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いいことずくめとは?言葉の意味や間違いやすいポイントや類語・例文を解説

更新日:2024年03月22日

「いいことずくめ」という言葉を使ったことがある方はいらっしゃるでしょうか。この記事では、「いいことずくめ」について、使い方や言い換え表現、似た言い回しの類語などを紹介しています。「いいことずくめ」を活用して豊かな感情表現をしたい方は、是非読んでみてください。

例文3:父はいいことずくめの人生を送った

「父はいいことずくめの人生を送った」という使い方をした場合、「父の人生は、間違いなく良いことばかりだった」という意味になります。

お父さんの人生にも、当然のことですが、いくつもの困難があったことでしょう。不幸な自分を呪った日があったか可能性もあります。

それでも、子どもから見れば「良いことばかりだった」と思えるような人生だったのです。お父さんが後悔のない人生を送ってきたことを、心から讃えられる表現になります。

いいことずくめの類語は何?

「いいことずくめ」という表現は、いろいろな言葉で言い換えることができます。言い換えられる言葉が、類語です。

類語には、表現が言い換えられただけで意味合いは同じ言葉と、意味合いが似てはいるけれど厳密には意味が違っている言葉があるので、注意が必要です。

では、「いいことずくめ」の類語を見ていきましょう。

いいことだらけ

「いいことだらけ」は「いいことずくめ」に類似した表現ですが、若干マイナスのイメージがある言葉です。

例えば、「いいことだらけ」だから「かえって不安になる」、「いいことだらけ」だが「これで大丈夫だろうか」といったように、状況に対して、不安があるときや不信感をおぼえるときに使います。含まれている感情が、不安なのか不満なのかといった違いは、文脈や言い方によって判断できます。

いいことずくし

「いいことずくし」の「ずくし」とは、「同じ種類の事柄がたくさんあること」を意味しています。

「いいことずくめの一週間」にあった「いいこと」は、探していた本を見つけた、ふらっと入った店のランチがおいしかった、というように、種類の違う「いいこと」がたくさんある状態です。

対して、「いいことずくし」の「いいこと」は、従兄の結婚式がある、弟の就職が決まった、というように、同じ種類の「いいこと」が重なった状態を表しているので、「いいことずくめ」とは、少し意味合いが違ってきます。

いいことばかり

「いいことばかり」の「ばかり」にはいろいろな意味がありますが、ここでは「何かの範囲を限定する」という意味で使われています。

「~だけ」や「~のみ」と同じ意味合いです。「いいことばかり」というのは「いいことだけ」がある状態を指します。

「いいことずくめ」との違いは、いろいろな事柄から「いいこと」を挙げていくのではなく、まわりの物事すべてが「いいこと」だと表している点です。

「ずくめ」を使った他の言い回しは何?

「ずくめ」は、他の言葉の後ろについて、「そればかりである」ことを意味する言葉なので、前に来る言葉を換えることで、様々な意味合いで使うことができます。

ここでは、「ずくめ」を使ったいろいろな言い回しを見ていくことにしましょう。

初めてずくめ

「初めてずくめ」といえば、「初めてのことばかり」という意味になります。

例として、海外に行き、今まで経験したことのないトレッキングやダイビング、ディナークルーズなどを楽しんだときに、「今回の旅行は初めてずくめだった」というように使います。

新しいことに挑戦し、知らなかったことを発見する楽しみを表すのにも、ぴったりの表現です。

黒ずくめ

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初回公開日:2022年06月27日

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