使えるようにしましょう。

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