三重弁ってどんな言葉?かわいいフレーズやよく使う言葉を紹介
更新日:2024年10月16日
「~さ」は、「~なんだよ」のように語尾に付けて話す三重弁です。
「~さ」は、伊賀弁として使われる方言です。伊賀弁が使われるのは、三重県の北勢地区、中勢地区で使われます。北勢地区や中勢地区にある主な市は、桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市などです。
例えば、相手に呼び掛ける「あのね」は、三重弁では、「あのさ」と使います。自分のことを伝える「私」や「僕」の後にも「~さ」を付け足して、「私さ、あのさ」と連続で使うこともできる方言です。
気になる相手に対して、「あのさ~、私さ~」と呼びかけるとかわいい響きがして、親しみが湧くでしょう。
日常で使われる方言ですので、簡単に使うことができます。かわいい三重弁を使いたい方は、「~さ」を使ってみましょう。
「〜な・〜ない」
「~な・~ない」は、三重県の伊勢市周辺で使われる伊勢弁です。
語尾に「~な」や「~ない」と付け、日常会話で使います。
例えば、「あのな」は、「あのね」と同じ意味です。他にも「私な、あのな~」というように「~な」を連続で使うこともあります。
そして、「~な」は、「こっちにおいで」と相手を呼び掛ける言葉にも付けることができます。「こっちにおいで」を伊勢弁でいうと「こっちおいな」となるのです。さらに「こっちおいない」と「~ない」を付け足して使って伝えることもできます。
文字で見るときつい言い方のように感じる「~な」ですが、ゆったりした話し方で「~な」や「~ない」を使うとかわいいと感じに聞こえます。
「こっちにおいな~」や「あのな~」など「~な」が付いたかわいい三重弁を使ってみましょう。
「〜げな」
「~げな」は、「~だそうだ」という推測の意味で使われる三重弁です。
例えば、「よさげな感じのお土産もらったわ」は、「よさそうな感じのお土産もらったよ」という意味になります。他にも、「ここに荷物があったげな」は、「ここに荷物があったようだよ」という意味で使います。
「~げな」は、地域によっては使わない方言なので、「~げな」という方言が聞こえたら使ってみると、聞いた相手は、「かわいい」と反応してくれるでしょう。
「〜わさ」
「~わさ」は、「~だよ」という意味で使われる三重弁です。
例えば、「あの子、こっちに来たんやわさ」は、「あの子、こっちに来たんだよ」という意味になります。他にも「近所でかわいいケーキが売っとるんやわさ」は、「近所でかわいいケーキが売ってるんだよ」という意味で使うことができます。
「~わさ」は、三重弁ではよく使う方言です。かわいい三重弁を使いたい方は、定番である「~わさ」の使い方も覚えて、かわいい三重弁を使いこなせるようになっておきましょう。
かわいい三重弁12選
三重弁は、関西弁と似ているところはありますが、三重弁独自の方言があります。
三重弁は、イントネーションが柔らかく聞こえる方言がいくつもあります。
イントネーションが柔らかく感じるところが、三重弁がかわいいと言われる理由の1つです。
ここでは、かわいいと感じる三重弁をいくつか紹介します。かわいい三重弁を使って、相手にアピールしてみましょう。
「〜やんやん」
三重弁には、「それはできやんやん」と「やん」を2回続けていうこともあります。これは、「それはできないじゃないか」という意味になります。
「~やん」は、否定を表す意味の方言です。「~やん」を2回続けていうことで、否定の「~やん」を強調している言い方です。
その他に、「ここに行けやんやん」、「がまんできやんやん」などあります。
「~やんやん」と言われるとかわいいと感じることはできますが、三重弁で「やんやん」と言っているときは、否定していると受け止めましょう。
「かなん」
「かなん」は、困ったときにいう方言です。
例えば、「それはかなんな~」は、「それは困ったな~」という意味になります。関西弁でも「かなんな~」は、「嫌だな~」という意味で使われています。
「あんたに好きって言われるとかなんな~」なんて言われるとかわいいと感じてしまいますが、困っていることも気づいておきましょう。
「なにしとん?」
初回公開日:2022年08月04日
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