長野の方言の特徴は?定番・かわいい・語尾・難しい言葉を一覧で紹介
更新日:2024年06月21日
「なから」は「だいたい・おおよそ・ほとんど」という意味を表しています。
「なか」という言葉が入っているので、程度では真ん中あたりを表しているように捉えてしまいますが、「ほとんど」という表現で使われる方言です。しかし、細かな程度は人によって異なることもあるようなので、少し注意が必要になります。
4:みぐさい
「みぐさい」は「見苦しい・見た目が悪い・みっともない」という意味を表しています。地域によっては「みぐせ」と言うこともあるようです。
漢字にすると「見臭い」となり、意味がイメージしやすくなりますが、基本的にネガティブなニュアンスで使われる方言になります。
5:ずく
「ずく」は「気力・やる気・活力」という意味を表しています。
よく使われる例としては「ずくなし」というネガティブな言い方で、「根性なし」という意味で用いられています。
ポジティブな意味で使う場合は、こまめに熱心に動く人などを指して「ずくがある」という使い方をするようです。
6:こじくれる
「こじくれる」は「拗ねる・ふてくされる」という意味を表しています。
拗ねてしまった相手に対して「そんなにこじくれないでよ」という使い方をしたり、意地悪をする相手に「こじくれちゃうよ」といった使い方をしたりする方言です。
長野のかわいい方言8選
長野にはかわいい方言がたくさんあります。訛りやイントネーションももちろん魅力的ですが、特有の言い回しや単語にもかわいらしさが溢れているのです。
今回は、長野の方言の中でも特にかわいい方言を8つ紹介していきます。
1:めた
「めた」は「とても、ますます、余計に」という意味を表しています。
「超」に近いニュアンスで「めたかわいい」のように使うこともできますし、否定的な文章と合わせて「全然〜ない」のように使うこともあるようです。使い勝手も良く語感がかわいいので、印象に残りやすい方言になります。
2:やぶちゃ
「やぶちゃ」は「みんな」という意味を表しています。
例としては「もうやぶちゃ集まっとるよ」という使い方で、「もうみんな集まってるよ」という意味になります。言葉から意味を推測するのが難しい方言になりますが、意外とシンプルで言葉もかわいいので使いやすいですね。
3:くねぽい
「くねぽい」は「大人びている・大人っぽい」という意味を表しています。「くねっぽい・くねる・くねている」という言い方もあるようです。
かわいい方言ですが、意味を知らずに聞くとネガティブなことを言われていると勘違いしてしまうかもしれませんね。
4:おいないよ
「おいないよ」は「来て」という意味を表しています。「おいな」「おいなよ」と語尾を変えた言い方もあるようです。
例としては「こっちにおいなよ」という使い方で、「こっちに来てよ」という意味になります。とてもかわいい方言で、恋人に使われたらキュンとしてしまいそうですね。
5:しょうしい
「しょうしい」は「はずかしい」という意味を表しています。
笑いが止まらないという意味の「笑止」という漢語が変形した方言と言われており、「そんなに褒められたら、しょうしいわ」などといった使い方をする方言です。
初回公開日:2022年10月03日
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