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「何はともあれ」の意味と使い方・敬語・類語・漢字・失礼か

初回公開日:2018年06月07日

更新日:2020年03月07日

記載されている内容は2018年06月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「何はともあれ」という表現を、誰でも使ったり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。では「何はともあれ」にはどのような意味があり、どのような使い方をするのでしょうか。その「何はともあれ」についての意味や使い方などをご紹介いたします。

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「何はともあれ」の意味と使い方

いろいろな事が起こるのが人生ですが、何らかの事態が発生してしまったとき、その事を振り返って「何はともあれ」という言語を用いるケースがあります。では、この「何はともあれ」とはいったいどのような意味があるのでしょうか。

また「何はともあれ」という言語は、どのようなケースで用いるのが正しい使い方なのでしょうか。言葉の意味や使い方は、それぞれの状況に応じて正しい使い方をしなければ、会話も成り立たず社会人としてのご自身の評価を左右することにも繋がります。

その「何はともあれ」の意味と使い方についてご紹介しましょう。

「何はともあれ」の意味とは?

「何はともあれ」の意味についてご説明します。まず、この「何はともあれ」には他のことは置いておくといった意味や、何らかの事態が起こったことに対してそれよりも大切なことがあるという意味があります。

つまり、あまり良くないことが起こった場合などに「何はともあれ」は、その後に用いられる大切なことへの接続詞的な意味を持ちます。

「何はともあれ」の使い方とは?

「何はともあれ」の使い方についてですが、起こってしまった事態に対して良い方向へ繋げる場合に使います。例えば、どのようなことが起こったとしてもその人自身が無事であれば「何はともあれ無事で良かった」という使い方がされます。

また、どのようなことが起こったとしても遂行しなければならない事情などがある場合でも「何はともあれ」が用いられるケースがあります。そのようなケースでは「何はともあれ任された仕事は行う」といった使い方がされます。

「何はともあれ」を使う場合には、その前に用いられる事情と「何はともあれ」を挟んでその後に用いられる事が同じような意味として使っても成立しません。そのため「何はともあれ」の後に用いられる事が、前の事情を打ち消すような内容として使います。

「何はともあれ」と「とにかく」などとの関係

「何はともあれ」という表現に似た「とにかく」や「さておき」などの言語があります。これらの「とにかく」や「さておき」も、「何はともあれ」と同じように普段から一般的な会話の中で何気なく多用されることが多いのではないでしょうか。

意味や使い方に関してもほぼ同じ印象といえます。例えば「あまり良くないことが起こったものの、何はともあれ(とくかく・それはさておき)無事で良かった」という具合に置き換えて用いることが可能です。

では、似ているとはいえ違いはあるのでしょうか。「何はともあれ」・「とにかく」・「さておき」はそれぞれ単語のように明確な意味があるわけではなく、会話や文章に繋がりを持たせるために用いる表現です。

「何はともあれ」と「とにかく」などを続けて使う

また「何はともあれ」の前後に「とにかく」や「さておき」が続けて用いられることもあります。「とにかく」の場合には「何はともあれ、とにかく無事で良かった」という使い方で「さておき」の場合には「それはさておき、何はともあれ無事で良かった」といった使い方になります。

しかし、明確な決まりがないとはいえ、意味や使い方としては重複となってしまう懸念や回りくどい表現と受け取られることも考えられるため、正式性が重んじられるケースではあまり多用することはおすすめできません。

「何はともあれ」は使わなくても成立する

「何はともあれ」は表現としてクッション的な役割があるため、会話や文章の繋がりに使われますが、必ずしも使用しないといけないというわけではありません。例えば先述しましたように「あまり良くない事が起こったものの、何はともあれ無事で良かった」という使われ方も「あまり良くない事が起こったものの、無事で良かった」でも成立するということです。

それは「とにかく」や「さておき」に同じことがいえます。単独として何かを表現するという意味を持たないからです。そのため「何はともあれ」や「とにかく」などの言語は使い方が重要となります。

「何はともあれ」の敬語

「何はともあれ」そのものに敬語表現があるわけではありません。目上の立場の人に使う場合には、もちろんその前後に用いる表現は敬語を用いる必要があります。しかし、相手が目上の人でも、または年下であっても「何はともあれ」自体の表現は変えられません。

ビジネスシーンでは、失敗を経験することもあるでしょう。そのようなケースで「何はともあれ」を使用することが多く、それを上司に対して使う場合には敬語での表現の繋がりとして用いることになります。

そのため、目上の人に使う敬語で「何はともあれ」を用いる場合には、全体的な文体として敬語表現になるようにする必要があります。

丁寧語での「何はともあれ」

「何はともあれ」を丁寧語での文体で用いるとどうなるのでしょうか。まず、丁寧語というのは「です・ます」といった表現を用いた敬語ですが、この場合には「良くないことが起こりましたが、何はともあれ無事で良かったです」のような表現になります。

尊敬語での「何はともあれ」

「何はともあれ」を尊敬語での文体で用いるとどうなるのでしょうか。尊敬語というのは、目上の人や上司に対して「来ます」などを「いらっしゃいます」といった形で敬意を表す表現です。尊敬語の場合には「良くないことになられましたが、何はともあれご無事でなによりです」といった表現になります。

