ありがたいお言葉ってどんな意味?使い方や例文・類語もあわせて紹介
更新日:2024年06月13日
「ありがたいお言葉」の類語・言い換え表現
ここまでで「ありがたいお言葉」の意味や使い方をご紹介してきました。
ここからは「ありがたいお言葉」と似た表現や、別の言葉で言い換えるならどんな表現があるのかをご紹介していきます。
いつも同じ表現を使うと「あの人はいつも同じことを言っている」と思われますが、同じことを言うにも語彙が豊富だと相手に知的な印象を与えることができる可能性もあります。
「光栄なお言葉」
「光栄」というのは「業績や行動を褒められること、重要な役割を任されて名誉に思うこと」を意味する言葉です。
つまり「光栄なお言葉」というのは、自分自身の名誉と感じられるようなお褒めの言葉を相手からもらった時、その喜びや感謝を示す表現として使います。
「ありがたいお言葉」よりもやや堅い印象がある言葉なので、よりオフィシャルな場面で使用することがおすすめです。
【例文】
- 身に余る光栄なお言葉をいただき、感謝いたします。
- ○○様には、光栄なお言葉をいただき弊社一同感激しております。
「過分なお言葉」
「過分」というのは「分に過ぎた扱いを受けること」を意味する言葉です。多くのケースでは謙遜しながら感謝を表す場合に用いられる表現です。
つまり「過分なお言葉」というのは「(謙遜の意味で)自分のような取るに足らない人間にいただけるお褒めの言葉」という意味になります。
目上の人から嬉しい言葉を頂いたとき、謙遜しながらも感謝や喜びを伝える時に使いましょう。これも「ありがたいお言葉」という表現よりは、堅い表現です。
【例文】
- お客様から過分なお言葉を頂戴し、感激しております。
- 過分なお言葉を頂戴し、身の引き締まる思いです。
「恐れ多いお言葉」
「恐れ多い」とは「尊敬する人に対して失礼になるので、申し訳ない」という意味と「自分にとってはありがたく、もったいないこと」という二つの意味があります。
「恐れ多いお言葉」で使う場合は、後者の意味で使われます。
つまり、相手から褒められたり、自分の行為を評価されるような言葉を頂いた場合、その言葉を掛けてもらったことが「自分にとってはありがたたく喜ばしいことです」、ということを相手に伝える表現です。
【例文】
- 恐れ多いお言葉をいただき、ありがとうございます。
- 部長より恐れ多いお言葉をいただき、今後ますますの研鑽を心に誓いました。
「身に余るお言葉」
「身に余る」とは「待遇が、自分の力量や業績を超えて良過ぎる・過分である」という意味と「与えられて仕事や責任が自分の実力を超えていること」というふたつの意味があります。
「身に余るお言葉」に関して言えば、前者の「待遇が、自分の力量や業績を超えて良過ぎる・過分である」の意味で使うのが正しいです。
相手からの評価やお褒めの言葉が自分にとって過大な評価です、という謙遜しながらもありがたい言葉をくれた相手への感謝を述べる場面で使用できます。
【例文】
- 身に余るお言葉をいただき、ありがとうございます。
- 身に余るお褒めの言葉をいただき、感無量です。
「勿体ないお言葉」
「ありがたいお言葉」に代わる言葉最後は「勿体ないお言葉」です。
「勿体ない」は「無駄にしてしまって惜しい」という意味でよく使われますが、「自分の身に過ぎて恐れ多い、かたじけない」という意味もあります。
つまり「勿体ないお言葉」というのは、自分の力量かた考えるとそれを上回る評価やお褒めの言葉を頂いた時、謙虚な気持ちで感謝の気持ちを伝える言葉です。
【例文】
- 〇〇様に、勿体ないお言葉をいただき感無量です。
- △△というような、私にはもったいないお言葉をかけていただき嬉しく思います。
「ありがたいお言葉」への返し方のポイント
初回公開日:2022年09月22日
記載されている内容は2022年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。