謙譲語での「何はともあれ」

「何はともあれ」を謙譲語での文体で用いるとどうなるのでしょうか。謙譲語というのは「行きます・来ます・知っています」といった自分自身のことを表す言語を「伺います・参ります・存じます」などに変換して表現する敬語です。

この場合には「良くないことが起こりましたが、何はともあれ無事で良かったと存じます」といった表現になります。

「何はともあれ」の類語・言い換え表現

「何はともあれ」の類語・言い換え表現にはどのようなものがあるのでしょうか。ご紹介しました「とにかく」や「さておき」の他にも「とりあえず」・「いずれにしても」という類語もあります。くだけた表現としては「なんにせよ」・「なんにしても」といった言い換えの表現がされることもあります。

「なんにせよ」・「なんにしても」の使い方

「良くないことが起こったものの、なんにせよ(なんにしても)無事で良かった」という使われ方は一般的に馴染みのある表現でしょう。むしろ友人・知人といった関係においては「何はともあれ」よりも「なんにせよ」のほうが多く使われているといってもいいのではないでしょうか。

「何はともあれ」の漢字

「何はともあれ」という表現は、基本的に「何」以外は漢字は用いません。「とにかく」の場合には「兎に角」という漢字を用いるケースが多く、スマホなどの文字変換ではすぐに出てきます。

「兎に角」のように「何はともあれ」を漢字にすると「何は兎も有れ」となることが考えられますが、まずこのような表現をすることはないでしょう。したがって「何はともあれ」を用いるケースでは「何」以外の部分はひらがなを使うことが一般的です。

そのため「何をともあれ」を無理に漢字にする必要はなく、文章の読みやすさという面においてもひらがなを使ったほうが良いでしょう。

ナニワトモアレとは?

「何はともあれ」を連想させる漫画にカタカナを用いた「ナニワトモアレ」という作品があります。南勝久氏による作品で「週刊ヤングマガジン」に連載されていた「ナニワトモアレ」は、2000年から2007年まで第一部が掲載され、2007年からは第二部として「なにわ友あれ」とタイトル表記を変更し2014年まで掲載されていました。

世間では「ナニトモ」や「ナニ友」と略称で呼ばれることも多く、単行本としては第一部の「ナニワトモアレ」が全28巻、第二部の「なにわ友あれ」は全31巻が発行されています。

「何はともあれ」は目上の人に失礼か

「何はともあれ」を目上の人に使うことは失礼なのでしょうか。結論からすると、使った相手の受け取り方や、使うケースによるでしょう。しかも「何はともあれ」を使うケースとしては、目上の人に何らかの良くないことが起こってしまった場合が考えられます。

そのケースで「何はともあれ」を使えば、その言葉を受け取る目上の人によっては軽々しく感じてしまう可能性もあるでしょう。その理由としては「何はともあれ」には「とりあえず」とよく似た意味あいが含まれているからです。

そのため、絶対に失礼が許されない人にはあまり使わないことが無難です。使う場合には「とにかく」や「いずれにしても」などに言い換えて使うことをおすすめします。

友人に「何はともあれ」を使う場合の注意点

たとえ友人などの普段から仲の良い相手に「何はともあれ」を使う場合でも失礼となってしまうケースがあります。それはその人に起こってしまった事の重さの問題です。使う人からしてみれば何気なく励ますために軽々しく口にしてしまったとしても、使われた人からすると重大な事である場合もあります。

そのようなことからも「何はともあれ」を使う場合には、使う相手の状況やそのときの気持ちにも配慮して用いることが大切です。何気ない一言で関係を壊してしまうケースも少なくありません。充分に気を付けて言葉を使うようにしたほうがいいでしょう。

「何はともあれ」の方言

同じ日本語でも、地方によって表現の仕方が違う方言がありますが「何はともあれ」にもその地域によっての方言があるのでしょうか。まず「何はともあれ」のイントネーションやアクセントは地域によって異なるでしょう。

しかし「何はともあれ」という表現は「とにかく」や「さておき」など多くの言い換え表現があるため、該当する方言にどのようなものがあるかは断定することが難しいでしょう。

「何はともあれ」のメールでの使い方

メールで「何はともあれ」を使う場合には「いろいろなことがあったものの、何はともあれ無事に済ませることができました」や「不運にも交渉は決裂したが、何はともあれ上司には報告しておこう」といった表現となります。

「何はともあれ」の由来

「何はともあれ」の由来ははっきりしていませんが、ほぼ同じ意味として使われる「とにかく」は、仏教の用語である「兎角亀毛」から引用された「兎角」を真似して、平安時代ごろから使われていた「とにかくに」という表現に「兎」と「角」の字を当て、それが現代では「とにかく(兎に角)」と使われるようになったとされています。

「何はともあれ」は使う状況を考えることが大切

「何はともあれ」を使うケースでは、結論として良かったという場合に用いることが多いため、誰かに使う場合には注意が必要なこともあります。そのため、そのときの状況を考え使う相手に対する配慮が大切です。状況を考え使う相手に配慮することが、関係を良好にする方法であり「何はともあれ」を上手く使うことに繋がります。

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